歯周病の予防はしっかりされていますか? 通常の歯ブラシによるブラッシングだけでは歯周病を防ぐことは難しいと言われています。
歯周病予防に欠かせないのが、歯と歯の間をお手入れする「デンタルフロス」と「歯間ブラシ」です。こうした歯間ケアグッズで歯周病を予防しましょう。
口の中に発生する歯垢(プラーク)はむし歯や歯周病の原因とされ、虫歯も歯周病も悪化すれば結果的に歯を失う原因になります。
歯ブラシは歯の表裏や噛み合わせ部分には有効ですが、歯と歯の間の清掃には十分ではありません。隙間の小さい歯間部の清掃には、デンタルフロスや歯間ブラシが適しています。
なお、歯垢(プラーク)は取り除かなければ硬くなり「歯石」に変化して、歯科医院で歯科衛生士さんに除去してもらう必要が出てきます。
デンタルフロスは、繊維を歯と歯の間に入れてプラークを除去する器具です。細い糸の形状をしているので「糸ようじ」とも呼ばれます。商品としては、柄のついたものと、糸本体のみのものがあります。
もっとも一般的に知られる形状はF字型の柄がついたものでしょう。F字型は特に前歯の歯間を掃除するのに適しています。Y字型の柄のついたものは、特に奥歯の掃除がしやすくなっています。
糸だけのものは指に巻き付けて使用します。フロスを使い慣れた人向きですが、もっとも念入りに歯間を掃除できます。
歯間のもっとも歯ぐきに近い部分は隙間が大きく、デンタルフロスでの掃除はなかなか困難です。隙間の大きい部分には歯間ブラシを使うのがいいでしょう。
歯間ブラシの形には、ストレート型とL字型があります。L字型は奥歯の歯間磨きに適していますが、芯が曲がるタイプであればどちらも根本を折り曲げることで、磨きやすい形にすることができます。
歯間ブラシにはSSS〜Mといったように複数の太さが用意されています。自分に合ったサイズのものを選びましょう。
ライオンの「クリニカアドバンテージ デンタルフロスY字タイプ」は、洗って繰り返し使える強度が特徴のY字型デンタルフロスです。
柄の部分には握りやすく動かしやすい独自形状を採用。3つのカラーバリエーションを1セットにしているので、家族で色分けして使うこともできます。実勢価格は30本入りが500円前後です。
サンスターの「ガム・デンタルフロス ワックス ふくらむタイプ」は、糸のみタイプのデンタルフロス。“柄”が付いていないため慣れるのには時間がかかりますが、念入りに掃除できます。
フロスが口の中でふくらむため、すき間にやさしくフィット。歯ぐきにやさしいフロスを使いたい方におすすめです。希望小売価格は660円(税込、以下同)。容量は40mです。
同じくサンスターの「ガム歯周プロケア ソフトピック カーブ型」は。ゴム素材で初めて歯間ブラシを使う人にぴったりの歯間ブラシです。ワイヤータイプの歯間ブラシに不安がある方にもおすすめ。
奥歯にも届きやすいカーブ型の形状を採用しており、ブラシ部分を曲げることなく、難なく奥歯の歯間ケアができます。また、先端から徐々に太くなる形状なので、さまざまな大きさの歯間に対応できるのは、他の製品にはない大きな魅力です。
希望小売価格は440円。サイズはSSS〜S(細いタイプ)とSS〜M(やや細いタイプ)の2種類を用意。容量はそれぞれ30本入りとなっています。
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