スポーツ自転車のブームと共に「自転車キャンプ」の注目も高まっています。キャンプをするにはテントや食料、衣類など、必要な道具を自分で運ばなければいけませんよね。そこで話題になっているのが「バイクパッキング」です。
「バイクパッキング」とはフレームバッグやサドルバッグなど、簡単に取り付けられるバッグを使って荷物を運搬する方法です。低コストで導入できる、軽量でコンパクトといったメリットが多く、最近注目を集めています。
バイクパッキングが広まる前の自転車旅では、「サイドバッグ」や「パニアバッグ」といった大きいバッグを自転車に取り付けて移動するのが一般的でした。今でも時と場合によっては、これらのバッグの方が適している場合もあります。そこで今回は、「バイクパッキング用バッグ」や「パニアバッグ」のおすすめ商品を紹介します。自転車キャンプに興味のある人はぜひ参考にしてみてください。
バイクパッキングでは、スポーツ自転車に普段から取り付けられるバッグを使います。自転車のフレームやサドルに取り付けられるデザインで、荷台や工具不要でできるものがほとんどです。
フレームバッグやサドルバッグなどは自転車の形に合わせて装着させるため、コンパクトで走りやすい点も注目されている理由です。ただバイクパッキングは、荷物の積み方やバッグの使い方にコツがいります。乗りやすさは人それぞれ異なるかもしれませんが、一般的には重心は低め、重い荷物は中央に寄せると走りやすいといわれています。荷物の量は個人差ありますが、バイクパッキングの場合、1〜2泊分程度の荷物を運搬可能です。
1週間以上の長い自転車旅やキャンプの場合は、大容量のパニアバッグやサイドバッグを使うのがおすすめです。
パニアバッグは自転車の後輪のタイヤ横に取り付けます。フレームバッグやサドルバッグよりも容量が大きく、おしゃれなデザインのものも多いです。ただ取り付ける際には、自転車に「キャリア」と呼ばれる荷台が必要です。一部の自転車にはキャリアの取り付けが難しいものもあるので、しっかりと確認してから導入を決めましょう。
バイクパッキング用バッグとパニアバッグ、どちらも選ぶ際は耐久性や防水性などの機能面もしっかりと確認しましょう。
縫い目のないシームレスの作りをしているバッグや、水に強いPVC素材のバッグは防水性に優れています。急な雨に対応できるよう、防水加工されているバッグがおすすめです。
またバッグが不安定になると、走行に影響が出ます。大きめのバッグは、荷物をたくさん入れても型崩れしない工夫がされているか確認しましょう。
ロックブロスの「フレームバッグ L」は容量が5〜6Lあるため、ウェアや食品など、キャンプに必要なものがしっかりと収納できます。
縫い目のないシームレスの作りとなっているため防水に優れており、雨からバッグの中身を守ってくれます。バッグの開閉口も広いため、荷物の出し入れもラクラク。バッグの側面に付いているベルトを使って、簡単に取り付け可能です。ベルトは5つ付いているため、安定性もしっかりしています。販売価格は3100円前後です。
ゴリックスの「サドルバッグ GX-SB13」は、PVC素材とシームレスデザインで、防水性と耐久性に優れています。
バッグの生地はしなやかなで丈夫、最大容量は13Lと大容量のため、アウトドアシーンにぴったりではないでしょうか。荷物の重さでバッグが垂れないように、安定板となる中敷きが入っています。またバッグは折りたためるため、荷物の量に合わせてバッグの大きさを変えられるのもポイントです。販売価格は5000円前後です。
ロックブロスの「ハンドルバーバッグ」は、ベルトとバックルで簡単に取り付けられるフロントバッグです。
幅の広いベルトでしっかりと固定されるため、走行中の揺れにくいのも特徴です。コンパクトな見た目ですが容量は約5Lあるため、たっぷり収納できます。防水加工もされているので、多少の雨が降っても安心。販売価格は2900円前後です。
ゴリックスの「トップチューブバッグ エアロ」は防水性に優れたTPU加工を施し、水漏れを防ぐ2層生地の仕組みになっています。スマホやモバイルバッテリーなどの小物類も安心して入れられますね。
型崩れ防止の安定板も付いているので、荷物をサッと取り出しやすそうです。バイクパッキングをする時は大きいバッグが多くなりがちのため、良く使う小物類はトップチューブバッグに収納しておくのがおすすめです。販売価格は2600円前後です。
ロックブロスの「パニアバッグ」は、2つ合わせて約36Lと大容量のバッグです。
防水性と耐久性に優れているため、長旅でも安心して使えます。バッグには取っ手が付いているので、持ち運びにも便利です。販売価格は8000円前後です。
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