自社固有のデータの管理と保護を高度化 デジタルガレージ:技術トレンド
自社サービスが持つ固有のデータの品質を維持し、管理するために、デジタルガレージが新たにデータ管理プラットフォームを採用した。
自社サービスの根幹を担うデータの品質や信頼性を保つために、デジタルガレージがデータ管理プラットフォーム「Intelligent Data Management Cloud」(IDMC)を採用した。インフォマティカジャパンは2025年2月18日に発表した。データカタログやデータエンジニアリング、API管理といった機能を一元化する。
決済とデータを軸とした事業成長を目指してデータエンジニアリング体制を強化
現在、デジタルガレージは決済とデータ、テクノロジーを融合させたグループ戦略『DG FinTech Shift』を推進しており、決済プラットフォームを軸にマーケティング、インキュベーション、先端テクノロジーを活用した新規事業などを展開する。
同社は行政などが公開する各種オープンデータを継続的に収集、統合した業界特化型データ基盤「InsiteStream」を開発しており、第一弾として日本国内の飲食店のデータセットを提供している。このサービスにおいて、大規模なデータワークロードの自動化および意思決定やAI主導の洞察に必要な高品質で信頼性の高いデータの提供を目的にインフォマティカのIDMCの活用を決定した。
これまでInsiteStreamでは約100万店の飲食店情報を月次で最新化する際に、データの正確性を保証するために手動で対応が必要なケースが発生していた。この課題に対して、IDMCで稼働するデータ品質管理ソリューション「Cloud Data Quality」(CDQ)およびクラウドデータ統合ソリューション「Cloud Data Integration」(CDI)を利用して、データの品質向上とデータ統合プロセスを効率化した。複雑なデータ環境に対応するとともに、信頼性の高い結果を得るためのデータ品質プロセスの改善を図った。
インフォマティカは、IDMCの導入によりInsiteStreamのユーザーは、より信頼性の高い情報を素早く取得できるようになるとしている。
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