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「E-バイク」ってどんな仕組み? 選び方とは? 主要メーカー4社のおすすめモデルピックアップ【2022年9月版】

「E-バイク」は、スポーツタイプの電動アシスト自転車です。自転車ブームと共に近年注目を集めており、さまざまなメーカーが取り扱っています。今回は、E-バイクの基本的な仕組みや選び方のポイント、おすすめモデルを紹介します。

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 「E-バイク」は、スポーツタイプの電動アシスト自転車です。自転車ブームと共に近年注目を集めており、さまざまなメーカーが取り扱っています。


ジャイアント「ESCAPE R E+」(出典:Amazon

 スポーツ自転車同様、さまざまな種類があり、用途に合わせて選ぶ必要があります。そこで今回は、E-バイクの基本的な仕組みや選び方のポイント、おすすめモデルを紹介します。初心者におすすめのモデルや種類も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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安藤みぃ子

Fav-Log編集部員として収納アイテムや家電、レビュー記事を担当。映画鑑賞が好きなので、時々おすすめ映画の記事なども掲載しています。その他の趣味は、お笑いやラジオ、アニメ、漫画など、エンタメを幅広くチェックする日々を送っています。また、最近はジムに通い始めて筋トレに励んでいます。現在、学生時代の友人と3人でルームシェア中。定期的にコストコへ買い出しに行くため、購入品紹介の記事も掲載しています。

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E-バイクと電動アシスト自転車の違い

 E-バイクとは、電動アシスト機能を搭載したスポーツ自転車のこと。従来のママチャリ(シティサイクル)型の電動アシスト自転車とは、見た目や仕組みが異なる新しい自転車です。


YAMAHA「WABASH RT」(出典:YAMAHA公式サイト

 まず従来の電動アシスト自転車とE-バイクは、パワーユニットが異なります。電動アシスト自転車の多くは、モーターで発生した駆動力をチェーンに伝える「チェーン合力方式」を採用しています。アシスト力にメリハリがあり、ペダルを漕いだ時に足が引っ張られるような感覚になります。

 対してE-バイクは、アシスト力が滑らかな「クランク合力方式」を採用。パワーユニットを小型化できるため、運動性能に影響するチェーンステーを短くできます。通常のスポーツ自転車と同じ設計のため、ペダルのダイレクト感や走行性能に優れており、サイクリングや長距離の走行、険しい山道も走ることが可能です。

E-バイクの種類とおすすめシーン

 スポーツ自転車タイプのE-バイクは、さらにロードバイクタイプ、クロスバイクタイプ、マウンテンバイクタイプの3種類に分類できます通勤や街乗りには、クロスバイクタイプがおすすめです。ストレートハンドルのため、スポーツ自転車に乗り慣れていない人でも、ラクな体勢で走行できます。通常のクロスバイクよりも長距離の移動がラクになるため、より行動範囲が広がりそうです。

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YAMAHA「CROSSCORE RC」(出典:YAMAHA公式サイト

 サイクリングやヒルクライムには、ロードバイクタイプが適しています。電動アシストが付くことで体力に自信がない人でも、坂道やロングライドを楽しめるでしょう。

 マウンテンバイクタイプは、山道などの舗装されていないオフロードを走るのにおすすめです。登山とE-バイクを組み合わせた楽しみ方も注目されています

Eバイクの選び方ポイント

ドライブユニットの違いを知ろう

 E-バイクを選ぶ際は、ドライブユニットの違いを確認しましょう。ドライブユニットはアシスト方式との違いで主に3種類に分けられます。その中でも一般的なのが、「センターマウント リアドライブ」です。ドライブユニットが、自転車のボトムブラケット(ペダルがはまっているところ)に搭載されています。ペダルのすぐ近くにあるため、踏み込に対して即座にアシスト。スムーズに前へ進む感覚を味わえます。車体の重心、低い位置にドライブユニットが搭載されているので、バランスも取りやすく、初心者にもおすすめです。


ジャイアント「ESCAPE R E+」(出典:Amazon

 「リアマウント リアドライブ」方式は、後輪の中心にあるハブにモーターを搭載しています。そのため、後輪を回して直接アシストし、後ろから押されている感覚になります。ただ重心から離れた位置にあるため、多少バランスが取りにくい傾向にあります。

 前輪のハブにモーターを取り付ける「フロントマウント フロントドライブ」方式は、通常の自転車と同じように、ペダルを漕いだ力がチェーンを通じて後輪を回転させます。前輪はモーターが回すため引っ張られる感覚になり、直進安定性に優れたタイプです。一方で前輪にモーターが付いているため、ハンドリングが重くなるデメリットがあります。そのため、小径車のミニベロに採用されることが多いです。

