自分の手やテーブルなどを拭くときに便利な「除菌シート」。除菌シートを使えば、自宅やオフィスなどさまざまな場所で、菌やウイルスをある程度減らすことができます。手が洗えないときも、除菌シートで手軽に手を拭くことができます。
ここでは、除菌シートの選び方とおすすめの製品を紹介します。風邪予防や感染対策のためにも、除菌シートを用意しておきましょう。
まず除菌シートには、「アルコールタイプ」と「ノンアルコールタイプ」の2種類があります。アルコールタイプにはエタノールやアルコール成分が含まれており、ノンアルコールタイプに比べて除菌効果が高いというメリットがあります。
不特定多数の人が触れる机や手すり、清潔にしておきたいキッチン周りなどに使用するのがおすすめです。スマートフォンやハンドバッグなど、手がよく触れるアイテムもアルコールタイプで除菌しておくとよいでしょう。
除菌効果にこだわる場合は、成分表示に注目しましょう。20〜40%のアルコール濃度なら、ある程度の除菌効果が期待できます。ただし、アルコールタイプは肌への刺激が強めなので、敏感肌の人や子供は使用を控えましょう。口周りなど刺激に弱い部分を拭くのにも向いていません。
ノンアルコールタイプは、アルコールを含んでいないため、子供や赤ちゃんなど肌が弱い人でも使えます。主成分が水なので肌に優しく、アルコールの臭いがしないのもメリットです。
アルコールタイプより除菌力は落ちますが、口周りや手などを安心して拭くことができます。敏感肌の人向けに、弱酸性の製品も出ています。また、化学成分を避けたいときは、無香料のものを選ぶとよいでしょう。
自宅で使うのか、外出先で使うのかによって用意すべき除菌シートのタイプは異なります。自宅やオフィスで使うなら、「詰め替えタイプ」がおすすめです。詰め替えタイプには、60〜100枚ほどの除菌シートが入っています。持ち運ぶのには向きませんが、シートが大量に入っているので、新しいものを頻繁に買う必要はありません。
詰め替えタイプは、さらに「縦型タイプ」と「ボックスタイプ」の2種類に分けられます。縦型タイプは、筒状になっており上からシートを引っ張り出して使用します。使い勝手がよく、シートの枚数が多いのもうれしいポイントです。ボックスタイプは、四角い形状になっており、ふたを開けてシートを取り出す仕様です。シートの枚数は少ないですが、高い密閉性と収納のしやすさはメリットと言えます。
外出先で使うなら「携帯タイプ」を用意しましょう。飲食店での食前・食後、つり革や手すりをつかんだあとなど、手を清潔にしたいときにさっと取り出して拭くことができます。10〜30枚入りが一般的で、ポケットやバッグの中に入れて手軽に持ち運べます。
手洗いができないときに備えて、一つバッグの中に入れておくと安心です。特に、子供はいろいろな場所を触るので、外出先でもすぐに除菌できるよう、携帯タイプの除菌シートを用意しておきましょう。
除菌シートには、厚手のものと、薄手のものがあります。利用シーンに応じて、使い分けることをおすすめします。しっかり汚れを落としたいときは、厚手のタイプを使いましょう。厚手なら丈夫なので、広い範囲を拭いたり力を入れて拭いたりすることができます。アウトドアのシーンで、テーブルや食器類を拭く場合にも便利です。
指先やスマホなどの小物を拭く程度なら、薄手のものでも問題ないでしょう。細かな汚れを落とすときに便利です。厚手と比べて柔らかく、肌に優しいのも特徴の一つ。価格もリーズナブルなものが多いため、手軽に購入できます。
イータックの「イータック抗菌化ウエットシート 60枚入」は、ノンアルコールタイプの除菌シートです。アルコールや香料が含まれておらず、肌に優しい製品です。敏感肌の人や子供でも使用できます。
指先の汚れ落としに使えるだけでなく、ドアノブやテーブルなどを拭いて除菌・抗菌することができます。1回の使用でウイルスや菌の除去、抗菌作用を1週間持続させる効果が期待できます。希望小売価格は726円(税込、以下同)です。
キレイキレイの「キレイキレイ お手ふきウエットシート ノンアルコール 10枚」は、携帯タイプの除菌シートです。10枚入りなので、外出先で手や指を除菌するときに便利です。
ノンアルコールタイプで肌に優しいのが特徴。手だけでなく口周りを拭くこともできます。メッシュタイプの大きめのシートなので、汚れをしっかり拭き取ることが可能です。販売価格は130円前後です。
エリエールの「エリエール除菌できるアルコールタオル ウイルス除去用 80枚」は、アルコールタイプの除菌シートです。高濃度のアルコールを配合しており、高いレベルでウイルスや菌を除去します。
手はもちろん、ドアノブや手すり、テーブル、キッチン周りを除菌するのに役立ちます。ただし、アルコールを含んでいるので、子供や肌の弱い人は使用を控えましょう。
筒状のボトルからスムーズにシートを取り出すことができます。80枚入りの大容量なので、自宅やオフィスに置いて使うのがおすすめです。販売価格は1000円前後です。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.