外出時にワイシャツやズボンのしわが気になることありますよね。衣類のしわ取りに欠かせないのが「アイロン」です。
今回はアイロンの選び方とおすすめの製品を紹介します。プレスしてパリッと仕上げる昔ながらのアイロンから、スチーム機能でふわっと仕上げるモデルまで幅広く取り上げます。自分のライフスタイルや持っている服の性質に合う、アイロンを探してみましょう。
まず、「ドライアイロン」は、昔ながらのしっかりプレスでしわを伸ばしていくタイプ。他のタイプと比べて価格が安めで、折り目を付けるときなどに役立ちます。
「スチームアイロン」は、アイロン自体の圧力と蒸気のダブルで、効果的に衣類のしわにアプローチできるタイプ。ドライアイロンよりも価格は高めですが、その分短時間で楽にしわを伸ばすことができます。
厚手の服のしわを取ったり、一度にたくさんの服をアイロンがけするときに、スチームアイロンはピッタリです。
朝のちょっとした時間に、スーツのしわを取りたい、そんなときは「衣類スチーマー」が役立ちます。衣類スチーマーは、服をハンガーにかけたまま、スチームを吹き付けてしわ取りが行えるアイロンです。
アイロン台が不要で、手間や時間がかからず使えるのが特徴的。強力スチームで、スーツに残った汗の臭いやタバコの臭いなどを取る効果も期待できます。
かけ面の素材によって、アイロンがけしたときの滑りやすさが変わってきます。滑りの良さを追求するなら、セラミックがおすすめです。セラミックを採用した製品は、やや値段は高めですが、耐久性に優れており滑らかな使用感が特徴的。
チタンはリーズナブルな価格でありながら、布滑りが良い素材です。一方、コストを重視するなら、価格が安めのフッ素を使ったモデルが良いでしょう。滑りやすさは他よりも劣りますが、たまに使うくらいであれば、特に問題ないでしょう。
かけ面の形状にも注目しましょう。一般的なのは、先端が尖っており、底が平らな「平底型」。スタンドがなくても自立できるのが特徴の一つ。ただし、平らな側にアイロンを引くと、アイロンじわができてしまう可能性があります。
一方、「左右対称型」は、左右両方の先端が尖っているので、左右どちらの方向にも動かしやすくなっています。
アイロンの使用感を左右するのが、コードの有無。一度にたくさんの服をアイロンがけするなら、安定的に給電できるコード式のアイロンがおすすめです。一方、取り回しの良さを追求するなら、コードレス式のアイロンを選びましょう。
アイロンが重過ぎると、負担になってしまいますので、重量も確認しておきましょう。1キロ前後のものが一般的ですが、持ち上げて使用する衣類スチーマーを選ぶ場合は、さらに軽いモデルを探してみてください。
また、電源を切り忘れて、やけどや火事などの事故に発展しないよう、一定時間放置したら自動的に電源が切れる「オートオフ機能」が搭載されているかチェックしましょう。
高温、中温、低温など3段階で温度設定できる「温度調節機能」も便利ですよ。服の素材に合わせて、素材を傷めないよう最適な温度でアイロンがけを行うことができます。
アイリスオーヤマの「ドライアイロン ブラック PDIR-01F-B」は、重さ約1.1キロのドライアイロン。かけ面にはフッ素コーティングが施されており、のりが付きにくくなっています。かけ面の形状は、平底型。スタンドなしで、立てることができます。
温度調節機能を搭載しており、つまみを回して、低、中、高の3段階の温度変更が可能です。低温であれば、最短約30秒で立ち上がるので、それほど待ち時間は取られません。温度過上昇防止装置が搭載されています。販売価格は3058円(税込、以下同)です。
パナソニックの「コードレススチームアイロン NI-WL505」は、かけ面がWヘッドベース(左右対称型)のスチームアイロン。左右の両端が尖っており、前後左右どの方向にもアイロンを滑らせやすい仕様です。
人差し指を引っかける、指かけグリップが付いており、握りやすくなっています。タンクの容量は約160ミリリットル。スチームの吹き出し口が、かけ面に満遍なく設けられており、広い範囲にスチームを噴射することが可能です。
ハイパワースチーム、パワーショット、ハンガーショットなど、さまざまなスチーム機能を搭載。放置して一定時間すると電源が切れる「うっかりストッパー」や「水漏れストッパー」などの安全機能も付いています。販売価格は7500円前後です。
アイリスオーヤマの「コードレスアイロン ブルー SIR-04CLCD-A」は、かけ面にダイヤモンドセラミックコートを使ったスチームアイロン。スーッと滑らかに動かせるのが特徴の一つです。軽量かつコードレスなので、取り回しの良さは抜群です。
低、中、高の温度調節に対応しており、低なら最短約30秒で立ち上がります。タンクの容量は180ミリリットル。スチーム切り替えレバーが付いており、服の厚さに応じて、スチームの強さを調節することができます。
「スチームショット機能」を使えば、ハンガーにかけたまま衣類のしわ取りと臭い取りが行えます。霧吹き機能で、服に水をしみ込ませてから、しわを伸ばすという使い方も可能です。販売価格は3278円です。
ティファールの「トゥイニー ジェットスチーム ノワール」は、衣類スチーマーです。アイロン台で使えるのはもちろん、ハンガーにかけた状態のスーツやシャツのしわをスチームで伸ばすこともできます。
持ち手が細いので、片手でも持ちやすく、扱いやすいのが特徴の一つ。スチームによって、除菌、脱臭、花粉対策、ダニ対策などの効果も期待できます。3段階の温度調節機能も付いており、服の種類によって温度の切り替えが行えます。
アタッチメントブラシ、ホコリ取りブラシ、計量カップ、収納バッグが付属します。販売価格は7128円です。
日立の「衣類スチーマー CSI-RX3」は、一度押すと1分間スチームが出続ける衣類スチーマー。ボタンを押し続ける必要がないため、手にかかる負担を軽減できます。スチームは高温と中温の2段階で調節可能です。
スチームによって、花粉・ダニ対策、脱臭、除菌などの効果が期待できます。通常のアイロンのようにプレスして使うこともできます。かけ面にはセラミックコーティングが施されており、スイスイ滑らかなかけ心地を実現しています。
かけ面の形状は、左右対称型なので、前後左右にスムーズに動かすことが可能。低、中、高の3段階の温度調節機能も付いています。販売価格は7500円前後です。
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