食材をつぶしたり、混ぜたりするのに便利な「ハンドブレンダー」。液状になるまですりつぶせるため、自宅で手軽にスムージーやポタージュ、離乳食を作ることができます。
付属のアタッチメントによっては、刻む、泡立てるなどの調理も可能。片手で持てる細長い形状が特徴的で、コンパクトサイズなので収納場所に困ることもないでしょう。今回は、そんなハンドブレンダーの選び方とおすすめの製品を紹介します。
ハンドブレンダーを選ぶ際は、どんな調理に対応しているかチェックしましょう。「シンプルタイプ」は、食材をつぶして混ぜる、という基本機能だけを備えているのが特徴です。
機能が制限されている分、比較的お手頃価格の製品が多く、手に入れやすいのもうれしいポイント。スムージーやポタージュ、ソースなど液状の料理を作りたいという場合は、シンプルタイプで十分でしょう。
つぶす、混ぜるに加えて、刻む、泡立てるなど、その他の調理も行いたい場合は、「多機能タイプ」がおすすめです。刻む用のチョッパー、泡立てが行えるビーター、氷を砕けるアイス用カッターなど、付属のアタッチメントを交換することで、調理の幅が広がります。
例えば、スープを作るだけでなく、野菜のみじん切りや、生クリームの泡立てが行えます。ただし、アタッチメントが増えると、その分、価格は高くなります。
ハンドブレンダーは手で持ちながら使う製品なので、一定時間持っていても疲れにくいという点が大切。そこで注目してほしいのが、グリップの形状です。握りにくいグリップだと、ストレスがたまりますし、使用中に落としてしまう可能性もあります。
持ち手がくびれているモデルなら、握ったときに手にフィットしやすく、ラバーグリップを採用している製品も滑りにくいので、おすすめです。
使いやすさを左右するポイントとして、製品本体の重さも確認しておきましょう。1kg近くの重さになると、持っているのが辛いかもしれません。
600〜700gの重さが一般的ですが、力に自信がない人や、できる限り手の負担を軽減したいという人は、500g前後の軽量モデルを選びましょう。
スピード調節機能が付いていれば、仕上がり具合をコントロールしやすくなります。素早く液状にしたいときは高速で、少し形を残しておきたいときは低速で、といった使い分けが可能です。
製品上部のつまみを回して、段階的に速度調節するタイプが一般的です。おすすめしたいのは、握り込む強さで、回転速度を微調整できるタイプ。これなら、調理中でも片手で簡単に調節でき、食材の状態を見ながら直感的に回転速度を切り替えられます。
また、ハンドブレンダーは、高速で刃が回転するので慎重に扱わないとケガをする危険性があります。誤作動を起こさないよう、子供がいる場合は特に、チャイルドロック機能など安全機能が付いているか事前に確認しておきましょう。
シロカの「ハンドブレンダー SCB-401」は、つぶす、混ぜるの基本機能を備えたシンプルタイプ。使い方は、持ち手のボタンを押すだけと、非常にシンプルで、初心者にも使いやすいのが特徴です。
グリップの部分は、くびれており、握りやすい形状になっています。本体重量は500gと軽量なので、力に自信がない人でも問題なく扱えるでしょう。軽量カップが付属します。メーカー希望小売価格は3300円(税込、以下同)です。
アイリスオーヤマの「ハンドブレンダー ホワイト IHB-SC502-W」は、つぶす、混ぜる、刻む、泡立てるの4種類の調理に対応したモデル。本体、ブレンダー、ブレンダースタンド、容器、チョッパー、泡立て器の6点セットです。
スムージー作りはもちろん、アタッチメントの切り替えで、ホイップクリームやひき肉、玉ねぎのみじん切りを作ることも可能です。2つのスイッチを同時押しすることで作動する安全仕様なので、子供がいる家庭でも安心して使えます。
製品上部のつまみで、回転速度を調節できます。ブレンダー装着時の重さは、約800g。販売価格は4980円です。
ティファールの「ハンドブレンダー ベビー スノーホワイト」は、400Wのパワフルモーターを搭載したモデル。ダイヤルで回転速度を調節でき、柔らかい食材から硬い食材まで調理可能です。ターボスピード機能を使えば、時短調理を実現することもできます。
通常のブレンダー以外に、離乳食ブレンダーが付属しており、離乳食初期の50ml程度の少量でも、しっかり滑らかになるまで、つぶすことが可能です。
最大500mlまで調理できるクッキングカップと、少量の調理に使える離乳食用のカップが付いてきます。全29種類のレシピを掲載した「ママのための離乳食レシピブック」が付属。販売価格は6300円前後です。
クイジナートの「コードレス充電式ハンドブレンダー」は、つぶす、混ぜる、泡立てるの3種類の調理に対応したモデルです。充電して使用するコードレスタイプなので、電源を気にせずに使えます。充電用のUSBケーブルとAC/DCアダプターが付属します。
持ち手は握りやすいように、くぼんでおり、ブレンダー装着時の重さは620gなので、比較的取り回しの良いモデルと言えます。上部のLEDランプにて、3段階で充電残量が表示されます。
2段階操作で作動する「ダブルロック構造」を採用しています。販売価格は1万2000円前後です。
ブラウンの「マルチクイック9 ハンドブレンダー」は、500Wのパワフルモーターを搭載したモデル。つぶす、混ぜるが行えるシンプルタイプで、柔らかい食材はもちろん、コーヒー豆やアボカドの種など硬い食材も砕けます。
ボタンを握る力を強めたり弱めたりして、直感的に速度を調節できます。ブレンダー使用時の飛び散りを防ぐ「スプラッシュコントロールテクノロジー」を採用。
ブレンダーを立て掛ける専用スタンドと、専用計量カップが付属します。販売価格は1万7000円前後です。
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