ハンドメイドの定番、「レジンクラフト」。レジンクラフトとは、透明感のある樹脂でさまざまなパーツを封入して固めたアクセサリーです。使う素材によってオリジナリティが高い作品を作れるので、手軽でありながら非常に奥が深い分野となっています。
春は新しいことを始める季節。新生活を機に、レジンクラフトに挑戦してみませんか? 今回は、「これからレジンクラフトを始める方におすすめのアイテム」をご紹介します。
レジンとは樹脂のことで、UVライトやLEDライトに反応して硬化するタイプと、2つの液を混ぜて硬化させる「エポキシレジン」タイプがあります。
UVレジンはUVライトで硬化するポピュラーなタイプで、軽くて比較的安価なので初心者にもおすすめです。ただし、厚みのあるアイテムは内部に光が届きにくいので硬化に時間がかかってしまう点が短所です。
LEDレジンは、UVレジンに比べると硬化速度が速く、できあがりも透明度が高い点に特徴があります。UVレジンは硬化してから時間が経つと黄色く変色してしまうこともあるのに対し、LEDレジンは変色が起きづらいです。一方LEDレジンの欠点は、価格が高めであること、硬化熱が高く作品が反ってしまう場合があることです。
最近は「UV-LEDレジン」という、UVライトとLEDライトどちらでも固まるレジン液が増えています。
エポキシレジンは上記2つとは異なり、2種類の液を混ぜて硬化させるタイプのレジンです。混ぜてから固まるまで24時間〜数日程度がかかりますが、厚みがある作品にも使用できます。エポキシレジンを扱う際はなるべく手袋を着用し、こまめな換気を心掛けましょう。
ライトはレジン液を固める際に使います。UVレジンを固めるUVライト、LEDレジンを固めるLEDライト、あるいはUVレジンとLEDレジンどちらも固める兼用タイプがあり、小さいものは10W(ワット)以下、大きいものは36W以上となっています。W数が大きいものほど出力が大きく、一度にたくさんの作品を固めやすいです。今後レジン作家を目指したいという方や、たくさん制作したいという方は、思い切って大きめのライトを買ってもよいかもしれません。
もう一点、ライトを購入する際に気を付けるべきなのが、電球が切れてしまった場合の対応がしやすいかどうかです。電球は消耗品なので、交換用の部品が手に入りやすいかなども念のため確認しましょう。
封入パーツはレジン液の中に封入する装飾のことで、アレンジの幅が最も広い部分でもあります。封入パーツの選定や配置など、アイデア次第で可能性は無限大です。
「ミール皿」や「フレーム(空枠)」は作品の土台となる部分で、封入パーツを配置してレジン液を流し込みます。丸形やスクエア型など多種多様なので、作りたい作品のイメージにあわせて選ぶとよいでしょう。
レジンクラフトには常に細かい作業が伴うため、指だけでの作業には限界があります。小さな封入物を土台に配置したりする際は、ピンセットなどを使用するとより満足のいく仕上がりになるでしょう。ピンセットの先端部は状況によって使い分けられるように数種類用意しておくと便利です。
レジン液に自分好みの色を付けることができたら作品の幅が広がりますよね。レジン液に混ぜて使える着色剤が販売されています。絵の具のように混ぜながら色を確認できる「調色パレット」も持っていると便利です。
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