ランニング時に普通のマスクをしていると、呼吸が苦しくなったり、熱がこもって暑くなったりしてパフォーマンスへの影響が懸念されます。
また春から夏にかけて、ランニング時の日焼けを防ぐために口元や顔の大部分を覆いながらも、快適に走りたいというニーズもあると思います。そうしたランナーにぴったりな「フェイスカバー」をご紹介しましょう。
ランニング時には、体内に必要な酸素量を確保しようと普段以上に鼻や口での呼吸が激しくなります。しかし、鼻や口を塞いでいては当然息苦しくなりますし、低酸素状態になるため、体に大きな負荷がかかります。
そこで、フェイスカバーはメッシュ素材などを使った通気性に優れたものが好ましいでしょう。
夏場のランニングにとって日焼けは天敵。強い日差しから肌を守るために、マスクよりもカバー範囲の大きいフェイスカバーは重宝します。
中でもUVカット機能のあるものを選べば、日焼け対策の効果は格段に高まります。
顔を覆うわけですから、熱がこもって汗をかきやすくなるでしょう。それによってフェイスカバー内が蒸れて、生地が口や鼻に張りついてしまっては、余計に息苦しくなります。
特に夏場は早朝でも日差しが強く、気温が高いため、常に熱中症のリスクが伴います。その対策として、通気性や吸汗速乾に加えて、冷感素材のフェイスカバーがおすすめです。
こちらのネックガードは、肌触りや風通しの良い合成繊維を使用し、息苦しさや蒸れなどを抑えるという製品。接触冷感素材によって、体感温度は3〜8度下がるとしています(同社調べ)。
紫外線保護指数(UPF)は「UPF50+」で、カット率は99%以上。ランニング中にずれてしまうことを防ぐ耳かけタイプです。価格は1000円(税込、以下同)からとお手頃です。
「PONTAPES ネックカバー」は、サーフィンなどのマリンスポーツウェアに使用されるラッシュガード素材で作られている製品。吸汗速乾性に優れ、暑い日のランニングでも冷感効果を保つことができます。
高い紫外線カット率を実現するUPF50+であり、洗剤を使った洗濯テストを50回繰り返してもUV効果は持続されるようです。20種類ものカラーバリエーションから選べるため、きっと好みの1枚が見つかるはずです。価格は1100円前後です。
農作業服ブランドを展開する老舗メーカー・丸福繊維が開発した、日焼け防止専用マスク「ヤケーヌ」シリーズ。大きな開口部を設けた上下2部式という構造が特徴です。
口から吐いた息が下へ抜けるため、息苦しさを感じません。フェイスカバーを手でずらすことなく、そのままドリンク補給などができるのもランナーにとって便利です。価格は2000円前後です。
大手スポーツブランド・アディダスのフード付きフェイスカバーが「エッセンシャルズ フェイスカバー」です。独自技術「エアロレディ」を活用した吸湿性の高い素材が水滴や汗を吸い取り、快適な着用感を維持します。
フード付きで、日差しや風が強い日などのシーンに合わせて、被ったり脱いだりできます。価格は2100円から。
SHIMADA「フェイスカバー」は、旭化成が開発した「モイステックス」繊維を使用した日本製のフェイスカバー。モイステックスは、吸湿・放湿性に優れた「ベンベルグ」と、機能性ポリエステルを組み合わせたコンフォート素材のことで、“呼吸する繊維”と言われています。
汗などのベタつきを防ぐほか、フェイスカバー内の温度上昇を抑える効果があります。背面はメッシュ生地になっており、フィット感を持ちながらも通気性を確保します。
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