長期保存できたり、甘みが増したりと、いろいろな魅力があるドライフルーツ。自宅に「ドライフルーツメーカー」があれば、フルーツはもちろん、魚や肉、野菜を乾燥させて、さまざまな種類のドライフードを作ることができます。
ドライフードならではの濃厚な味わいを、お家で手軽に再現できます。好きな食材で無添加のおやつを作ることも可能なので、健康志向の人にもおすすめのアイテムです。今回は、そんなドライフルーツメーカーの選び方とおすすめの製品を紹介します。
製品の容量をチェックするときに、ポイントになるのが「本体サイズ」と「トレーの枚数」。基本的には、本体サイズが大きいほうが容量も大きく、一度にたくさんのドライフードを作ることができます。
ただし、サイズが大きい場合、設置スペースや収納スペースを圧迫する可能性があります。スペースに余裕があるか事前に確認した上で、製品を選びましょう。
また、ドライフルーツメーカーの内部には多くの場合、複数枚のトレーが入っており、その枚数によって容量が変わってきます。
一度にたくさん作りたいなら、トレーが5枚以上入っている大容量モデルがおすすめです。ただし、枚数が多くなると、その分高さが出るため、置く場所が確保できるのか、しっかりチェックしておく必要があります。
一方、コンパクトモデルが欲しい場合は2段か3段くらいの枚数の少ないものを選びましょう。試しに使ってみたい人、少量だけ作れれば良いという人にピッタリです。
ドライフルーツメーカーを選ぶ際は、温度調節機能をチェックしましょう。温度調節の幅が広いと、いろいろな食材に対応できますし、食材の仕上がり具合を調整することも可能です。具体的には、35〜70度まで設定できるモデルがおすすめです。
特に肉を乾燥させてジャーキーを作るという場合は、高温に設定できるかどうかが重要なポイントになります。というのも、肉の場合、低温で調理すると生焼け状態になりやすく、食中毒を引き起こす危険性があります。70度以上に設定できるものを選びましょう。
また、温度調節の幅が広いモデルなら、例えば、低温に設定してみずみずしく、少ししんなりとした食感に仕上げたり、高温に設定してパリッとした食感にしたりと、自分好みの食感を追求することもできます。
トレーとトレーの間に、厚みのある食材を詰め込んでしまうと、うまく乾燥できなくなることがあります。その場合は、「高さ調節機能」が付いていると便利ですよ。
セットする食材に合わせて高さを変えられるため、薄く刻んだ食材だけでなく、厚みのある食材でも無理なく置くことができ、しっかりと乾燥させられます。
あわせて、「タイマー機能」の有無も確認しましょう。ドライフードはものによっては、完成までに10時間以上掛かることもあります。このように長時間乾燥させる場合、オフにするのを忘れてしまう可能性があります。
タイマー設定ができれば、自分で時間を管理しなくても、適切な時間で自動的にオフになります。これなら、時間設定を間違えない限り、電源を切り忘れて食材を乾燥させ過ぎてしまう心配はありません。
タイマー設定を終えたら、ほったらかしておけば良いので、他の作業をしたり、寝たり、出かけたりすることも可能です。
マリン商事の「ドライフルーツメーカー プチカラ」は、本体サイズが約25(幅)×約24(奥行き)cmのコンパクトモデル。省スペースで設置できるのが特徴の1つです。
約14〜約19cmの間で高さ調節できるため、薄くスライスしたフルーツはもちろん、少し厚みのあるものでも乾燥させられます。
35〜70度の幅で温度調節できます。販売価格は4000円前後です。
サンコーの「ドライフルーツも作れる 自家製ジャーキーメーカー」は、5段構造を採用したモデル。本体サイズは約24.5(幅)×約22.7(高さ)×約24(奥行き)cmと比較的コンパクトでありながら、トレーの枚数が多く一度にたくさんのドライフードが作れます。
35〜70度の間で温度設定でき、ドライフルーツはもちろん、干し野菜やビーフジャーキーなどが作れます。
好みの厚さに切り、好みの味付けを行い、70度設定で約8〜約10時間待てば自分だけのビーフジャーキーができあがります。販売価格は4280円(税込、以下同)です。
アピックスの「ドライフードメーカー AFD-550-WH」は、タイマー機能付きのモデル。2/4/6/8/10時間でオフタイマーをセットできます。
本体サイズは約28(幅)×約28(奥行き)cmで、高さ切り替え式トレーを採用しており、食材の厚さに合わせて約22〜約25cmの間で高さ調節できます。トレーは5枚付いており、コンパクト設計でありながら一度に多くの食材を乾燥させられます。
ドライフードを使った12品のレシピを掲載した「レシピブック」が付属します。販売価格は6000円前後です。
ルームメイトの「ヘルシーフードドライヤー EB-RM33A」は、5枚のトレーを搭載したモデル。本体サイズは約30.3(幅)×約23.7(高さ)×約24.8(奥行き)cmで、食材に合わせてトレーの高さを調節することも可能です。
35〜70度の温度設定が可能で、1〜12時間まで1時間ごとにタイマーを設定することもできます。
フルーツ、野菜、肉、魚など、さまざまな食材に対応できる製品です。販売価格は6800円前後です。
BelleLifeの「フードドライヤー」は、5枚のトレーを搭載した大容量モデル。本体サイズは約32(幅)×約25(奥行き)cmで、高さは約22〜約28cmの間で調節できます。薄めの食材から、厚みのあるものまで対応可能です。
熱風循環加熱システムを採用しており、全体に満遍なく熱が伝わるようになっています。温度は35〜70度まで5度単位で設定できる仕様です。タイマー機能は1〜48時間まで30分単位で設定できます。
レシピやトング、マジックシートなどが付属します。販売価格は1万3000円前後です。
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