空気の循環を促す「サーキュレーター」は、エアコンからの冷気を部屋中に広げてくれる便利な家電です。エアコンと両方使うことで節電になるケースも多く、節電が必須な今年の夏は特に活躍しそうです。
サーキュレーターにはさまざまな種類がありますが、コスパの良い家電を扱う「アイリスオーヤマ」からも販売されています。今回は、Amazonサーキュレーター売れ筋ランキングで上位の「アイリスオーヤマのサーキュレーター(PCF-BD15T)」を使用してみます。実際の使い勝手をレビューしますので、商品選択の参考にしてみて下さい。
アイリスオーヤマの「サーキュレーター(PCF-BD15T)」は一般的な扇風機よりも小さいサイズで、約22.2(幅)×22.2(奥行)×29.6(高さ)cmです。重さは約1.5kgなので、持ち運びも楽です。
機能面では、2、4、8時間での切タイマーがあります。さらに強さをゆっくりと変化させて「自然に近い風」を送るリズムモード、そして部屋の空気をかくはんして温度差をなくす強制攪拌(かくはん)モードなど、役立つ機能も満載です。
このような機能を含めた操作は、台座部分である操作部とリモコンで行います。また、取扱説明書には効果的な設置場所の解説もあります。例えば冷房使用時には、床近くにたまりやすい冷気を循環させるために、エアコンを背にして使うようすると効果的なようです。他にも暖房使用時や換気、洗濯物乾燥などでの使い方が書かれているので、使う前に確認してみるとよさそうです。
サーキュレーターは、ここ数年でかなり進化しました。特に首振り機能に関しては、複雑な動きをするようになりましたよね。アイリスオーヤマの「サーキュレーター(PCF-BD15T)」も同じで、左右上下に首振り可能です。
調整は操作部にある「首ふりボタン」、もしくはリモコンで行います。左右・上下の両方の首振りランプが付いていれば、複雑な動きをしてくれます。
左右と上下のボタンを押して稼働してみます。ゆっくりと首振りをして、上を向いていきます。途中でカクカクとなることもなく、とても滑らかな動きなので風の流れもスムーズです。リモコン操作でも変更可能なので、近くにサーキュレーターがない時でもすぐに風向きを変えられるのはありがたいです。
風量は5段階で調整可能です。操作部にある「風量ボタン」かリモコンで操作していきます。
風量1の場合、ハンカチタオルはあまり動きません。そよ風程度の強さです。
風量2でも、あまり強いとは感じません。心地良い風です。
風量3になると、さすがに風が当たっている感覚があります。
風量4だと、ハンカチタオルが大きく揺れます。
そして最大風量である風量5では、ハンカチタオルはかなり暴れていました。風を受けることで、大きく揺れています。風量5になると風を強く感じるので、遠くに置く時や、別の部屋に冷気を送る時などに使うとよさそうです。通常の空気循環をするならば、風量3程度で良いのではないかと感じました。
「サーキュレーター(PCF-BD15T)」を稼働させている時の音は比較的静かです。通常、風量が上がるとモーターの音も大きくなりますが、アイリスオーヤマの「サーキュレーター(PCF-BD15T)」は風量5でも耳障りだと感じるほどの音にはなりませんでした。
風量1では、音はほとんど聞こえません。仕事中に風量を上げても仕事に集中できそうです。
アイリスオーヤマの「サーキュレーター(PCF-BD15T)」が人気の理由の1つは、色合いにあるように思います。というのも、くすみカラーでとてもかわいらしいのです。
今回使用したのはフォギーピンク。くすんだピンクで、おしゃれに見えます。他にホワイト、ライトネイビーがあるので、部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができますね。
アイリスオーヤマの「サーキュレーター(PCF-BD15T)」の販売価格は7000円前後です。上下左右の首振りが自動で行えますし、風量も5段階に調整可能。切タイマーもあるので、効率的に部屋全体を冷やす、暑い日の強い味方になってくれそうです。
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