浴室で動画や音楽を楽しんだり、水辺のアウトドア環境でカメラを使ったりと、水や湿気、雨が気になるシーンでもiPhoneを使う場合があります。水没などでスマホが深刻なトラブルに見舞われることもあり、iPhoneの防水性能って気になりますよね。
最新の「iPhone 11」は「IP68」等級という防水・防塵(じん)性能を備えており、ぬれた手で操作したり、キッチンでの水はね程度なら問題ありません。しかし、さらにハードなシーンに備えるには、専用の防水グッズやケースを利用したいところです。
iPhone 11が備える防水機能は、あくまで常温環境での性能であり、お湯を張った浴槽への水没や、洗剤などの水以外の液体には気を付けなければなりません。また、浴室は湿度が非常に高く、端子やスピーカーなどへの飛沫や水蒸気の侵入も気になります。
浴室で動画を視聴するのであれば、横置きで使用できるスタンドがついているものが便利。ただしスタンドに関しては、iPhoneを防水ケースに入れたうえで、通常のスタンドを使用するという手もあります。
浴室利用の場合は、その都度出し入れするソフトケースがおすすめです。なお、本格防水のケースは、密閉度が高くなるので、ケースに入れたままの通話には不向きなものがあります。
プールサイドや海岸など、ずぶぬれの恐れがあるシーンを想定するのであれば、端子やスピーカーなどへの浸水には十分注意する必要があります。浴室利用と同様、本体をすっぽりと包み、持ち運び用にストラップを付けられるソフトケースがいいでしょう。
ケースに入れたままでもカメラ操作ができるものがよく出回っていますが、入れたままの操作が可能かどうかは購入前に必ず確認しておきたいところです。なお、水中撮影が目的ではなく、海やプールで持ち歩いて都度出し入れするのであれば、操作性はあまり気にする必要はないでしょう。
手が滑って落下させてしまった際に安心な、フロート機能も押さえておきたいポイントです。落下させても水面に浮きあがってくれるので、水底まで沈んでしまう心配がありません。
川辺や海岸などでのアウトドア利用なら、スマホを保護するハードケースがおすすめ。不意なアクシデントなどに対応するためにも、防水に加えて防塵・耐衝撃性を備えたものがいいでしょう。
ハードケースにはスタイリッシュなデザインのものも多く、普段使いにもばっちり対応できます。アウトドア系のブランドから出されているものもあります。
浴室での動画視聴にぴったりな、スタンドにもなるソフトタイプのブック型防水ケースが藤本電業の「M-WP02BK」です。シンプルなデザインですので、キッチンやオフィスのような場所でも気兼ねなく利用できるのではないでしょうか。
3重ジッパー構造を採用しており、iPhone本体をしっかりガード。もちろんケースに入れたままタッチ操作でき、ネックストラップが付いているので、海やプールでのもち運びにも便利です。
カメラ窓がありケースに入れたまま撮影もスムーズに行えます。標準希望小売価格が2420円 (税込、以下同)とリーズナブルなのもうれしいですね。
米国のアウトドアブランド「WILD THINGS(ワイルドシングス)」とコラボした、水に浮く防水ケースです。アウトドア派のユーザーにとっては、ちょっとしたおしゃれになるのもポイントです。
万一水中に落水させても沈むことがないので、見つけやすく、水辺での紛失を防止できます。防水仕様のスマホでも、水中に長時間沈むと水が侵入して故障の原因になりますが、そうしたトラブルも避けられます。
装着が簡単でスムーズな出し入れができるもの大きなポイント。水深20mで約30分間耐えられる高い防水性を備えていますので、海・川へはもちろん、キャンプやスノーボードなど季節問わず活躍できるでしょう。なお、浮いてしまう構造のため、水中撮影は少し苦手かもしれません。価格は3300円(税込)です。
防水・防塵・防雪・耐衝撃と4つのタフネス性能を持ち合わせた、スマホアクセサリーブランド「LIFEPROOF」の防水ケースです。防水以外にも強力なスペックを誇り、アウトドアでの利用にはまさに最強と言えるでしょう。
ガッチリと装着するハードケースですがシンプルかつスタイリッシュなデザインですので、普段使いとしてカジュアルやビジネスシーンでも違和感なく使えるでしょう。
直販サイトでの価格は1万1528円と高価ですが、価格に似合った安心感と満足感を得られるはず。端末補償サービスも提供されており、万が一の事態への備えも万全といえます。
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