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「Amazfit Band7」をデスクワーカーが1週間使用すると…… QOLの見える化を実感、LINEやカレンダー通知の使い勝手が気になる

» 2022年10月12日 15時00分 公開
[南たな子Fav-Log]
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 2022年9月に発売された「Amazfit Band 7(アマズフィット バンド セブン)」。販売価格は7980円(税込、以下同)とリーズナブルながら、最大18日間(標準的な使用時)のロングバッテリーで、従来モデルのBand 5よりもディスプレイの大型化を実現した注目のスマートウォッチ・スマートバンドです。

フォト Zepp Health Corporation「Amazfit Band 7」

 今回は、テレワーク中心の編集者が1週間使用してみて感じた、使い勝手や気になる点などをご紹介します!

南たな子

南たな子

Fav-Log編集部員として雑誌・書籍や生活家電、キッチン用品などを担当。大学卒業後はテクノロジー関連の専門誌の記者や経済系メディアの記者・編集者として働く一方で、私生活では何とか2児の母をやっています。10年以上クラシックバレエをやりながら、チアダンス部に所属するなど踊り続けてきましたが、いまはチアダンスを習う子供の応援が趣味。また読書も趣味で、好きなジャンルはハードボイルド。大沢在昌作品は見逃しません。愛車はホンダ・フリード。

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「Amazfit Band 7」を開封! スペックを紹介

フォト Amazfit Band 7のパッケージ

 さっそく開封していきます。Amazfit Band 7のパッケージですが、上下からは開封できず、側面の点線に沿って破く開封方法でした。少し変わったパッケージです。中にはスマートウォッチ本体とバンド、充電ケーブル、ユーザーマニュアルが入っています。

フォト Amazfit Band 7の中身

 充電は付属の専用USBケーブルで行います。本体側は独自端子ですので、ケーブルは無くさないよう注意が必要です。バッテリー容量は232mAhと大容量で、標準的な使用でのバッテリー持続時間は約18日間となっています。かなりのロングバッテリーです。充電時間は約2時間となっています。

 重さはストラップありで約28g。サイズは約2.44(幅)×4.23(高さ)×1.22(奥行)cmとスクエア型です。バンドは簡単に取り外すことができるので、バンドの交換も簡単にできます。また防水グレードは5ATM(5気圧)なので、シャワーやスイミングも可能です。

フォト Amazfit Band 7はバンドの取り外しが簡単

 対応デバイスはAndroid 7.0以上、iOS 12.0以上で、Bluetoothをオン、そしてZeppアプリをインストールする必要があります。初期設定は簡単で、Zeppアプリを起動してマイデバイスにAmazfit Band 7を登録。その後、スマートフォンをAmazfit Band 7にかざせば完了です。

フォト Zeppアプリ

 カラーはブラックとベージュ(筆者はブラックを使用)。販売価格は前述の通り7980円ですが、公式オンラインストアでは1000円オフクーポンを配布中なので、6980円で購入可能です(2022年10月12日現在)。

Amazfit Band 7の良かった点を紹介! デスクワーカーのQOL改善に大きく貢献

 実際に1週間ほど装着してみましたが、装着感も悪くなく、仕事や家事・育児中に邪魔になることはありませんでした。特に使いやすかった点を紹介します。

AODモードでもバッテリー持ちが良い

 Amazfit Band 7は、AOD(常時表示)に対応しているのはうれしいポイントです。時計はもちろん、スケジューラーにもしっかり対応しています。

フォト AODに対応

 またAODモードでさらにヘルスケア周りの計測もすべてオンで使いましたが、フル充電から5日間でバッテリー残量は30%ほどとバッテリー持ちが良いのも便利でした。Amazfit Band 7の大きな特徴は、やはりバッテリー持ちが良い点だと実感しました。

1タップで心拍数・ストレス・血中酸素を測定できる

 Amazfit Band 7は、血中酸素レベルや心拍数、睡眠などのヘルスケア分析を24時間行うことができますが、1タップで心拍数、血中酸素、ストレスの異常を検知することも可能です。

