旅行や出張など、遠出するときに役立つ「キャリーバッグ」。底部にキャスターが付いているので、たくさん荷物を入れた場合でも、楽に持ち運ぶことができます。
最近では、リュックとして背負える2WAYタイプのモデルなど、さまざまな製品が出ています。ボディの素材や開閉方法、車輪のタイプなど、製品ごとに異なるポイントはさまざま。
今回は、そんなキャリーバッグの選び方とおすすめの製品を紹介します。何拍するのか、機内に持ち込むのかなど、実際の利用場面を想定して選びましょう。
キャリーバッグを選ぶ際は、どの程度の容量が必要なのか把握しておくことが大切です。必要な容量は、滞在日数×10Lが一つの目安と言われます。例えば、2〜3泊のちょっとした旅行なら、容量30L程度で問題ないでしょう。
2泊で最低限の荷物しか持たないという場合は、取り回しが良い20L前後の小さめのモデルがおすすめ。このサイズなら、飛行機内への持ち込みができるのもメリットです。
ただし、機内持ち込みのサイズについては、各航空会社で規定が異なるため、事前に必ずチェックしましょう。
1週間程度の短期出張なら、60〜70L程度の容量が必要になります。短期旅行でたくさんお土産を買うという場合にもちょうど良いサイズ。長期旅行や長期出張には、100L以上のモデルが良いでしょう。スーツやコートなどかさばるものも、問題なく収納できます。
キャリーバッグの種類は、大きく「ソフトケースタイプ」と「ハードケースタイプ」の2つに分けられます。取り回しの良さを重視するなら、ソフトケースタイプが良いでしょう。ボディに、ポリエステルやナイロンなどの柔らかい素材を使っているのが特徴です。
軽くて運びやすいだけでなく、柔軟性に優れており、ボディがある程度膨らむため高い収納力を発揮します。これなら旅行先や出張先で、荷物が増えたときにも対応できます。ファスナーで開閉する、手軽に使えるタイプが多いのも特徴の一つです。
横開きが基本ですが、製品によっては前開きポケットが付いていることあり、キャリーバッグを立てたまま、荷物の出し入れができます。外側に収納ポケットが複数付いている製品も多く、折りたたみ傘やパスポートなどの小物をパッとすぐに取り出せます。
ハードケースタイプは、アルミニウムやポリカーボネートなどの比較的硬い素材を使っているのが特徴です。外装部分が頑丈で、耐衝撃性や耐水性に優れています。割れ物や精密機械を運ぶ際にも、ピッタリのタイプと言えます。
ファスナーで開閉する製品もありますが、中にはファスナーなしのフレームタイプもあります。ファスナーが切り裂かれるなどの危険がなくなり、セキュリティ性がアップします。特に海外へ行く場合は、盗難のリスクも上がりますので、フレームタイプがおすすめです。
あわせて、車輪のタイプも確認しておきましょう。主に2輪タイプと4輪タイプに分かれますが、基本的には安定感のある4輪タイプがおすすめ。4輪なら、車輪が360度回転するので小回りが効きスムーズな方向転換が可能です。
無印良品の「半分の厚みで収納できるソフトキャリーケース S」は、容量約36Lのキャリーバッグ。ソフトケースタイプの製品で、中身がからっぽの状態なら、厚みを半分にすることが可能です。
ファスナーで開閉するタイプで、南京錠を付けて安全性を上げることもできます。基本は横開きですが、前面のポケットは立てた状態でも開くことが可能。本やペン、タオル、パスポートなどの小物類を手軽に出し入れできる仕様です。
4輪タイプなので、安定した状態で移動できます。販売価格は9900円前後です。
グリフィンランドの「SO LITE ソフトスーツケース AIR6327」は、容量約60Lのキャリーバッグ。ソフトケースタイプの軽量モデルで、製品の重さは約2.5kgです。360度回転の4輪キャスターが付いているので、スムーズに動かせます。キャスターは静音設計です。
外ポケットは、上部と下部の2カ所に設けられており、折りたたみ傘、チケット、雑誌などを収納するのに便利です。開閉部分にはダイヤル式のTSAロックを採用し、セキュリティ性を確保しています。販売価格は8000円前後です。
キャプテンスタッグの「キャリーバッグ 2wayリュックスタイル」は、容量約33Lのキャリーバッグ。2泊程度の衣類なら問題なく収納できます。メインスペース以外にも、複数のポケットが付いており、持ち物を整理しやすくなっています。
サイドにはメッシュポケットがあり、ペットボトルなど飲み物を入れるのに役立ちます。好みの高さにキャリーバーを調節し、バッグを引いて運ぶこともできますし、リュックのように背負って運ぶことも可能です。販売価格は4300円前後です。
エースの「スーツケース タッシェ」は、容量約34Lのキャリーバッグ。ポリカーボネート製のハードケースタイプです。ファスナー式で手軽に開閉できる仕様ですが、TSAロック付きなので防犯性にも優れています。
立てた状態で持ち物の出し入れができる、フロントポケットが付いています。クッション性を備えているため、タブレットやノートパソコンなどをしまうことも可能です。
4輪キャスターを採用しており、背面のスイッチでキャスターの動きを停止させることもできます。販売価格は2万1000円前後です。
モアエルグの「キャリーバッグ アルミフレーム」は、容量約60Lのキャリーバッグ。ハードケースタイプの製品で、丈夫なアルミフレームを採用しており、優れた耐久性を備えています。メタリックで、高級感を感じさせるデザインも特徴的です。
ボディが頑丈なので刃物で切られるなどのリスクがなく、開閉部分にはダイヤル式のTSAロックが付いており、高い防犯性を備えています。留学や海外旅行のときにピッタリのモデルです。
360度回転する4輪キャスター付きなので、スムーズな移動が可能です。販売価格は1万6000円前後です。
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