メディア

初心者向けの「レコードプレーヤー」おすすめ5選 すぐに使えるスピーカー内蔵型も! レコード音源のぬくもりを感じよう【2022年最新版】

» 2022年10月29日 08時00分 公開
[木島祥尭Fav-Log]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 ターンテーブルにレコードをセットして、音楽を再生する機器「レコードプレーヤー」。デジタルにはない、レコード特有の味わい深い音楽が楽しめるということで、今密かにブームが再燃しつつあり、若い方にも注目され始めています。

初心者向けの「レコードプレーヤー」おすすめ5選 すぐに使えるスピーカー内蔵型も! レコード音源のぬくもりを感じよう【2022年最新版】 アイオンオーディオ「ポータブルレコードプレーヤー Vinyl Transport」(出典:Amazon

 とはいえ、ひと口にレコードプレーヤーと言っても、駆動方式やスピーカーの有無など、さまざまな点で違いがあります。今回は、こうした製品ごとの特徴に触れつつ、初心者でも使いやすいレコードプレーヤーを紹介します

 レコードだからこそ表現できる温かみのある音色を、ぜひ体験してみてくださいね。

木島祥尭

木島祥尭

フリーライターとして、家電、家具、アニメ等の記事を担当。大学時代から小説や脚本などの創作活動にはまり、脚本では『第33回シナリオS1グランプリ』にて奨励賞を受賞、小説では『自殺が存在しない国』(幻冬舎)を出版。なんでも書ける物書きの万事屋みたいなものを目指して活動中。最近はボクシングをやりはじめ、体重が8kg近く落ちて少し動きやすくなってきました。好きなのものは、アニメ、映画、小説、ボクシング、人間観察。好きな数字は「0」。Twitter:@kirimachannel

→著者のプロフィールと記事一覧

レコードプレーヤー:音質が安定しやすい”ベルトドライブ式”

 レコードプレーヤーを選ぶ際は、まず駆動方式を確認しましょう。主に「ベルトドライブ式」と「ダイレクトドライブ式」の2種類に分けられます。

 ベルトドライブ式は、レコードをセットするスピンドルと、モーター軸が分かれているタイプ。モーター軸とターンテーブルをゴムベルトでつなぎ、ベルトを通してモーターの動力を伝えることでターンテーブルを回転させます。

 現在最も主流の駆動方式で、周囲の振動などの影響を受けづらく、音質が安定しやすいのが特徴の1つ。価格が安めのモデルも多く、初心者が手に入れやすいタイプと言えます。

レコードプレーヤー:音質が安定しやすい”ベルトドライブ式” アイオンオーディオ「ポータブルレコードプレーヤー Vinyl Transport」(出典:Amazon

 ただし、ベルトは劣化するため、適宜交換する必要があります。ベルト交換のランニングコストが掛かる点は認識しておきましょう。

 ダイレクトドライブ式は、モーター軸とターンテーブルが一体化しているタイプ。ゴムベルトなしで再生できるので、ベルト交換の費用は掛かりません。回転数の調整がしやすかったり、スクラッチプレイができたりと、より多様な楽しみ方ができるタイプと言えます。

 振動の影響を受けやすく、回転が遅くなると、うまく再生できないこともあります

レコードプレーヤー:”MM型”か”MC型”か、カートリッジをチェック

 レコードを再生する際には、レコード針の付いているカートリッジの存在も重要になります。カートリッジには主に「MM(ムービングマグネット)型」と「MC(ムービングコイル)型」の2つのタイプが使われています

レコードプレーヤー:”MM型”か”MC型”か、カートリッジをチェック アイオンオーディオ「ポータブルレコードプレーヤー Vinyl Transport」(出典:Amazon

 初心者にはMM型のカートリッジがおすすめです。MM型はシンプル設計なので、初めて扱う方でも比較的簡単に針交換を行うことができます。価格が安めのモデルも多く、手に入れやすいというのもメリットの1つ。ただし、音質がいまひとつのモデルもあるので、注意が必要です。

 中上級者にはMC型をおすすめします。MC型は高音質再生できるのが特徴で、音にこだわる方にピッタリのタイプです。ただし、価格が高めなのと、針交換の際はメーカーに依頼し、有償で交換してもらう必要がある点は認識しておきましょう。

レコードプレーヤー:すぐに楽しみたいなら、スピーカー内蔵型のモデル

 レコードを再生するには、プレーヤーだけでなく、レコードの音を調整するフォノイコライザーやアンプ、音楽を流すスピーカーなどの装置が必要になります。とはいえ、別々に用意すると費用が掛かりますし、設置スペースも取られてしまいますよね。

