NeoとAir、どちらを選ぶ? 現行「MacBook」まとめ【2026年春版】(1/2 ページ)
現行MacBookシリーズについて、それぞれの特徴を紹介します。
Appleは2026年3月に、MacBookシリーズの新モデル「MacBook Neo」、チップセットを最新世代に交代した「MacBook Air(M5)」、M5世代の上位チップを搭載した「1MacBook Pro(M5 Pro/M5 Max)」を発売しました。2025年10月に先んじて発売されていたM5チップ搭載の「MacBook Pro(M5)」に、これらの新モデルが加わり、M5世代のMacBookラインアップが勢ぞろいした形です。
本稿では、現行のMacBookシリーズについて、それぞれの機種の概要とポイントを押さえつつ、全体像を確認していきましょう。
井上晃
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway
MacBook Neo(A18 Pro)
「MacBook Neo(A18 Pro)」は、ラインアップにおける最安価の選択肢です。対角13.0インチのディスプレイを備え、9万9800円(税込、以下同)~で手が届きます。「256GB Magic Keyboard」(9万9800円)と、「512GB Touch ID搭載Magic Keyboard」(11万4800円)の2モデルのみが用意されており、Touch IDを使いたい場合には、後者を選ぶ必要があります。ユニファイドメモリは8GBのみで、ストレージのカスタマイズもありません。
本体サイズは29.75(幅)×20.64(奥行き)×1.27(高さ)cm、重量1.23kg。後述する「MacBook Air」よりもひとまわりコンパクトですが、重さは同じです。本体素材はアルミニウムで、「ブラッシュ」「インディゴ」「シルバー」「シトラス」の4色展開です。
搭載チップは「iPhone 16 Pro」と同じ「A16 Pro」なので、重いクリエイティブツールをガンガン使うには不向きでしょうが、メールチェックやブラウジング、簡単な書類作成などには必要十分な性能を備えていると言えます。なお、AAAタイトルのゲーミングやハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシング、Apple Intelligenceの生成AI機能などはしっかりサポートしています。
上位モデルと比較した際の注意点としては、(1)ディスプレイの色域がP3ではなくsRGB、最大輝度が500ニト、(2)トラックパッドが感圧式ではない、(3)Webカメラがセンターフレームやデスクビュー機能に非対応、(4)内蔵スピーカーが「デュアルスピーカーサウンドシステム」であること──などをチェックしておきましょう。
インタフェースについては、左側面にUSB Type-Cポートを2基(USB 3×1とUSB 2×1)搭載。奥側のポート(USB 3、DisplayPort 1.4対応)は、外部モニターへの出力もサポートしています。
MacBook Air(M5)
ラインアップのなかでも特にコストパフォーマンスが高いと言えるのが「MacBook Air(M5)」です。最新世代のM5チップを搭載しつつ、価格は18万4800円~。13.6インチと15.3インチの2種類で展開されています。ポイントは、最小構成のストレージが512GBに増えたこと。また、オプションで最大4TBモデルも選べるようになったことも見逃せません。ユニファイドメモリは16GBからです。
前世代のM4モデルと比べると、M5モデルではチップの「メモリ帯域幅」(プロセッサとメモリの間のデータ転送速度)が120Gbps→153Gbpsへと順当に向上しました。GPU性能も大幅に伸びており、例えば画像処理ソフトの「Affinity」の処理が最大1.5倍高速になったとうたわれています。日常的にクリエイティブツールを使うような人にとっても、十分パワフルな相棒となるでしょう。
また、M5世代ではコアごとにNeural Acceleratorsを備えたことで、AI処理を効率的に行えるようになっており、M4モデルの最大4倍の速度でAI処理が可能だとされます。
廉価モデルのMacBook Neoと比べると、(1)ディスプレイが広色域のP3になること(輝度は500ニトで共通)、(2)トラックパッドが感圧式になること、(3)Webカメラがセンターフレームやデスクビューに対応すること、(4)スピーカーが「4スピーカーサウンドシステム」になること、(5)インタフェースがThunderbolt 4ポート×2になること──など、多くの仕様がより上位の構成になります。
画面輝度やリフレッシュレート、内蔵スピーカーなどにこだわらなければ、多くの用途に幅広く対応できる選択肢だと言えます。
MacBook Pro(M5)
MacBook Pro(M5)は、MacBook Air(M5)と同じく「M5」チップを搭載した上位モデルです(正確に言えば、GPUのコア数がAirで8コアだったのに対し、Proで10コアになるなど、若干の仕様差がありま。)。価格は27万9800円~で、9万5000円もはね上がります。最小構成でもストレージは1TBからで、Airの倍近くあります。一方、メモリはこちらも16GBからです。
Airと比べた際のメリットとしては、(1)ディスプレイが最大1000ニトに対応して屋外でも見やすくなり、最大120Hzのリフレッシュレートに対応したより滑らかな表示が期待できること、(2)内蔵スピーカーが「フォースキャンセリングウーファーを備えた、原音に忠実な6スピーカーサウンドシステム」になり、より臨場感のあるサウンド体験が伴うこと、(3)マイクがスタジオ品質になること、(4)インターフェースがThunderbolt 4ポート×3になり、HDMIやSDXCカードスロットも使えること──などを押さえておきましょう。
高額にはなりますが、もしプロやハイアマチュアのクリエーターとしてMacBookを扱うならば、やはりここが最低ラインとなるでしょう。特に、ディスプレイのリフレッシュレート120Hz対応と、ポート数の多さは重要です。
MacBook Pro(M5 Pro/M5 Max)
最上位チップを搭載した上位のMacBook Proもあります。ただし、こちらは最小構成でも36万9800円~。仕事や趣味での日常的な作業が前提にあり、マシンの処理速度の必要性に迫られなくては手が出せない価格帯です。最小構成のストレージは1TBからで、上限は4TB。メモリは24GBからで、オプションで最大64GBの構成も選択できます。
前世代モデルのM4 ProとM5 Pro搭載モデルを比較すると、CPUのコア構成が「10の高性能コアと4つの高効率コアを搭載した最大14コアのCPU」から「6つのスーパーコアと12の高性能コアを搭載した最大18コアのCPU」へと変わっており、さらにメモリ帯域幅も273Gbpsから307Gbpsへと順当に数値を伸ばしました。GPUに関しては、コア数こそ最大20コアで変化していないもののコアごとに「Neural Accelerators」を備え、AI処理が強化されていることはほかのM5世代と同一です。
さらに、上述したM5モデルのMacBook Proと比べた場合、処理性能が大幅に向上する以外の差としては、ポートの規格について認識しておきましょう。M5 Pro/M5 Maxモデルでは「Thunderbolt 5ポート×3」を備えており、Thunderebolt 4のデータ転送速度(理論値)が40Gbpsだったのに対し、M5 Pro/M5 MaxモデルではThunderbolt 5では80Gbpsに倍増します。
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