メディア

「日帰りの釣りに最適なクールボックス」おすすめ3選 釣果の入れやすさや手入れのしやすさも重要!

» 2020年08月23日 14時00分 公開
[ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 キャンプや釣りをする際に欠かせないアイテムの1つが、飲み物や食材、釣果(ちょうか)を冷たく保てる「クーラーボックス(ハードクーラー、保冷箱)」です。

 この記事では「日帰りの釣り」に焦点を絞って、それにピッタリなクールボックスを選ぶ上でチェックすべきポイントと、それをふまえたおすすめ製品を紹介します。

クーラーボックス クーラーボックスは何に注目して選べばいい?(写真はシマノの「FIXCEL LIGHT 300」のピュアホワイト)

保冷力重視? 価格重視? 「構造」をチェック

 クーラーボックスの中には、外部の熱を遮断する断熱材が入っています。クーラーボックスで使われる断熱材は、主に「発泡スチロール」「発泡ウレタン」「真空断熱パネル」のいずれかが使われています。それぞれの長短を書くと以下の通りです。

  • 発泡スチロール:安価だが保冷力は低め。繰り返し使うことは難しい(一時利用前提)
  • 発泡ウレタン:価格はそこそこで、保冷力もそこそこ。繰り返し使える
  • 真空断熱パネル:価格は高いが、保冷力も高い。繰り返し使える

 手土産の保冷なら発泡スチロール、主に飲料の保冷に使うなら発泡ウレタン、主に食料や釣果の保冷に使うなら真空断熱パネルを使ったクーラーボックスがおすすめです。

 なお、持ち運ぶクーラーボックス(容量35L以下)には、JIS(日本工業規格)が定める「JIS S 2048:2006」という規格があります。同規格に準拠するクーラーボックスでは規格に基づく保冷試験を行っていて、8時間後の氷の残存率を仕様書に記載しています。メーカーによっては独自の指標で保冷力を示していることもあります。これらを参考にして、適切な保冷力を持つボックスを選ぶのも良いでしょう。

ダイワの基準 釣り具大手のダイワでは、クーラーボックスの保冷力をJIS S 2048:2006で定義されている簡便法に基づく「KEEP」という指標で示しています。発泡ウレタンよりも真空(断熱)パネルの方が保冷力が高いことが分かります
シマノ 一方、同じく釣り具大手のシマノでは、容量の20%の氷を気温31度の環境でどれくらいキープできるかという独自指標「I-CE(アイス:Ice Control Efficiency)」という独自指標で示しています。JIS S 2048:2006で計測した保冷力よりも分かりやすいとされています

どのくらいものを入れる? 「容量」をチェック

 保冷力と並んで、クーラーボックスで重要なのが「容量」です。

 クーラーボックスの容量は、「L(リットル)」で示されます。ただし、これは液体(水)を入れた際の容量を示しているので、この容量を丸々使えるわけではありません。釣果や保冷剤または氷の“かさ”を勘案して選ぶ必要があります。一方で、容量は大きくなるほどボックスの“かさ”も増します。

 小ぶりな魚(ワカサギやアユなど)を冷やすのであれば、小ぶりのボックス(10L程度)で問題ありません。一方、大きめの魚を冷やすのであれば、横長なクーラーボックスを選ぶと良いでしょう。

横長ボックス 大きめの魚を入れる場合は、底面積の広い横長のクーラーボックスを用意しましょう(写真はダイワ「NSトランク大将II」のホワイト)

「水抜きや「手入れのしやすさ」も重要!

 クーラーボックスはあくまでも「保冷箱」。冷たさを保つためには、氷やアイスパック(保冷剤)が必要です。

 とりわけ大きめの魚を保冷する場合は、砕いた氷を使うことが多いと思います。氷を使った保冷をする場合は、クーラーボックスの水抜きのしやすさ手入れ(掃除)のしやすさもしっかりチェックしましょう。

水抜き 氷を使った保冷をする場合は、クーラーボックスの水抜きのしやすさや洗いやすさもチェックしましょう(写真はシマノ「SPA-ZA LIGHT 250」の底部)

持ち運びやすい? 「ハンドル」「ストラップ」や「車輪」をチェック

 クーラーボックスに釣果を入れると、当然ながら重たくなり、持ち運びも大変になります。

 そこで注目したいのが、ボックスに付いている「ハンドル(取っ手)」や「車輪」、ケースに取り付けられる「ストラップ(ベルト)です。とりわけ、車輪が付いているボックスなら、重たい釣果も楽に運べて便利です。

車輪付き 車輪と伸縮できるハンドル付きのクーラーボックスなら、持ち運びも楽です(写真はダイワの「クールラインキャリー GU 1500」のブルー)

おすすめのクーラーボックスはこれ!

