2021年もさまざまな家電製品が登場しました。中でもヘッドフォンやスピーカーなどのオーディオ機器は、使い勝手や音質が向上しており音楽好きからの注目度が高まっています。
今回は2021年に注目されたデジタル家電の中から、ヘッドフォンやイヤフォン、スピーカーなどの5製品をピックアップしてご紹介します。
音楽を聞いたり、動画を再生したり、ゲームをしたり……充実したおうち時間を過ごすためにはサウンドにもこだわりたいところです。特にスピーカーやヘッドフォンは最終的な「音の出口」ですので、耳に届くサウンドの質を決める最重要な部分です。
コードの取り回しが不要な「完全ワイヤレスイヤフォン」、じっくりと自分だけの時間を過ごすときは「ヘッドフォン」、アウトドアなどで複数人で楽しむには「ワイヤレススピーカー」など、シーンに合ったデバイスをそれぞれ用意したいですね。
また2021年は、周囲の音をそのまま聞きながら高音質サウンドを楽しめる「ネックスピーカー」や「骨伝導イヤフォン」も注目を集めました。
ソニー「WF-1000XM4」は、2021年6月25日に発売された完全ワイヤレスイヤフォン。ソニーが開発した高音質の音声圧縮コーデック「LDAC」に対応し、ハイレゾ相当のサウンドをワイヤレスで実現しました。
またハイレゾではない音源でも、高音質にアップスケーリングできる「DSEE Extreme」機能で臨場感あふれるサウンドで楽しめるのが特徴です。
高度なノイズキャンセリング機能も備え、価格は3万3000円(税込、以下同)。カラーはブラックとプラチナシルバーの2色です。
「HD 25 LIGHT」は独Sennheiser(ゼンハイザー)の定番オンイヤー密閉型ヘッドフォン「HD 25」のエントリー向けモデルです。
快適な装着感を実現したミニマルなヘッドバンドと、ユニークなカプセル型デザインが特徴。両側に着脱式ケーブルを備えています。「HD 25」と同様に、DJにも適した製品とされ、高い音圧レベルにも対応できる本格派です。
参考価格は1万3750円。2021年6月に価格改定され、さらに求めやすい価格となりました。
ハーマンインターナショナルの「JBL CLIP4」は、防水・防じん仕様のポータブルBluetoothスピーカー。ボディにカラビナがあり、ベルトやバッグにぶら下げて使えるのが特徴です。
本体デザインは楕円形のシルエットで、前モデルからカラビナを開閉しやすく、取り付けやすい仕様にアップデートしたことで、使いやすさが改善されました。
約3時間の充電で、最大約10時間の連続再生が可能です。カラーはブラック、オレンジ、ピンク、ブルー、ホワイト、レッドの各色があります。価格は5000円前後です。
骨伝導イヤフォンは通常のイヤフォン・ヘッドフォンと異なり、耳の穴をふさがずに音楽を聴くことができ、周囲の音をシャットアウトしなくて済むのが特徴です。オンライン授業など長時間の使用や、ランニングなど野外活動時の安全なリスニングにも向いています。
骨伝導イヤフォンの代表的なブランドが「Shokz(ショックス)」です。2021年12月までは「AfterShokz(アフターショックス)」というブランド名でしたが、現在は名称をShokzに変更しました。
こちらの「OPENMOVE」はリーズナブルな価格で入手できる入門モデルといえます。2021年にはエレベーションブルー、ヒマラヤンピンクの2つのカラーバリエーションが追加。防水に対応しており、突然の雨や、汗ばむシーンでも心配なく使えます。
Amazonでの販売価格は9999円。わずか29gの超軽量ボディになめらかな素材を採用、長時間の装着でも痛くなりにくいのも特徴です。
ソニー「SRS-NB10」は2021年7月30日に発売された新モデル。自分の首・肩に掛けた状態で音を出力するネックスピーカーです。フルレンジスピーカーユニットとパッシブラジエーター搭載で、広がりのあるクリアな音を実現します。
2つの高性能マイクを内蔵し、電話やオンライン会議での利用も可能です。高度な音声信号処理を行う「高精度ボイスピックアップテクノロジー」で自分の声を正確かつクリアに相手に伝えられます。
重量は約113g、連続使用時間は約20時間。実勢価格は1万5000円前後です。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.