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» 2020年05月23日 15時54分 公開

「単機能電子レンジ」おすすめ3選 温めるだけと侮るなかれ【2020年最新版】

冷凍食品やお弁当を温める「電子レンジ」。今や欠かせない家電の1つです。この記事では、温める機能のみを備えた「単機能電子レンジ」を選ぶ上でチェックしたいポイントを解説しつつ、それを踏まえたおすすめ商品を紹介します。

[ITmedia]

 作り置きの料理はもちろん、弁当や冷凍食品を温める際に活躍する「電子レンジ」。今や欠かせない家電の1つといえます。最近はオーブン機能を備える「オーブンレンジ」が主流ですが、「とりあえず温める機能があればいい」「オーブン機能は別体にしたい」という人には単機能の電子レンジがおすすめです。

 この記事では、単機能の電子レンジを選ぶ上でチェックしたいポイントと、それを踏まえたおすすめ商品を紹介します。

電子レンジ 意外と奥深い単機能電子レンジ(写真はアイリスオーヤマの「IMB-T176」

自分の家では正しく使えないかも!? 「対応周波数」をチェック

 日本の電気は地域によって「50Hz」か「60Hz」を採用しています。おおむね東日本(静岡県の富士川以東)が50Hz、西日本(静岡県の富士川以西)が60Hzですが、県境地帯や離島では一部例外もあります。

 最近でこそ「ヘルツフリー」、つまり50Hz地域でも60Hz地域でも問題なく使える家電や電子機器が増えました。しかし、単機能電子レンジでは「50Hz地域用」と「60Hz地域用」が別モデルとして存在することが今でもあります。特に、低価格帯のモデルではヘルツフリーではないことが多いです。

 「異なる周波数を用いる地域が近隣にある」、あるいは「地域で2つの周波数が混在している」場所に所在する店舗でもない限り、家電量販店の実店舗ではその地域(周波数)に合ったモデルが置かれていると思います。Web通販や周波数の共存(混在)地域にある家電量販店で購入する際は、面倒でも50Hz地域用なのか、60Hz地域用なのか、ヘルツフリーなのかを必ず確認するようにしましょう。

50Hz地域と60Hz地域をまたがって引っ越すときはどうする?

 50Hz地域と60Hz地域をまたがって引っ越す可能性が少しでもある場合は、ヘルツフリーの製品を購入することをおすすめします。

 どちらかの周波数の専用製品を購入した場合でも、修理扱いで対応周波数を変更する改造をしてもらえることがあります。改造は基本的に有償となりますが、保証期間内であれば一部費用が無償(免除)となるケースもあります。詳しくは製品のカタログや取扱説明書を参照してください。


周波数 特に低価格帯の単機能電子レンジをWeb通販で買う場合は、自分の地域に合致する周波数の製品を選択しましょう。対応周波数の記載がない場合は、ヘルツフリー(50/60Hz対応品)かどうかのチェックを忘れずに

大きな弁当も温める? 「庫のサイズ」をチェック

 電子レンジを使う目的の1つとして、「弁当を温める」というものがあると思います。コンビニエンスストアやスーパーマーケットで買ってきた弁当はもちろんですが、自分や家族が作った弁当を職場などで温めるケースもあるでしょう。

 特に弁当を温める機会が多い場合は、温め庫のサイズをチェックしましょう。特に、後述する「ターンテーブル式」の電子レンジでは、弁当箱のサイズに対して庫が小さすぎると、温める際に弁当箱が正常に回転できず、温めにムラが出てしまいます。

 最近でこそ、家庭用の電子レンジで温めることを想定したコンパクトな弁当箱もあります。しかし、設置場所との相談になりますが、弁当の温めを主な用途とする場合、できるだけ庫のサイズが大きい電子レンジを選びたいです。

庫のサイズはしっかりチェック 弁当を温める機会が多い場合は、庫のサイズをチェックしましょう(出典:山善)