フォト 1タップで心拍数・ストレス・血中酸素を測定できるのが便利

 計測時間は約45秒なので、すぐに知ることができます。精度について判断するのは難しいですが、緊張する会議中などに測定してみたところ、ストレスレベルが大幅に悪化したので、筆者個人としてはうなずける計測結果だったと思います。

睡眠中のデータが見やすい

 睡眠時のデータが見やすい点も高評価ポイントです。睡眠時間だけではなく、覚醒、レム睡眠、浅い眠り、深い眠りの計測が可能です。これをZeppアプリ内でグラフ化してくれるので、細かく分析できます。また睡眠時のすべての数値から、睡眠の質のレベルまで表示してくれます。

フォト 睡眠分析のグラフ化は本当に便利!

 筆者は子育て中なので、覚醒せずに眠るのはほぼ不可能。睡眠の質は悪いものだと思っていましたが、それでも深い眠りの時間をしっかり取れており、睡眠スコアは中程度と予想よりも良くて安心しました。

 さらに特筆すべきは「睡眠時の呼吸の質」も計測できる点でしょう。睡眠時に寝苦しいときがある人などにとっては、非常に気になる情報だと思います。悪い場合は就寝前の飲酒を控えたり、運動量を増やしたりすることで改善するようです。

PAIがヘルスケア分析に便利

 Amazfitに搭載されている健康評価システム「PAI」は、使用者のプロフィールや日常生活のさまざまなアクティビティから健康を評価します。PAIの7日間トータルスコアを「100」以上に維持できれば、生活習慣病のリスクを大幅に軽減できることが実証されているようです。

フォト Amazfitの健康評価システムPAI

 筆者は84PAIと悪い数値でした。もう少し運動量を増やさないとまずいな……と実感した瞬間でした。

Amazfit Band 7のここが気になる

Googleカレンダーユーザーは要注意

 Amazfit Band 7はスマートフォンのカレンダーと同期できるので、スマートウォッチでカレンダーを確認できるのは便利です。通知もしっかりしてくれます。

フォト カレンダーの予定通知もできる

 ただGoogleアカウントと同期できるのですが、Googleカレンダーと同期できない点に注意が必要です。筆者はスマートフォンのカレンダーに仕事の予定も登録しているので問題ないですが、Googleカレンダーを主に使っている人にとっては要注意ポイントかもしれません。

LINEの返信はできない?

 Amazfit Band 7は、LINE通知に対応しています。その点は非常に便利なのですが、筆者個人としては簡単なメッセージの返信はできた方が使いやすかったのではないかと感じました。

フォト Amazfit Band 7の通知画面

 Amazfitのスマートウォッチの中にはLINE返信に対応しているモデルもあるので、今後のOTAアップデートで対応可能なのか分かりませんが、現時点では少し残念な点といえそうです。

運動中の画面表示が物足りない

 Amazfit Band 7は運動の自動検出が可能で、その内容についても設定で変更できるのが便利です。その他の運動、例えばヨガやフィットネスなどの運動開始時は、手動で設定する必要があります。

フォト Amazfit Band 7の運動中のメイン画面

 運動中のメイン画面には、運動時間とカロリー消費、心拍数、バッテリー残量が表示されています。右にスワイプすると音楽コントロール、左にスワイプすると運動の停止や終了を入力できます。

 これはこれで問題なく運動できているのですが、時刻や天気も表示されていた方が外でのアクティビティのときなどに助かります。特に、時刻を確認するために一旦運動を終了しないと見ることができない点が残念でした。

まとめ:リーズナブルでロングバッテリー、睡眠分析が優秀なモデル

 Amazfit Band 7は1.47インチの有機ELディスプレイを搭載し、表示可能領域は従来モデルよりも大きくなって使いやすいモデルです。また、音声アシスタントサービス「Alexa(アレクサ)」にも対応しており、筆者は問題なく使用できました。

フォト Alexa使用画面

 ヘルスケア分析、特に睡眠分析が非常に優れており、QOL改善を目指している人にはおすすめのモデルといえます。一方で、LINEの返信に非対応な点やGoogleカレンダーと同期できない点など、気になる点もあるので、その点を踏まえて購入を検討してみてください。

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