夜は多少は涼しく、過ごしやすい季節となってきました。しかし、まだまだ残暑が厳しく、特に昼間の外出中には涼をとるのに工夫が必要です。最近は携帯用扇風機やウェアラブル扇風機などの便利なグッズも人気ですが、さっと扇子を取り出して優雅に仰ぐ姿には風情があります。
今回はかっこよく涼をとることができる、メンズ向け扇子のおすすめをご紹介します。
扇子の最大のメリットは、電源が不要なこと。携帯用の扇風機は便利ですが、バッテリーが切れてしまえば使うことはできません。また、小型のものでも扇子と比較すると、携帯性で劣ります。
扇子を選ぶ際のポイントとしては、デザインのほか、素材で選ぶという方法もあります。骨の部分は竹を使用したものが一般的ですが、アルミやプラスチックなどを使用したものもあります。
扇面もさまざまな素材を使用したものがあり、を使用したものがあり、比較的安価なものは紙製。布製のものは耐久性が高く高級感もあります。布の種類も綿やシルクなど、多岐にわたっていますので、デザインと併せて、好みのものを選ぶのがいいでしょう。
名古屋扇子の老舗「末廣堂」の男性向け扇子。末廣堂の扇子はすべて熟練の職人による手作業で製造されています。それぞれの工程ごとに分業しており、中にはその道60年という職人さんもいるとのことです。
馬が9頭で「うまくいく」というシャレのきいたデザインです。素材構成は和紙と竹。長さは22.5cm、25本骨。扇子袋が付き、化粧箱入りとなっています。
大阪の和装小物製造メーカー「ハセガワ」の男性向け扇子。「京扇子」とは扇骨が日本製、地紙と仕立てを京都で行ったもので、京都扇子団扇商工共同組合が有する地域団体商標を指します。
サイズは長さ約22cm。仕立ては京都で、扇骨が日本製、地紙が京都製です。扇子袋付きで化粧箱入りです。
名入りオリジナルグッズの製作などを手掛ける、オオゼキコーポレーションの京扇子。京都の熟練扇子職人の仕立てによる、手作りの本格京扇子です。
京扇子のなかでも特に貴重な純国産部材を使用した扇子にのみ付与される「京扇子認定マーク」付きです。
漫画やアニメのルーツとして高く評価され、世界的にも知られる「鳥獣戯画」から、兎が猿を追いかけるコミカルなシーンをトリミングしたデザインとなっています。扇子素材は国産孟宗竹・綿ローン。サイズは開いた状態で約41.5(幅)×24(高さ)cmです。
幅広い分野で事業を展開する三菱グループの商社である、明和産業のプラスチック製扇子。金型からの成形加工なので、側面も滑らかです。
開いた時のサイズは約35(幅)×21(高さ)cm、閉じた時は幅が約7.5cmになります。重さは約46g。素材は扇部がポリプロピレン樹脂、ジョイント部がABS樹脂です。
京扇子の製造・販売を手掛ける、1718年創業の京都・白竹堂の京扇子。土佐和紙を扇面に使用しています。和紙の風合いを最大限引き出すため少し大きめの扇子に仕上げているのが特徴です。
サイズは長さ約24cm。素材は扇面が和紙、扇骨が竹(親骨/白竹、仲骨/唐木染め)。扇子袋が付属し、桐箱入りとなっています。
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