レビュー

サロモンのコスパ抜群登山靴「アウトライン ゴアテックス」は、幅広く使える万能シューズ! 登山ショップ店員が使用して感じた魅力とは?

サロモン(Salomon)の「アウトライン ゴアテックス(OUTline Gore-TEX)」は、登山靴の中ではリーズナブルな価格がうれしい防水トレッキングシューズです。サロモンが独自開発したソールやこだわりの生地を使用しているため、安全に登山を楽しめます。

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 サロモン(Salomon)の「アウトライン ゴアテックス(OUTline Gore-TEX)」は、公式ストアでの販売価格が1万4300円(税込)と、登山靴の中ではリーズナブルな価格がうれしい防水トレッキングシューズです。サロモンが独自開発したソールやこだわりの生地を使用しているため、安全に登山を楽しめます。シンプルでおしゃれな見た目で、タウンユースがしやすいのもうれしいポイント。

 今回は、「アウトライン ゴアテックス」を約2年間使用した筆者が、その魅力を紹介します


サロモン「アウトライン ゴアテックス」

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おかだあきほ

フリーランスライター兼アウトドアショップスタッフ。富士登山をきっかけにアウトドアにはまり、登山やキャンプ、トレイルランニングなど幅広いアクティビティを一年中楽しんでいます。勤務するアウトドアショップのお客さまから寄せられるお悩みや自身の山体験を生かし、リアルで深い内容を発信! リモートワーカーのため、仕事や日常を快適かつ生産的に行うためのガジェット選びも得意です。

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コスパ抜群の多用途シューズ

 サロモン「アウトライン ゴアテックス」は、防水性を備えたトレッキングシューズです。一般的な舗装道路から乾いた登山道、ぬかるんだ泥道、ぬれた岩場など、幅広い場面で活躍するように設計されています。日本アルプスなどの厳しい環境を長時間歩くなど、難易度の高い登山での使用はやや難しいものの、500~2000mほどの山でのハイキングや、傾斜の緩やかなトレイルランニングなど、さまざまなアウトドアに対応できる汎用性の高いモデルです。


サロモン「アウトライン ゴアテックス」(出典:Amazon

 シューズ内部はクッション性が高く、長時間履いていても疲れにくいのも魅力。また、全体的にシンプルな構造になっており、一般的なスニーカーのように気軽に使えるうえ、ガシガシ洗っても傷みにくいメンテナンスのしやすさや、メッシュがふんだんに使われていることによる乾きやすさも気に入っています

軽量で機動力が高い

 「アウトライン ゴアテックス」が支持されるポイントの一つは、見た目以上に軽いこと。一般的なスニーカーは片足約300g前後、トレッキングシューズは400~500gほどなのに対し、このモデルはわずか350g(メンズ 27.0cmの場合)。一般的なスニーカーよりも少し重いくらいなので、足を軽々と動かしやすく、長い間歩き続けても負担を抑えられるのが魅力です。そのため、初めてトレッキングシューズを購入する登山初心者の人にもおすすめです。


軽量かつしなやかなので、足の動きを妨げない

 持ち運びしやすい軽さなので、登山前後で靴を履き替えたい場合にも快適に使えます。さらに、旅行先にある山でハイキングを楽しみたい場合や、足元の悪い自然の中にある観光スポットに行く場合にも、シューズバッグに入れて持って行きやすい手軽さが強みです。

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サロモン独自の素材や登山に必要な機能を搭載

 「アウトライン ゴアテックス」は1万円台前半とリーズナブルで購入しやすい価格設定でありながら、サロモン独自の素材や、安全に登山をする上で必要な機能を多数搭載しています。ソールには、サロモンが独自に開発した素材「Contagrip」を採用。高い耐久性を持ちつつ、あらゆる地面の状況で高いグリップ力を発揮する素材で、登山靴やトレイルランニングシューズ、冬用靴などに幅広く使用されています。


サロモン独自の「Contagrip」ソールを使用

 ぬれた岩場やぬかるんだけもの道、木の根が張り巡らされた森の中など、さまざまな状況下でも滑りにくいのがポイントです。筆者も低山ハイクなどで何度も使用してきましたが、雨の後のぬれた道や大きな岩を通過する場合にもギュッとグリップが効くため、信頼感を持って登山を楽しめました

 登山でありがちなトラブルを防いでくれるデザインも魅力です。つま先はソールと同素材でカバーされており、岩に足をぶつけてもケガをしにくい設計。足首周りはクッション性の高い柔らかな素材でできているため足首を動かしやすく、素肌と擦れて痛くなるリスクも抑えられます。

ゴアテックス採用で防水性が高く蒸れにくい

 シューズ上部には防水透湿素材「ゴアテックス」を使用しているため、外からの水分を遮断しながら、汗や熱気による蒸れを最小限に抑える機能もあります。天気が悪い日や、汗をたくさんかく暑い夏にも快適に使用できます。


メッシュとゴアテックス素材を合わせ、防水性と透湿性、通気性を兼ね備えたモデル

 ゴアテックスシューズと聞くと、パリッと硬い足あたりを想像する人もいるかもしれませんが、こちらのシューズはとてもしなやか。大きく動く足指のつけ根や足首部分には、柔らかいメッシュが多く使用されているため、ストレスを感じにくい設計になっています。個人差がありますが、筆者は靴擦れもありませんでした。

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コーディネートしやすいシンプルデザイン

 マットな質感でシンプルなデザインで、コーディネートを選ばずに使用可能。一般的なトレッキングシューズよりもスポーティー感が抑えられ、ゴツさが少ないのが特徴です。そのため、シンプルな服装が好きな人や、登山だけでなくキャンプウェアやタウンユースにも使える1足を探している人にもおすすめです。


ジーンズやチノパンなどとも相性が良い

グリップ力や横幅の狭さが気になることも

本格的な登山靴よりグリップ力などがやや弱い

 「アウトライン ゴアテックス」はタウンユースからハイキングまで幅広い用途で活躍する軽量シューズとして開発されているため、本格的な登山靴と比較してグリップ力やソールの防水性がやや低いように感じます。高山の縦走などで厳しい環境を長時間歩く、悪天候時に本格登山をするなどの場合には、サロモン「CROSS HIKE」や「X ULTRA」などの上位モデルを検討するのがよいでしょう。ただし、さまざまな機能を盛り込んだシューズであればあるほど重くなってしまうため、何を重視したいかを考えて選ぶことが大切です。


サロモン「CROSS HIKE GORE-TEX」(出典:Amazon

やや幅が狭いためサイズアップが必要なことも

 サロモンのシューズ全体に言えることですが、横幅がやや狭いケースが多いため、サイズ選びに注意が必要です。特に幅が広い人は、普段履いている登山靴よりも1~2サイズ上げる方が快適に使用できる可能性があります。筆者は普段24cmの登山靴を履いていますが、サロモンシューズの同サイズは小指が靴に当たる感覚があり、0.5cmアップした24.5cmを選びました。実際に試着するのがおすすめですが、オンラインストアで購入する場合は、心配であれば大きめのサイズを選ぶとよいでしょう。

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