スポーツ観戦やコンサートに行く際に、フィールドや舞台から遠い席で対象物が見えるか心配……という方もいるのでは? そんなときは双眼鏡を持っていけば表情や動きをしっかり見ることができ、より臨場感を感じることができます。
また、バードウォッチングや天体観察の際に活躍するモデルもありますよ。今回は初めての人でも使いやすい双眼鏡の入門機種を紹介します。目的に合わせて最適な双眼鏡を選びましょう。
双眼鏡で対象物を見たとき、肉眼と比べどれくらい大きく見えるかの割合を倍率と言います。見る対象によって適切な倍率はさまざまで、一概に倍率が高ければ見やすいというわけではありません。
例えば屋内のコンサートホールなら4〜8倍、東京ドームなどの大きい会場なら8〜10倍くらいがおすすめです。表情や動きなど見たい場面にクローズアップでき、より臨場感が味わえますよ。
コンサートホールや夜のバードウォッチングなどの暗い場所では、のぞいた時に明るく見えるモデルがおすすめです。レンズ・プリズムに多層膜コーティングが施されたモデルであれば明るい視界を確保でき、表情まではっきり見ることができます。
また対物レンズの内径が大きいとたくさん光を集めることができ、明るさと解像度が上がります。ただし内径が大きいほど双眼鏡も大きく重くなってしまうので、用途に合わせて適切なサイズを選びましょう。
双眼鏡を長時間手に持って使用する場合には、重いモデルだと手が疲れてしまいます。その点軽量でコンパクトなモデルは、長時間使用しやすく持ち運びもしやすいのでおすすめです。
およそ100〜200グラム前後のモデルであれば、長時間持っていても負担になりにくいです。女性や子どもでも手軽に持ち運びすることができますよ。
コンサートなどでカジュアルに使えるニコンの「双眼鏡 アキュロンT02」。スマートフォンとほぼ同じくらいの大きさで、195グラムと軽量なので持ち運びしやすく、女性や子どもでも使いやすいです。
首から提げられるネックストラップや、ソフトケースも付属しているのがうれしいポイント。従来品よりも透過率がアップしているので、より明るくクリアに見えます。眼鏡をしたままでも使用できます。ズーム倍率は8倍。価格は6000円前後です。
コンパクトなサイズながらハイスペックな機能を持つペンタックスの「双眼鏡 UCF R 8x21」。視界の隅々まで明るくクリアにみえる高級プリズムBak4を採用しています。非球面レンズを使用していて、ゆがみの少ないクリアでシャープな視界を作ります。
ボディ外装にはラバーコートを施しており、握りやすさと耐衝撃性をアップさせています。左目と右目の間隔を簡単な操作でスムーズに調整可能。重さは210グラム、ズーム倍率は8倍。価格は4500円前後です。
ケンコーの「双眼鏡 New Mirage 8×42」は、天体観測、コンサート、バードウォッチングなどマルチに活躍する入門機としておすすめのモデルです。対物レンズの直径は42ミリで光をより多く取り込めるので、薄暗い場所でも明るく見えやすいです。
持ち運び時に便利な双眼鏡ケースと、ネックストラップが付属しています。別売の三脚取り付けホルダーを使えば三脚の取り付けもできます。ズーム倍率は8倍。価格は5000円前後です。
より小さく、より美しくをデザインコンセプトにしたオリンパスの「双眼鏡 10X21 DPC I」。170グラムと軽量でコンパクトなサイズ感なので持ち運びしやすいです。近い距離でもピントを合わせられるので、美術館や博物館でのアート鑑賞にもおすすめです。
レンズとプリズムにコーティングを施すことでクリアな視界を実現。目に優しいUVプロテクションを採用しているので屋外での使用にも適しています。ズーム倍率は10倍。価格は5500円前後です。
ブルーやピンク、グリーンなど多様なカラーリングが特徴的なビクセンの「双眼鏡 アリーナMシリーズ」。コンパクトでおしゃれなデザインなので、アクセサリー感覚で身に着けるのにもおすすめです。
レンズコーティングには光の損失を抑えるマルチコートを採用しているので、夕方や暗めの舞台などでも、明るくてシャープな視界を確保します。重さは170グラムと軽量。ズーム倍率は8倍。価格は5000円前後です。
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