コスパ重視? 手入れ重視? 「テーブルの形状」をチェック

 電子レンジには、大きく「ターンテーブル式」と「フラットテーブル式の2方式があります。

 その名の通り、ターンテーブル式電子レンジの庫内には「ターン(回転)テーブル」があります。これが回転することでムラなく温められます。コスト面で有利で、低価格帯の製品でよく使われます。

 ただし先述の通り、温めるものが大きすぎる場合は温めにムラが生じる可能性があります。また、ターンテーブルを含めて掃除の手間が若干かかります。

ターンテーブル式 最近のターンテーブル式電子レンジのターンテーブルは簡単に取り外せますが、フラットテーブル式と比べると掃除に若干の手間がかかります(出典:アイリスオーヤマ)

 一方、フラットテーブル式電子レンジは、中にターンテーブルがなく、庫内全体にマイクロ波を拡散することで温めます。ターンテーブル式と比べると価格は高めですが、最近は中価格帯(1万円前後)の製品も出てきました。

 フラットテーブル式のメリットは、何より掃除が楽なこと。ターンテーブルのない分、庫内を広く使えるのも魅力です。ただし、以前と比べると大きく改善はされていますが、温めるものが“固定”される分、温めムラが生じやすいです。

フラットテーブル フラットテーブル式の電子レンジは、拭き取り掃除がしやすいです。ただし、その設計上、温めムラが生じやすいです(出典:パナソニック)

温めスピードは速い方がいい? 「ワット数」をチェック

 電子レンジの加熱能力はワット数(電力量)で決まります。電子レンジ対応の冷凍食品や弁当の多くが記している通り、電子レンジのワット数の基準は「500W(ワット)」です。

 しかし、冷凍された肉や魚介類を解凍するために、500Wより弱い出力に調整できるものや、逆に温め時間を短縮するためにより強い出力に調整できるものもあります。電子レンジは、基本的にワット数が大きいほどボディーも大きくなります。もちろん、消費電力も大きくなるので気を付けましょう。

調整機能 ワット数調整機能が付いていれば、温めるものに合わせて出力を調整できます(出典:日本美的)

おすすめの電子レンジはこれ!

 上記のポイントを踏まえた上で、おすすめの単機能電子レンジを3機種紹介します。

NE-FL221(パナソニック)

 パナソニックのフラットテーブル式単機能電子レンジで、50Hz地域でも60Hz地域でも共通して使えるヘルツフリー設計です。

 税込み実売価格が2万円台半ばと、単機能電子レンジとしては高価格ですが、家庭用としてはとても強力な1000W出力の温めに対応しています。庫内寸法も、約321(幅)×365(奥行き)×206(高さ)mmと広々しています。

 フラットテーブル式の“弱点”である温めムラへの対策として、マイクロ波を分散させる「スクリューアンテナ」を備えており、ムラが特に問題となる解凍用途でも使いやすくなっています。

NE-FL221

CF-AM171(日本美的)

 中国の大手家電メーカー「Midea(マイディア、美的)」がヨーロッパで展開してきた「Confee'(コンフェ)」ブランドのターンテーブル式電子レンジです。最大出力は700Wで、解凍に使える200W出力モードもあります(標準は500Wです)。

 税込み実売価格が6000円程度と手頃である一方、シックかつシンプルなデザインと鳴っているのも魅力です。

 ちなみに、メーカーのMidiaは世界的にも大手の家電メーカーで、日本の「東芝ライフスタイル」も傘下に収めています。

CF-AM171

YRL-F180(山善)

 山善のフラットテーブル式電子レンジで、税込み実売価格が1万円弱と、同方式のものとしては手頃な価格を実現しています。また、50Hz地域でも60Hz地域でも使えるヘルツフリー設計であることも見どころです。

 操作パネルは木目調のデザインを採用しており、ボディーカラーもホワイトとブラックから選べます。「手頃なフラットテーブル式電子レンジがほしい」という人におすすめです。

YRL-F180

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