カップ1杯分のコーヒーやお茶を飲みたいなど、お湯がちょっと必要なとき、「電気ケトル」があればすぐに沸かせます。余裕がない朝など、お湯を用意する時間を短縮できますよ。
今回は電気ケトルの選び方とおすすめの製品を紹介します。一人暮らしの人や、必要な分だけサッと沸かしてしまいたいと考えている人にもピッタリな電気ケトル。容量や材質、沸騰にかかる時間などをチェックし、自分にとって扱いやすいモデルを選びましょう。
電気ケトルは短時間でお湯を沸かすことができるのが魅力なので、まずは沸騰にかかる時間を確認しましょう。基本的には、カップ1杯分(140ミリリットル)を約1分以内に沸騰させることができれば、特に不自由に感じることはないでしょう。
理想としては、カップ1杯分の沸騰まで約45秒で完了するモデル。これなら、急いでいるときでも素早くお湯を用意することができます。
ただし、沸騰のスピードが早い製品の場合、消費電力も高めであることが多いです。1300ワットなど高い消費電力の電気ケトルを使用すると、他の家電と併用した際に、ブレーカーが落ちてしまう可能性もあります。各製品の消費電力についても確認しておきましょう。
また、電気ケトルの容量は、500ミリリットルから1リットル前後が一般的です。用途に対応できる容量なのかチェックしましょう。例えば、カップ麺を作るなら、お湯を500ミリリットルくらい使うので、容量500ミリリットル以上の電気ケトルが必要になります。
電気ケトルを選ぶ際は、材質にも注目しましょう。プラスチック製は、軽いので扱いやすいのが特徴の一つ。比較的熱が伝わりにくいという性質もあり、やけどのリスクが抑えられるのもうれしいポイントです。
ステンレス製は、耐久性が高く保温能力に優れているのが特徴です。重厚でやや光沢のある見た目に、高級感を感じる人もいるかもしれません。ただし、価格は少し高めで、重量も重めです。熱が伝わりやすいので、触れる際にはやけどしないよう注意が必要です。
中には、沸騰時でも熱くなりにくい二重構造を採用している製品もあります。子供のいる家庭では、安全性を考慮して二重構造の製品を選ぶようにしましょう。
ガラス製は、透明なので中身が見えやすい、そして、おしゃれなデザイン性が魅力となっています。汚れをサッと落とせる点も特徴の一つです。
ただし、耐熱ガラスは重量があり、割れやすいので、子供がいる場合は避けたほうが良いかもしれません。
電気ケトルは熱湯を扱うものなので、やけどする可能性は少なからずあります。事故に発展しないよう、特に子供のいる家庭では、安全機能の有無をしっかり確認しておきましょう。
電気ケトルを倒してしまったときに、お湯漏れを最小限に抑えられる「転倒ロック機能」や、蒸気の量を抑える「蒸気レス機能」は、やけど防止に役立ちます。
本体に水が入っていない状態のときは、自動オフになる「空だき防止機能」や、沸騰後に自動オフになる「自動電源オフ機能」も、発煙や火事などのリスクを低減するのに必要な機能と言えます。
プラスアルファの機能として、保温機能もチェックしておきましょう。保温機能付きなら、短時間ですが、お湯の温度をキープすることができます。これなら、コーヒーをおかわりするときも、すぐに再び温かいコーヒーを飲むことができるでしょう。
ティファールの「ジャスティン プラス サーブル 1.2リットル」は、約59秒でカップ1杯分のお湯を沸かすことができる電気ケトルです。容量は1.2リットルなので、一度に約8杯分のお湯が沸かせます。
本体には湯量や沸騰状態を確認できる目盛りと窓が付いています。沸騰したら自動で電源が切きれる「自動電源オフ機能」や「空だき防止機能」などの安全機能が搭載されています。
ふたを開けたときの間口が広いため、給水やお手入れがしやすくなっています。販売価格は4000円(税込、以下同)です。
アイリスオーヤマの「電気ケトル ブラック BLIKE-D1000-B」は、高級感漂うデザインが特徴的な電気ケトル。注ぐ際は、電源プレートから本体を取り外し、コードレス状態で使うことができます。
容量は1リットルで、約150ミリリットルのコーヒーカップで考えると、約6杯分を一度に沸かすことができます。本体には水位確認窓が付いており、容量が確認できます。沸騰後は電源が自動的に切れる仕様です。
容器に何も入っていない状態で沸かしても、電源が自動でオフになる「空だき防止機能」を搭載。販売価格は4378円です。
アイリスオーヤマの「ドリップケトル 温度調節付 ブラック IKE-C600T-B」は、細口ノズルの電気ケトルです。少量ずつ細かく調整しながらお湯を注ぐことができるので、コーヒーのドリップを行うときにピッタリです。
容量は約0.6リットルで、一度にコーヒーカップ約4杯分のお湯が沸かせます。温度調節機能が付いており、沸騰、コーヒー、日本茶の3段階の温度設定が可能です。
保温機能も搭載されており、60〜95度の中から好きな温度を選択し、設定した温度で約1時間保温することができます。空だき防止機能など、安全機能も付いています。販売価格は8780円です。
耐久性の高いステンレス製の電気ケトルです。表面には細かいデコボコの加工が施されており、高級感のあるデザインが印象的なモデル。細口ノズルなので、注ぐ量を微調整することができます。
容量は1リットルで、本体には注水量が分かる水量計が設けられています。5段階の温度設定機能を搭載しており、作りたいメニューに合わせて最適な温度で沸かすことができます。20分間の保温機能も付いています。
その他、自動電源オフ機能や空だき防止機能など安全機能も搭載しています。販売価格は1万1000円前後です。
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