「容積200L以下の冷蔵庫」おすすめ3選　1～2人暮らしに最適なコンパクトサイズ【2020年最新版】

» 2020年06月27日 09時00分公開

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　食材や飲み物を冷やしたまま保存できる冷蔵庫。各家庭に欠かせない家電の1つとして、不動の地位を築いています。

　この記事では、1～2人暮らしでの利用や、サブ冷蔵庫としての利用に最適な容積200L以下の冷蔵庫を選ぶ上で注目したいポイントをチェックしつつ、それを踏まえたおすすめ機種を紹介します。

おことわり

　現在販売されている冷蔵庫は、ほぼ全てが冷蔵室と冷凍室を備える「冷凍冷蔵庫」です。この記事では冷凍冷蔵庫のことを「冷蔵庫」と記載します。

冷蔵庫、どう選ぶ？（写真はハイアールのHaier Joy Series 130L）

どのくらい入れておく？　「容量」をチェック

　冷蔵庫は、余裕をもって大きめの容量を選ぶのがおすすめです。

　冷蔵庫の容量は、製品サイトやカタログのスペック表では「定格内容積」と表記されることが多いです。この容積はJIS（日本工業規格）でしっかりと定義されており、「収納スペース」と「冷気循環スペース」を含み、「引き出しケース」を除いた容積を示しています。

　……といっても「どのくらいの容量が必要なの？」と思うでしょう。家庭用の冷蔵庫の容量は、冷蔵室と冷凍室の合算で100Lから700Lまでさまざまです。食材や飲料を買うペースにもよりますが、多くの家電メーカーでは、以下を足し合わせたものを基準に容量を選ぶことを勧めています。

常備品（調味料など）用の容量：100～170L
家族分の容量：70L×家族の人数
予備容量：70～100L

　予備容量は、多く買い込んだ際の収容余力と冷蔵・冷凍性能のゆとりを確保するためのものです。1～2人暮らしで「買った食材は1～2日程度保存するだけ」という判断ができるなら、200L前後の容積があれば十分です。設置スペースも少なくて済みます。

　ただし、容積の少ない冷蔵庫ではドアポケット、卵を収納するスペースや中仕切り（トレイ）が省かれていることがあるので、ドアの中がどうなっているのかも忘れずに確認してみてください。

小さな冷蔵庫は、ドアポケットなどが省略されていることもあります。写真のモデルでは、冷凍庫のドアポケットが省かれています

意外と見落とされがち　「扉の開き方」をチェック

　冷蔵庫のドアには「左開きタイプ」「右開きタイプ」があります（観音開きタイプもありますが、今回扱う容積ではそのようなモデルはないので説明を割愛します）。

　中・大容積の冷蔵庫では、型番違いで左開きと右開きのモデルをそろえていることが多いのですが、容積が小さめの冷蔵庫ではどちらか片方しか用意されていないこともあります。扉の開く向きをによっては、使い勝手が悪くなる可能性もあります。

　冷蔵庫のドアの開き方と開くのに必要なスペースは、意外と見落とされがちなポイントでもあります。冷蔵庫を置く予定の場所に合わせて、どう扉が開くのかイメージしてピッタリな開扉方向を持つモデルを買いましょう。

シャープの小容積冷蔵庫の一部は、ドアの開く向きを後から変えられる「つけかえどっちもドア」を採用しています。設置場所が変わっても、自分で開扉方向を変えられるので便利です（向きの変更は自分で行える他、有償で依頼することもできます）

＃3＃電気代を抑えるために　「省エネ設計」をチェック

　冷蔵庫は、常時電源が必要です。いうまでもなく、電気代も常にかかります。

　この電気代を左右するのが、消費電力です。当然ながら消費電力は大きいほど電気代は高くなります。逆に、少ないほど電気代は安くなります。

　冷蔵庫の消費電力は通常、1年間で計算した「年間消費電力（kWh/年）」で示されます。電気代は通常kWh（キロワットアワー：1時間当たりに何kW消費したか）単位で定められているので、「年間消費電力量×1kWh当たりの電気料金」で1年間の電気代を概算できます。これを「365」で割れば、1日当たりの電気代も概算可能です。