食パンにハムやチーズ、ツナなどをはさんでこんがりと焼き上げたホットサンド。食パン以外にも、ベーグルやイングリッシュマフィンを使ったり、具もさまざまなバリエーションがあったりと、新しいレシピがネット上に公開されています。
そんなホットサンド作りに欠かせないのが、ホットサンドメーカーです。自分にぴったりな製品を選ぶには、どんなポイントがあるのでしょうか? 今回は電気式のホットサンドメーカーに注目してみました。
ホットサンドメーカーはガスコンロなどで加熱する調理器具の直火式と、電熱線で加熱する調理家電の電気式の2種類があります。
直火式は小型のフライパンを上下合わせたような構造で、シンプルなため故障なども少なめ。コンパクトで持ち運びもしやすく、キャンプなどアウトドアでも使えるのがメリットです。ただし、直火にかけるため、調理中は常に人が付いていないといけません。
電気式もパンを上下からはさみ焼きにする構造は同じです。コンセントが必要になるため、屋外では使いにくいかもしれません。サイズは直火式より大きくなってしまいます。ただ、火を使わないため、忙しいときでもある程度おまかせできるのがメリットです。
1度に何枚焼けるのかも、ホットサンドメーカー選びの大事なポイントです。1人暮らしの食事や、おやつ時に少しだけつまみたい、というニーズならコンパクトな1枚用がおすすめ。家族分の食事をまとめて用意したい、はさむ具を変えて一気に調理したい場合は、2枚用が良いでしょう。
直火式の製品は1枚用が多いようです。ちょうどコンロに収まるサイズなことも関係しているのでしょう。2枚用もありますが、均一に火を当てるようにしないと、焼きムラが出てしまうかも。電気式は1枚用、2枚用とも選択肢が豊富です。
ホットサンドのプレートに斜めの仕切りが入っているか、いないかも重要です。仕切りがあるとホットサンドが三角形に仕上がり、分けたり食べるのが楽に。ただ切り分けず、1つのホットサンドをパクっといきたい人や、自分で好きなサイズに切りたい人は、仕切りがなく1枚のまま焼けるプレートを選びと良いでしょう。
ホットサンドメーカーを買ったものの、何回か使ったきりしまったまま。という人もいるかもしれません。はさむ食材と具の組み合わせが自由自在のホットサンドですが、それ以外にも使う機会があると便利ですよね。
ホットサンドメーカーによっては、プレートを交換してワッフルやドーナツを焼けるタイプもあります。またプレートにある程度の深さがあれば、目玉焼きやソーセージを焼くなど、フタ付きの万能調理器として活用できるでしょう。
アイリスオーヤマの「マルチサンドメーカー PMS-704P-W」は、4種類の交換式プレートが付属する1台4役の製品です。ホットサンドはもちろん、プレートを交換してワッフルやドーナツ、パニーニを楽しめます。
ホットサンド用プレートは耳なしの食パン2枚が同時に焼ける大きさで、三角形の仕切りが入ったタイプ。パニーニ用のプレートはグリルの様にも使え、肉や魚、野菜を焼くのにも使えそうです。交換式のプレートはまるごと外せて、丸洗いも可能。操作はオン/オンのスイッチのみというシンプルな製品です。直販価格は4818円(税込、以下同)です。
山善の「ホットサンドメーカーYSB-S420」は、1枚焼きタイプの比較的なコンパクトな製品です。プレートはパンの耳まで焼ける大きさ。さらに深めのアーチ状で、はさめる具の高さはなんと10センチまでOKとか。いろんな具材をたっぷりはさんだ具だくさんのホットサンドもお手の物です。
プレートは固定式ですが、フッ素樹脂加工のためちょっとした汚れならさっと拭くだけでお手入れは簡単。こちらも操作はオン/オンのスイッチのみというシンプルな製品です。カラーはブラックとホワイトの2色があります。直販サイトの価格は3980円です。
Vitantonio(ビタントニオ)の「ワッフル&ホットサンドベーカー VWH-50-R」は、最大10分のタイマーが付いた製品です。スイッチの切り忘れがないので安心して使えますね。
製品には、ホットサンドも焼けるマルチサンドプレートと、ワッフル用のプレートが付属。さらに別売オプションで12種類のプレートが用意されています。
マルチサンドプレートは“耳なし”の6枚切りパンを2枚焼けますが、耳付きのパンは1枚焼きになる点に注意です(オプションとしてホットサンド専用プレート別売りされています)。さらに全10種類のレシピが載ったリーフレットも付いています。
カラーはレッドのみ。標準価格は8800円。また一部デザインとカラーバリエーションが違う「VWH-500-K/W」もあり、こちらは価格が1万1000円です。
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