夏の暑さをしのぐために、コンパクトサイズの扇風機を使う人が増えています。これまでは手に持って使うタイプが多かったのですが、最近では首から提げるタイプのミニ扇風機を使っている人もよく見かけるようになってきました。
リーズナブルな価格帯でさまざまな生活雑貨を扱う「ニトリ」にも、首掛け扇風機(ネックファン)があります。今回はニトリの「首掛け充電式2Wayファン(HF331NI)」(以下、2Wayファン)を使ってみましたので、使い勝手や注意点などをレビューします。商品購入の参考にしてみて下さい。
ニトリの2Wayファンは、デスクやテーブルに置く場合と首から提げる場合の2パターンで使えます。
専用のストラップが付いているので、それを取り付けましょう。首から提げない場合は、ストラップを外して置くことができます。サイズは10(幅)×10.4(奥行)×5(高さ)cmで、手のひらに乗る大きさです。
充電式なので付属のUSBコードで充電します。フル充電まで約6時間かかりますが、風量弱で約9時間、風量強で約2時間半使うことができます。ファンの部分は180度調整ができるので、自分の使いやすい角度で止めて使用可能です。
電源は内側に付いていて、小さなボタンなので最初は気付かないかもしれません。ただ内側に付いていることで、運転中にファンを折りたたむと自動的にファンが止まる仕組みになっています。そしてファン部分を起こすと、同じ風量で回り始めます。電源ボタンを何度も押して調整しなくて済むので、ちょっとした手間を省くことができます。
風量は電源ボタンを押すことで、3段階の調整ができます。
風量弱で顔から30cmほど離して使うと、少し息苦しさを感じます。ハンカチタオルも軽く揺れました(写真参照)。
さらに風量を上げると、顔に当たる角度によっては息がしづらくなりました。ハンカチタオルも上下に揺れています。
風量を最大にすると、顔に当たる風が強く、髪も乱れるくらいの強さがあります。あまりにも強いので、思わず顔を背けてしまうほどでした。ハンカチタオルは上下左右に大きく揺れました。
そして稼働中のモーター音ですが、首から提げたり顔の近くで使用したりすると、風量弱であってもちょっと音が気になりました。ウーンとうなる音が聞こえてきます。風量が強くなるとモーター音も大きくなるので、顔の近くで使うと少し耳障りかもしれません。
デスクに置いて使う場合は、風の強さを考えて、できる限り自分から離した方がよいかもしれません。
風量弱で1mほど離しても、そよ風のような心地よい風を感じることができます。風量弱ならモーター音もあまり気にならないので、仕事にも集中できました。ただ風が当たる場所が広範囲になることもあり、紙の資料などが飛んでしまった時もあったので、何か重しになるものを用意することをおすすめします。
首から提げて使う場合は、ファンの角度を90度ほどにします。両手が使えるのは大きなメリットです。また、ストラップの長さは調整可能です。
ストラップはあまり短くしない方がおすすめです。髪が長い人はファンに絡まってしまう可能性もありますし、風が強いので顔から離れていても十分風を感じることができます。ただ固定できるクリップなどがないので、身体の動きに合わせてファンが動いてしまうのがデメリットかもしれません。
これだけの風量があるので、置いて使う場面を多くしてみると便利に使えそうです。例えば、キャンプなどのテント内や、バーベキューの時などに使うと暑さ対策になりそうです。
室内の場合は、熱がこもりやすいキッチンで使うと便利です。コンパクトサイズなので、調理場に置いていても邪魔になりません。しかもファンの角度を簡単に変えられるので、上の方から風を当てるのもよいですね。また洗面所に置いておけば、お風呂上がりのスキンケアやメイクをする時に役立ちそうです。サイズと風量を考えると、使える場面はもっとありそうです。
ニトリの「首掛け充電式2Wayファン(HF331NI)」の販売価格は、1990円です。今回はダークグレーを使用していますが、ホワイトもあります。ただ、ニトリの公式通販サイト「ニトリネット」での取り扱いは終了してしまったようです(2022年7月15日現在)。
まだまだ暑い夏は続きます。「首掛け充電式2Wayファン(HF331NI)」のようなコンパクトサイズの扇風機は、さまざまなシーンで役立つでしょう。もし店頭で見かけた時はチェックしてみて下さい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.