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バッテリーの搭載方式や容量を確認しよう

 バッテリーの搭載方式は、見た目と乗りやすさに影響を与えます。多くのE-バイクに採用されているのが、ダウンチューブに取り付ける「外付けタイプ」です。外見のスタイリッシュさは多少損なわれますが、バッテリーの着脱が簡単にできる上に、バッテリー容量の自由度も高いのがメリットです

 対して「インチューブ方式」は、チューブ内にバッテリーを搭載します。見た目がすっきりするのがポイント。重心も低くなるため、パランスも取りやすくなります。ただし、バッテリーの取り外しがしづらくなる、バッテリー容量に制限があるモデルも多いので、その点は注意が必要です。


トレック「Rail 5」(出典:トレック公式サイト

 バッテリー容量は一般的に12~16Ahクラスであれば、長距離走行でも安心です。サイクリングでのロングライドで使用する場合は、なるべく大きいものだと安心ですが、その分重量も重くなるため注意しましょう。また通勤や街乗りがメインであれば、それほど容量が大きくなくても問題ないようです。こまめに充電できる環境であれば、10Ah未満の容量でも充分でしょう。

Eバイクを扱っているメーカーとおすすめモデル

BESV(ベスビー):台湾のE-バイク専業メーカー

 ベスビーは台湾のIT企業が母体の、E-バイク専業メーカーです。革新的なデザインと優れた走行性能は、E-バイクの主戦場であるヨーロッパで高い評価を受けています

 クロスバイクタイプの「JF1」は、ベスビーのデザインアイデンティティが感じられるモデルです。アルミフレームで軽量のため、キレのあるスポーティーな走りを実感できます。

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ベスビー「JF1」(出典:ベスビー公式サイト

 ストレートハンドルのため、初心者でも乗りやすく、通勤や街乗りに適しています。パワーユニットは、「リアマウント リアドライブ」方式を採用。バッテリーはインチューブ方式で搭載されているので、スタイリッシュなデザインを実現しています。フルカラー液晶ディスプレイも搭載されており、スピードや走行距離、ケイデンス(1分間のペダルの回転数)が一目で確認できます。バッテリー容量は7Ah。初めてのE-バイクにおすすめのモデルです。

TREK(トレック):米国のスポーツ自転車メーカー

 トレックは全米シェアNO.1を獲得している、米国のスポーツ自転車メーカーです。E-バイクに関しては、日本におけるアメリカブランドの先駆けといわれています。

 マウンテンバイクタイプの「Rail 5」は、通常のトレイルバイクのように、山道を攻めた走りが可能です


トレック「Rail 5」(出典:トレック公式サイト

 アルミフレームに、工具を使わず着脱できるバッテリーを内蔵。ドイツのメーカー「BOSCH(ボッシュ)」のドライブユニットを採用しており、パワフルな走りを実現します。シャフトやリフトなしに山頂へと上がれるパワーを備えているため、トレイルを楽しみたい人におすすめです。ドライブユニットは「センターマウント リアドライブ」方式です。

ジャイアント(GIANT):世界最大規模の自転車ブランドのE-バイク

 ジャイアントは、自転車の生産台数は世界一といわれている、台湾の自転車メーカーです。高品質ながらも低価格な製品が多く、コスパの良さも魅力となっています。日本でも多く流通しているため、見たことがある人も多いかもしれません。E-バイクも手がけており、ヤマハと共同でドライブユニットを開発しました。

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 「ROAD E+」は、バッテリーをダウンチューブに内蔵した、スタイリッシュな見た目のロードバイクタイプのE-バイクです


ジャイアント「ROAD E+」(出典:ジャイアント公式サイト

 フロントフォークはフルカーボンで、450gという軽さ。振動の吸収性にも優れており、快適な乗り心地を実現します。バッテリー容量は13.8Ahと大容量なため、ロングライドも安心して楽しめます。ドライブユニットは、「センターマウント リアドライブ」方式を採用。e-MTB(電動アシスト付きマウンテンバイク)にも使用する強力なドライブユニットを搭載しており、スピードと安定感に優れたモデルです。ロードバイクらしい走行を楽しめそうです。

MIYATA(ミヤタ):130年の歴史を持つ日本メーカー

 MIYATA(ミヤタ)は、日本初となる安全型自転車製造を始めた老舗メーカーです。長年にわたり培ってきた技術と知識を、最新テクノロジーと掛け合わせ、細部にまでこだわったE-バイクを製造しています

 クロスバイクタイプの「CRUISE i 6180」は、インチューブバッテリーのハイスペックモデルです。


MIYATA「CRUISE i 6180」(出典:MIYATA公式サイト

 インチューブバッテリー方式を採用することで、従来のCRUISEシリーズよりも低重心化を実現。より安定感が向上し、快適な乗り心地へと進化しています。またサークルロックを標準装備しているため、気軽に止めやすく、街乗りにおすすめです。バッテリー容量は11.6Ah。ドライブユニットは、シマノのSTEPS DU-E6180を採用しており、スムーズなアシストが魅力です。

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