 上記のポイントを踏まえた上で、おすすめのクーラーボックスを3つ紹介します。

クールラインα II GU2500(ダイワ)

 ダイワのクーラーボックスで、容量は25Lです。断熱材は発泡ウレタンで、同社がJIS規格の簡便法を元に策定した保冷力基準は「KEEP」の値は65(時間)となります。税込みの実売価格は1万5000円前後です。

 発泡ウレタンを使った25Lのクーラーボックスとしては比較的手頃ながら、水抜き用の水栓に加えて着脱可能なふたを備えているので、手入れが非常にしやすいことが特徴です。本体備え付けのハンドルに加えて、肩ベルトでの持ち運びにも対応しています。

 釣りだけでなくレジャーでの利用も想定しており、500mLのペットボトルなら立てて最大19本入れられるように工夫されています。

レッド レッド

SPA-ZA LIGHT 350(シマノ)

 シマノの横長クーラーボックスで、容量は35Lです。断熱材は発泡ポリスチレンで、同社独自の保冷基準「I-CE」は45時間となっています。税込みの実売価格は2万円弱です。

 最大60cmの魚を真っすぐいれられる内寸法を確保しつつも、6.1kgと容量の割に軽量なのも特徴です。持ち運びは本体のハンドルで行いますが、オプションでショルダーベルトやラックアップハンドルなど持ち運びやすくなるパーツも用意されています。

SPA-ZA LIGHT 350 ライムグリーン

シークールキャリー II GU2500(ダイワ)

 ダイワのキャリーハンドルとキャスター付きのクーラーボックスで、容量は35Lです。断熱材は発泡ポリウレタンで、同社がJIS規格の簡便法を元に策定した保冷力基準は「KEEP」の値は65(時間)となります。税込みの実売価格は1万8000円前後です。

 先述のクールラインα II GU2500をベースに、キャリーハンドルとキャスター(車輪)を標準装備することで持ち運びやすさを向上したモデルです。鉄道の改札口を通れるサイズ感なので、電車で移動して釣りに行く際にも使えます。

 別売のショルダーベルトを併用すると、より大きなサイズのキャスター付きボックスと一緒に持ち運びやすくなります。

シークールキャリー II GU2500

こちらの記事もチェック!

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセスランキング
  1. 【付録】超スピード完売した「モンベルキャンプツールBOX」が限定ロゴ&カラーで復刻! アウトドアで活躍間違いなし
  2. 【付録】キティちゃんの「50周年限定デザイントート」がカワイイ! ノートパソコンも入るシックなバッグが登場
  3. 【付録】機能的な「付録黒バッグ」4選 コールマンの“1000円台はっ水バッグ”は要チェック【2024年5月版】
  4. ワークマンの「歩きやすいシューズ」3選 長時間歩くときに履きたい、“快適スニーカー”は要チェック
  5. オフィスで使える「レザースニーカー」おすすめ4選 ビジネスシーンで使いやすい黒アッパー、黒ソールのモデルをピックアップ【2024年5月版】
  6. 今売れている「G-SHOCK」おすすめ&ランキング 「GRAVITYMASTER」新モデルやマンガっぽいG-SHOCKが登場【2024年5月版】
  7. 防水「ゴアテックススニーカー」売れ筋ランキングトップ10&おすすめ 1位はリーガルのコート系スニーカー【2024年5月版】
  8. 登る人と下る人はどちらが優先? 登山で押さえておくべき「暗黙のルール」3選【2024年4月】
  9. 【ワークマン】買って正解! “ガバッと開くリュック”は使い勝手抜群 丈夫&軽量だからアウトドアでも活躍
  10. 今売れている「PS5のソフト」ランキング 1位は「Stellar Blade」【2024年5月6日】