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日立系の総合技術商社の瑞穂がArcserve OneXafeを導入 TB級のデータバックアップに対応:セキュリティソリューション
瑞穂はArcserveのイミュータブルストレージ「Arcserve OneXafe」を導入した。TB級データのバックアップを実現するニーズに合致したとしている。
Arcserve Japanは2024年1月11日、日立グループの総合技術商社である瑞穂がイミュータブルストレージ「Arcserve OneXafe」を導入したと発表した。
Arcserve OneXafeはデータストレージおよびデータ保護の双方のニーズを満たすソリューションだ。NASとしての機能やオブジェクトストレージの特性を備えており、非構造化データの扱いとバックアップ管理に適しているとしている。
瑞穂、ランサムウェア攻撃への対応策としてArcserve OneXafeを導入
瑞穂は今回のシステム導入によって、ランサムウェア感染の被害を受けた場合でもバックアップデータ保護による迅速な復旧が可能となり、業務継続体制を強化することにつながったとしている。
瑞穂は、ランサムウェア攻撃がバックアップデータの暗号化にまでおよび、その被害を拡大させていることに懸念を感じ、事業継続のためにバックアップデータの保護も重要であるとして体制の強化に取り組んできた。同社はTB級のバックアップ対象データを持っており、現実的なバックアップ時間や復元時間を実現できるソリューションとして最終的に「Arcserve OneXafe」を選択した。
瑞穂がArcserve OneXafeを選択した主な理由は以下の通りだ。
- 4年前から「Arcserve UDP」を導入しており、Arcserve OneXafeの導入は従来の運用の流れを変更することなく大容量データのバックアップを実現できる
- Arcserve OneXafeに書き込まれたバックアップデータに対してイミュータブル(不変)を実現する
- スナップショットを作成でき、迅速かつ確実なリストアを実現できる
瑞穂は2023年3月から構築を開始して導入作業を1日で完了させた。オンプレミスとプライベートクラウドの双方の環境で合計7TBのデータを対象にArcserve OneXafeを使ったバックアップ運用を実施している。
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