最新ゲームとは別に、ゲームファンの心をひきつけてやまないのが「クラシックゲーム」や「レトロゲーム」と呼ばれるゲームです。
古くても人気が高いタイトルはさまざまなプラットフォームに移植されたり、またはリメイクされたりして、今日でも遊ぶことができます。また、昨今注目を集めているのが、発売当時のゲーム機本体をミニチュア化し、テレビにつないで実際に遊べるミニクラシックゲーム機。今回は、あの懐かしいゲームの数々が遊べるミニクラシックゲーム機を紹介します。
ミニクラシックゲーム機は、当時のデザインそのままに、本体を小型化した手のひらサイズのゲーム機です。
機種ごとに復刻した人気ゲームタイトルを数多く収録し、テレビやパソコン用ディスプレイなどに接続して遊べます。
コントローラーも、オリジナルデザインのまま小型化したものが付属します。ただし、内蔵しているゲームタイトルをプレイするための専用機という位置付けのため、当時のゲームカセットやゲームディスクをセットすることはできません。
クラシックゲーム機は、家庭用ゲーム機を復刻したものに加え、アーケードゲームを復刻しているものもあります。当時のゲームセンターで遊んだ思い出のタイトルを自宅でじっくりプレイできるのはうれしいですね。
任天堂の「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」は「ファミリーコンピュータ(通称:ファミコン)」を手のひらサイズに復刻したゲーム機。ファミコンは家庭用ゲーム機の爆発的普及のきっかけとなったゲーム機のため、懐かしさを感じる人も多そうです。
『スーパーマリオブラザーズ』『ドンキーコング』『グラディウス』など、全30タイトルを収録。リセットボタンを押してホームメニューに戻ると、その時点の状態を自動で保存するといううれしい機能も。Amazonでの販売価格は9800円前後です。
「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」は「スーパーファミコン(通称:スーファミ)」を復刻したクラシックゲーム機です。
『パネルでポン』『ファイナルファンタジーVI』『スーパーストリートファイターII』『ファイアーエムブレム』など21タイトルを収録しています。オリジナルのコントローラーをそのまま模したコントローラーが付属。しかし2022年現在、残念ながら生産は終了してしまっているようです。
セガの「メガドライブ」を復刻した「メガドライブミニ」は、42タイトルという大ボリュームの収録ゲーム数が大きな魅力です。『スペースハリアーII』『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』『ぷよぷよ通』『テトリス』などを収録しています。
また、「メガドライブミニ」をさらにアップデートした「メガドライブミニ2」が、2022年10月27日に発売予定です。外観はメガドライブの後期モデル「メガドライブ2」を模しています。「メガドライブミニ2」には、『LUNAR(ルナ)』シリーズ、『ファンタジーゾーン』『エイリアンソルジャー』など。50本以上の人気タイトルを収録予定。「メガドライブミニ2」のAmazonでの販売価格は1万978円(税込、以下同)です。
1987年発売のゲーム機「PCエンジン」の復刻モデルが、コナミデジタルエンタテインメントの「PCエンジン mini」です。
収録タイトルは、国内向けPCエンジンに加えて、海外向けモデル「TurboGrafx-16」のタイトルも含め、計58タイトルと特大ボリューム。『グラディウス』『スーパー桃太郎電鉄II』といった人気タイトルに加えて、カルト的人気の『超兄貴』や、戦術シミュレーションの入門に最適な『ネクタリス』といった、クラシックゲーム好きの心をくすぐるタイトルまで網羅されています。
PCエンジンは当時の日本電気ホームエレクトロニクス(NECホームエレクトロニクス)が発売元ですが、同社はすでに解散しているため、開発元のハドソンを吸収したコナミデジタルエンタテインメントがミニゲーム機として復刻しました。Amazonでの販売価格は1万1550円です。
元祖「プレイステーション(通称:プレステ)」からゲームにはまったというユーザーも多いはず。そんな初代プレステの名作20タイトルを収録したクラシックゲーム機が「プレイステーション クラシック」です。
『メタルギアソリッド』『鉄拳3』『闘神伝』、そして『バイオハザード ディレクターズカット』も楽しめます。Amazonでの販売価格は1万円前後です。
アーケードと家庭用ゲーム機でほぼ同じゲームが楽しめると人気を博したのが、SNKの「NEOGEO(ネオジオ)」です。アーケードタイプの特徴的なジョイスティックを備え、「NEOGEO mini」として復活しました。
アーケードゲーム機をモチーフにデザインされており、3.5インチの液晶ディスプレイとコントローラーが一体となっています。外部ディスプレイやテレビに接続しなくとも遊べます。
『キング・オブ・ファイターズ』シリーズや『餓狼伝説』シリーズなどの格闘ゲームを中心に40ものゲームタイトルを収録。Amazonでの販売価格は7400円前後です。
セガの「ゲームギアミクロ」は、同社の携帯ゲーム機「ゲームギア」(1990年発売)を手にひらに収まるサイズで再現した“遊べるマスコット”です。
当時のデザインほぼそのままに、タブレット菓子のケースほどに小型化。1.15インチのカラー液晶と本体のボタンで実際にゲームを遊べます。
ボディーカラーは4色あり、それぞれに『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』『ぷよぷよ通』『コラムス』など異なる4つのゲームを収録しています。Amazonでの販売価格は7800円前後です。
2020年に発売されたセガの「アストロシティミニ」は、アーケードマシン「アストロシティ」を6分の1サイズで復刻したミニゲーム機。そして「アストロシティミニ」の後継バージョン、「アストロシティミニV」が7月28日に発売されます。
「アストロシティミニ」がパズルゲームの『ぷよぷよ』『コラムス』、世界初の3D格闘ゲーム『バーチャファイター』など幅広く収録していたのに対し、「アストロシティミニV」の収録タイトルは、縦スクロールを特徴としたシューティングゲームが多めです。収録タイトルは、『ZAXXON』『アウトゾーン』『達人王』など22タイトル。Amazonでの販売価格は「アストロシティミニ」が1万1000円前後、「アストロシティミニV」が1万8789円です。
「EGRET II mini」は、1996年に登場したアーケードゲーム機を卓上サイズで再現したクラシックミニゲーム機。1978年〜1990年代にゲームセンターで遊ばれていたタイトーのゲームを収録しています。
『スペースインベーダー』や『エレベーターアクション』、『ちゃっくんぽっぷ』といった名作ゲームを40本収録。別売りの拡張セットでさらに10タイトルがプレイできます。すべてのゲームタイトルでセーブが可能なので、エンディングまでじっくり楽しめます。Amazonでの販売価格は1万8500円〜2万円程度です。
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