noteとGoogleが資本業務提携 生成AIの強力な味方を得る
noteはGoogleとの資本業務提携を発表し、生成AI技術を活用した新サービスの開発と事業領域の拡大を目指す。
noteは2025年1月14日、Googleとの資本業務提携を発表した。生成AI技術を活用した新サービスの開発や事業領域の拡大を目的とした提携とされており、両社の協力体制をさらに強化するものと位置付けられている。
noteは文章や画像、音声、動画を投稿できるメディアプラットフォーム「note」を運営している。同社はサービス開始以来、AI技術を活用し、読者向けのレコメンド機能やコンテンツパトロール作業を実施。さらに2022年の生成AI技術の進展を受けて「note AIアシスタント(β)」を提供開始し、AI技術の活用を加速させてきた。2023年12月にはAI開発に特化した子会社「note AI creative株式会社」を設立し、AI領域での事業展開を本格化させている。
Googleはnoteに何をしてくれるのか
今回の提携に至った背景にはGoogleとの既存の協力関係がある。これまでGoogleの提供するソリューションの活用や共同イベントの開催を通じて両社の関係を強化してきた。2024年4月以降には生成AI関連事業における連携が模索され、資本業務提携の締結に至ったと説明している。
この提携によりnoteはGoogleの技術的支援を受けつつ、AI技術を活用した新サービスの開発が促進されることになる。この提携によりAI技術を活用した新たなサービス開発の促進や事業領域の拡大が期待されている。noteはこの提携を通じてさらなる成長機会を得るとともに創作活動を支援するエコシステムの充実を図り、AI時代における次世代のクリエイター活動を支える土台を築くことが予想される。
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