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» 2021年10月03日 13時30分 公開

「Vlog用カメラ」どう選べばいい? おすすめモデルも紹介【2021年10月版】

最近、YouTubeやTikTokなどにアップロードする動画の撮影に本格的なデジタルカメラを使う人が増えています。この記事では、Vlog(ビデオログ)の撮影に最適なカメラを紹介します。

[Fav-Log]

 日常や旅行など、自分の伝えたいことを動画で発信していく「Vlog(ブイログ)」。動画を撮影するカメラのコンパクト化や動画をアップロードするための環境が充実したこともあり、Vlogを始める人も増加傾向にあります。

 Vlogで使うためのカメラとして、スマートフォンを使う人も少なくありませんが、最近はVlogの撮影に最適化されたカメラも数多く発売されるようになりました。この記事では、Vlog用カメラの選び方と、それを踏まえたおすすめ製品を紹介します。

Vlog用カメラ Vlogの撮影にピッタリのカメラを探そう!

そもそも「Vlog」って何?

 Vlogは、「ビデオ(Video)」と「ブログ(Blog)」を掛け合わせた造語です。ブログは文字や画像を使って伝えたいことを発信していくのに対して、Vlogは文字に代わって動画を使って伝えたいことを発信することになります。

Vlog Vlogは、文字の代わりに動画で伝えたいことを発信することが特徴です

 撮影した動画は、そのまま“撮って出し”として動画配信サービスにアップロードすることもありますが、一般的にはパソコンやスマホの動画編集アプリでトリミング(不要部分のカット、シーンの並べ替え)や音声/文字の追加を行ってから、書き出し(新たな動画の生成)をしてアップロードすることが多いです。

 動画編集アプリとしては、Adobe(アドビ)の「Adobe Premiereシリーズ」、CyberLink(サイバーリンク)の「PowerDirectorシリーズ」が有名です。どちらもパソコン用アプリとスマホ用アプリがあり、特にパソコン用は編集レベルに合わせて複数のエディションが用意されています。

 特にスマホ向けには、無料で使える動画編集アプリもあります。ただし、無料で使う場合は、書き出した動画にアプリのウォーターマーク(透かし)が付加されたり、書き出せる動画に時間制限があるなど、何らかの制限が設けられていることが一般的です。

編集 動画は撮ったままをアップロードすることもありますが、通常はトリミングや音声/文字の追加といった編集を行った上で、新たな動画を書き出してアップロードすることが多いです。スマホでも編集はできますが、編集のしやすさを重視するならスペックがそこそこ高いパソコンを用意することをおすすめします

 動画のアップロード先としては「YouTube(ユーチューブ)」はもちろんですが、見てほしい人(視聴者)によっては「TikTok(ティックトック)」や「Instagram(インスタグラム)」を選ぶのも“アリ”です。国内ユーザーに特化するなら「ニコニコ動画」も有力なアップロード先となるでしょう。

スマホでは不十分?

 Vlogの撮影に使うカメラとして、スマホを利用する人も少なくありません。それを意識して、最近のスマホは写真だけではなく動画の撮影機能も強化する傾向にあります。特にハイスペック(高機能)層のモデルでは「4K(3840×2160ピクセル)/60fps撮影機能」や「動画でも利用できる光学式手ブレ補正機能」を備えることも珍しくありません。

 スマホなら、撮影から編集、アップロードまで1台でこなせます。「とにかく早くVlogをアップロードしたい!」という人にはスマホが最適です。

 しかし、一般的にスマホのカメラはズームが苦手です。スマホのカメラでズームをしようとすると、一般的にはカメラに写っている映像の一部を切り出す「デジタルズーム」となります。最近でこそデジタルズームの画質も改善されていますが、光学ズーム(レンズを使ったズーム)と比べると「無理やり拡大している感」が出てしまいます。

 また、スマホでの動画撮影は想像以上に電力を消費します。つまりバッテリーが早く干上がってしまいます。発熱もそれなりに多いので、暖かい場所で撮影すると「発熱によって撮影を継続できません」というメッセージと共に、収録が止まってしまうこともあります。

 もっといえば、スマホを“構えて”撮影するのは大変です。短時間であれば大丈夫でしょうが、長時間の撮影は難しいでしょう。「自撮り棒」や「スマホスタンド」を活用すれば、長時間の撮影も無理なくできますが、先述の通りバッテリー持ちや発熱の問題が解消できるわけではありません。

スマホで構える スマホを構えて動画を撮影するのは、思っている以上に大変です。短時間であればいいのですが、撮影時間が長くなると手や腕への疲労感は半端なくなります

 その点、Vlog用のカメラはスマホの“弱点”をカバーしてくれます。例えば光学ズームレンズを備えるカメラであれば、デジタルズームよりもスムーズかつ高画質で遠くの被写体に迫れます。レンズ交換式のカメラなら、撮影する被写体の特性や距離に最適なレンズを交換して取り付けられます(レンズは基本的に別売です)。動画の「サムネイル)」に使う写真(静止画)の撮影もしやすいです。

 後述する「アクションカム」なら、リュックの肩掛け部分や帽子など、手の負担にならない場所にカメラを設置できます。別途マウントを用意すれば自転車やバイク、自動車の「車載動画」の撮影もこなせます。

 Vlog用のカメラやアクションカムは、スマホとの連携も強化されています。撮影したデータをWi-Fi(無線LAN)またはBluetoothでスマホに転送することで、スマホで編集/アップロードできます。モデルによっては、スマホを介してYouTubeなどのライブ配信に使うこともできます。

G100 パナソニックの「LUMIX G100」は、BluetoothとWi-Fiの両方でスマホとつないで撮影データを自動的に転送する機能を備えてます(スマホにアプリをインストールしておく必要があります)(出典:パナソニック

