「ガーミン(Garmin)」は2022年に創業33周年を迎えた、GPS機器メーカー。航空・海洋・自動車産業向け機器を取り扱っているため、技術力には定評があります。そのスマートウォッチにおいても、高品質でおしゃれな製品を展開しており高い人気を誇ります。
今回は、ガーミンの「Suicaに対応したスマートウォッチ」を紹介します。高機能なガーミンのスマートウォッチで健康や運動管理を行いながら、JR東日本のICカード「Suica」に対応したモデルであれば、鉄道やバス、買い物などでもキャッシュレス決済ができるので非常に便利です。
Fav-Log編集部員として雑誌・書籍や生活家電、キッチン用品などを担当。大学卒業後はテクノロジー関連の専門誌の記者や経済系メディアの記者・編集者として働く一方で、私生活では何とか2児の母をやっています。10年以上クラシックバレエをやりながら、チアダンス部に所属するなど踊り続けてきましたが、いまはチアダンスを習う子供の応援が趣味。また読書も趣味で、好きなジャンルはハードボイルド。大沢在昌作品は見逃しません。愛車はホンダ・フリード。
まずスマートフォンに「Garmin Connect Mobileアプリ」をダウンロードし、ガーミンのスマートウォッチと接続する必要があります。その後、ウォレットを作成しSuicaを追加します。
ここで登録できるSuicaは手持ちのカードではなく、新たに発行する必要があります。またガーミン機種1台に付き1枚のSuicaしか対応できない点にも注意が必要です。
スマートフォンからのオンラインチャージは、「Google Pay」を経由します。事前に連携するGoogleアカウントにクレジットカードの登録が必要です。
Suica対応のスマートウォッチといえば、Apple Watchもその代表モデルといえます。Apple WatchのSuicaは定期券の利用やオートチャージが可能ですが、ガーミンのSuicaではこれらに非対応です。
また、チャージ金額についても制限があります。最初は最大5000円までしか入金できず、一定期間使用後にガーミンデバイス内の残高と合わせて最大2万円までのチャージが可能になります(出典:Garmin)。
もしiPhoneユーザーなら、iPhoneのタッチ決済をそのまま利用できるApple Watchの方が便利かもしれません。とはいえ、ガーミンのスマートウォッチはバッテリー持続時間が長いのが特徴です。毎日スマートウォッチの充電をしたくない人や定期券を利用しない人は、ガーミンのスマートウォッチの方がよい場合もあるでしょう。手持ちのデバイスや生活スタイルに合わせて選んでみましょう。
ガーミンのスマートウォッチには、運動も趣味も、ビジネスも全力で挑む人をサポートしてくれる製品が豊富にそろっています。例えば、ガーミンが独自開発したソーラー発電を行う「Power Glass」や、低消費電力技術によりバッテリー性能が高い製品が多いです。また「Garmin Connect Mobileアプリ」を活用して、スマートウォッチで計測したデータをさまざまなデバイスで管理できるのも魅力。
シリーズも多様で、ビジネスでも活用したいなら「fenix」シリーズ、日常使いしやすいおしゃれなウォッチなら「vivo」シリーズ・「Lily」シリーズ、登山や釣りなどのアウトドアに最適なのが「Instinct」シリーズ、ランニングやバイクトレーニングをする人向けの「ForeAthlete」シリーズ、本格的にスポーツに取り組んでいる人におすすめの最高級モデル「MARQ」シリーズ、ゴルフに特化した「Approach」シリーズ、ダイビングに最適な「Descent」シリーズなど、自分に合ったウォッチが見つかるでしょう。
9月発売の新作スマートウォッチ「Venu Sq 2」もSuica対応モデルの1つ。スマートウォッチが初めての人にもおすすめの使いやすいフィットネスGPSウォッチです。
従来モデル「Venu Sq」とウォッチサイズは同じですが、スクリーンをサイズアップしAMOLED(有機EL)ディスプレイを搭載。運動中も見やすくなりました。また、心拍モニタリングは第4世代工学心拍計にアップグレードし、より精度の高い計測となっています。
さらに実年齢や週間運動量、安静時心拍数に加えBMIや体脂肪率など多くの指標から「フィットネス年齢」も算出してくれるのもうれしいポイントです。
通常モデルに加えて音楽再生ができるMusicモデルもあります。最大500曲を保存可能なので、スマートフォンなしで音楽を聴くことが可能。音楽配信サービスからもダウンロードできます。公式通販サイトの販売価格は、ミュージック対応モデルが4万5800円(税込、以下同)、ミュージック非対応モデルが3万9800円です。
これからランニングを習慣化したい人だけではなく、マラソン大会の出場も考えているような上級者にもおすすめなのが「FORERUNNER 255」です。位置情報がより正確にトラッキングできる「マルチGNSS測位(GPS、GLONAS、Galileo)」と、マルチバンド測位にも対応しています。そのため複数の周波数にアクセスすることができるので、遮蔽物が多いビル群や山間部などでも高い精度・速度を実現します。
もちろんSuicaに対応しており、メールやテキスト、アラートもウォッチで受信可能です。Androidスマートフォンとペアリングすると、ウォッチからテキストに返信することもできます。公式通販サイトの販売価格は、ミュージック対応モデルが5万2800円、ミュージック非対応モデルが4万9800円です。
一見、本物の時計針が付いたアナログウォッチですが、必要な時にだけ表示されるタッチスクリーンディスプレイを搭載したおしゃれなハイブリッドスマートウォッチです。ディスプレイにはカラーのAMOLED(有機EL)を搭載しているので、視認性も高くなっています。
アルミニウムケースとドーム型のサファイアクリスタルレンズが、上品で耐久性も高いのが魅力。カラー展開が豊富で、ストラップはイタリア製レザーかメッシュベルト(ミラネーゼ)から選択可能なので自分に合ったウォッチが見つかりそうです。
手首で測る光学式心拍計を搭載しているので、常に心拍数をサンプリングします。安静時に高い状態が続いた場合はアラートを発して知らせてくれます。その他、体のエネルギーレベルが分かる「Body Battery」やストレスレベル、血中酸素なども計測可能です。
マルチスポーツGPSスマートウォッチ「quatix 7」もSuica対応モデルです。航海に役立つ機能に対応しているモデルで、自動操舵制御機能やウェイポイントをマークすることなどができます。
この他、世界中の4万2000のゴルフコースを見ることができ、サーフィン機能も搭載しています。マルチにスポーツを楽しむ人にうれしいウォッチです。
「Venu 2」は有機ELディスプレイが鮮やかで、 常時表示モードが見やすいGPSスマートウォッチ。こちらもSuicaに対応しています。
25種類以上のスポーツアプリがプリロード済みなので、スポーツを楽しむ人にぴったりのウォッチといえます。またSpotifyやAmazon Music、LINE MUSICなどの音楽配信サービスからプレイリスト同期し、最大650曲をウォッチに保存できるので、スマートフォンなしでも音楽を楽しむことができます。
バッテリー持続時間は、スマートウォッチモードであれば約11日間、GPSモードであれば約22時間、GPSと音楽モードであれば約8時間と長いのも魅力です。
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