機動性を重視するなら「アクションカム」

 Vlogの撮影で使うカメラはいろいろありますが、機動性や広範囲での撮影(広角撮影)を重視する場合は「アクションカム(アクションカメラ)」がおすすめです。

 アクションカムは非常にコンパクトで、付属/別売のアタッチメントをうまく組み合わせることでどこにでも設置できることが魅力の1つです。アクティブな映像作りをしやすいことが魅力です。

 広角撮影を重視している都合から、多くのアクションカムは映像の端部に独特のゆがみ(湾曲)が発生しやすい傾向にあることは留意しましょう。気になる人は、家電量販店などに展示されている実機でチェックすることをおすすめします。

GoPro HERO10 Black

 アクションカムで大きなシェアを持つGoPro(ゴープロ)の最新アクションカムです。カメラは約2300万画素センサーを搭載し、新しくなったプロセッサにより4K/120fps撮影にも対応しています。光学式手ブレ補正や水深10mまでの防水性能も備えます。ライブビューモニターも備えているので、スマホなしでも撮影しやすいことが魅力です。

 標準キットには本体の他、32GBのmicroSDメモリーカード、USB Type-Cケーブル(データ転送/充電用)、スクリュー(三脚固定用)、カメラケース、マウント用バックル、曲面マウント、バッテリーが付属します。販路によっては、撮影シーンに合わせたオプション品をセットにした「ギフトボックス」も販売されています。

アクションカム GoPro HERO10 Black(標準キット)(出典:Amazon)

HDR-AS50/AS50R(ソニー)

 ソニーのアクションカムのエントリーモデルで、フルHD(1920×1080ピクセル)/60fps撮影に対応しています。レンズはドイツの「ZEISS(ツァイス)」製で、自社開発した「Exmor R」センサーと組み合わせています。付属のアンダーウォーターハウジングを使えば、水中撮影も容易です。手ブレ補正はデジタル式です。

 ただし、本体にはライブビューモニターを備えていないため、撮影時にリアルタイムで映像確認したい場合はスマホを利用するか、専用ライブビューリモコンとのセット品(HDR-AS50R)を購入する必要があります(専用ライブビューリモコンは単品販売されていません)。

 アクションカムとしては手頃な価格なので、「アクションカムってどんなものかな?」と試しに使ってみる際にもおすすめです。

HDR-AS50 HDR-AS50(出典:Amazon)

amazonlinl:B01BWJV9U2#Amazonで詳細をチェック!(ライブビューリモコン付き)

DJI POCKET 2(DJI)

 DJIの手持ち前提のアクションカムで、4K/100fps撮影に対応しています。3軸ジンバルを備えており、強力な手ブレ補正を実現しています。スローモーション撮影も可能です。

 USB Type-C端子またはLightning端子を備えるスマホと“直結”できるアダプターを備えており、スマホを大きなライブモニターとして活用することも可能です(本体にもライブモニターを備えています)。ボディーカラーはブラックとホワイトから選べます(ホワイトは一部アクセサリーが追加で付属する「コンボ」のみ用意されています)

DJI POCKET 2 ブラック(出典:Amazon)

撮影品質を重視するなら「Vlog向けカメラ」

 より高品質な撮影を行いたい人は、Vlogの撮影に最適化されたデジタルカメラをおすすめします。

 レンズを交換できるミラーレス一眼をベースにしたモデルもあれば、ズームレンズが固定設置されているコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)をベースにしたモデルもあります。被写体に最適な映像を撮りたいという人は、ミラーレス一眼をベースにしたモデル(とオプションレンズ)を、機動性を重視したい人はコンデジをベースにしたモデルをおすすめします。

VLOGCAM ZV-1(ソニー)

 ソニーのコンデジ「Cyber-shot(サイバーショット) RX100」をベースに開発されたVlog向けカメラで、カメラ単体モデルと自撮り時に便利なグリップとのセットモデル(ZV-1G)が用意されています。

 Vlogで役立つ機能や付属品が充実していて、中でも屋外撮影時の“風切り音”を緩和してくれる「ウインドスクリーン」は、アウトドア系Vlog撮影者(Vlogger)にはありがたいはずです。

 レンズはZEISS製で、2.7倍の光学ズームに対応しています(※1)。もちろん、撮影中にズームすることも可能です。動画は4K/30fps、フルHD(1920×1080ピクセル)/60fpsの撮影に対応します。

(※1)デジタルズームと併用する場合は最大11倍

ZV-1G グリップセットモデル(出典:Amazon)

LUMIX G100(パナソニック)

 パナソニックの「LUMIX(ルミックス)」のレンズ交換式ミラーレス一眼で、12〜32mmコンパクトレンズが付属する他、トライポッドグリップ(ミニ三脚兼用グリップ)が付属するモデル(DC-G100V)も用意されています。動画は4K/30fps、フルHD(1920×1080ピクセル)/60fpsの撮影に対応します。

 Vlog撮影に最適化するために、従来のミラーレス一眼タイプのLUMIXよりもコンパクトかつ軽いボディーを採用しています。さらに、Nokia(ノキア)が開発した音声記録技術「OZO Audio」によって、シーンに最適な音声収録が簡単に行えます。自撮りモードも備えています。

 交換用レンズは、OMデジタルソリューションズ(旧オリンパス)とパナソニックが提唱する「マイクロフォーサーズ」規格を採用しています。両社を含む複数のメーカーから発売されている、さまざまな特性を持ったレンズを気軽に使えます(※2)。

(※2)ボディー(カメラ本体)に搭載されている特殊な機能に依存するレンズは利用できません。また、利用する前にレンズ側のファームウェアを更新する必要がある場合もあります

トライポッド付き トライポッドグリップ付きモデル(出典:Amazon)

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