レコードプレーヤー:すぐに楽しみたいなら、スピーカー内蔵型のモデル アイオンオーディオ「ポータブルレコードプレーヤー Vinyl Transport」(出典:Amazon

 そこでおすすめなのが「スピーカー内蔵型」のモデルです。スピーカー内蔵型なら、基本的にはスピーカーはもちろん、フォノイコライザーやアンプなど必要な装置がまとめて搭載されているので、届いてすぐにレコードを再生することができます

 1台で事足りるため、機器同士の接続の手間も掛かりませんし、スペースを圧迫することもありません。価格が安めということもあり、スピーカーにこだわっているなどの事情がなければ、初心者にピッタリのタイプと言えるでしょう。

レコードプレーヤー:おすすめモデルはコレ!

オーディオテクニカ「フルオートレコードプレーヤー AT-LP60X DGM」

 オーディオテクニカの「フルオートレコードプレーヤー AT-LP60X DGM」は、ベルトドライブ式のモデル。振動が少なく、音が安定しやすくなっています。33・45回転でレコードを再生できます。

「フルオートレコードプレーヤー AT-LP60X DGM」 オーディオテクニカ「フルオートレコードプレーヤー AT-LP60X DGM」(出典:Amazon

 もろもろのセッティングが完了したら、スタートボタンを押すだけで、レコードを再生することができます。針位置を自分で調節する必要がないため、初心者でも扱いやすくなっています。なお、レコードを再生するには、スピーカー等が別途必要になります。

 フォノイコライザー内蔵型なので、アンプやスピーカーなど接続する機器にフォノイコライザーが搭載されていなくても問題ありません

アイオンオーディオ「ポータブルレコードプレーヤー Vinyl Transport」

 アイオンオーディオの「ポータブルレコードプレーヤー Vinyl Transport」は、スーツケース型のモデル。ハンドル付きで、持ち運びやすいのが特徴の1つです。33・45・78回転でレコードを再生できます。

「ポータブルレコードプレーヤー Vinyl Transport」 アイオンオーディオ「ポータブルレコードプレーヤー Vinyl Transport」(出典:Amazon

 ステレオ・スピーカー内蔵型なので、スピーカーを別途用意する必要がなく、届いたらすぐにアナログレコードの味わい深いサウンドを楽しめます。単三形乾電池4本か、付属の電源ACアダプターを使って稼働させるモデルです。

アイオンオーディオ「レコードプレーヤー Max LP」

 アイオンオーディオの「レコードプレーヤー Max LP」は、木目調の温かみのあるデザインが印象的なモデル。インテリアになじみやすい落ち着いた見た目です。ホコリを被らないよう、上部にはダストカバーが設けられています。

「レコードプレーヤー Max LP」 アイオンオーディオ「レコードプレーヤー Max LP」(出典:Amazon

 再生は33・45・78の回転数に対応していますが、78回転については別途針を用意する必要があります。また、ステレオ・スピーカー内蔵型なので、電源を確保できれば、すぐにレコードを再生することができます

 ヘッドフォン端子が付いているため、ヘッドフォンで聞くことも可能。USB端子付きなので、ケーブルでつなぎ、レコードの音をパソコンに録音することもできます

CICONIA「レコードプレーヤー TE-1907」

 CICONIAの「レコードプレーヤー TE-1907」は、レトロなトランクケース型のモデル。使わないときはケースの形にたたむことができ、持ち運びや収納に便利なのが特徴的。33・45・78の回転数に対応しています。

「レコードプレーヤー TE-1907」 CICONIA「レコードプレーヤー TE-1907」(出典:Amazon

 スピーカー内蔵型のモデルなので、初心者でも手軽にレコードを再生することができます。すべての曲の再生が終わると自動的に回転がストップする「オートストップ機能」を搭載。さらに、USB接続にも対応しており、レコードの音源を録音することも可能です。

 AUX端子やRCA端子を搭載し、Bluetooth接続にも対応しており、スピーカーを含め外部のさまざまな機器と接続できます。その他、ヘッドフォンで聞いたり、FMラジオを受信したりと、機能性が充実しているモデルです。

ソニー「ステレオレコードプレーヤー PS-LX310BT」

 ソニーの「ステレオレコードプレーヤー PS-LX310BT」は、ベルトドライブ式の駆動方式を採用したモデル。黒で統一されたスタイリッシュなデザインが印象的で、上部にはホコリから本体を守るダストカバーが付いています

「ステレオレコードプレーヤー PS-LX310BT」 ソニー「ステレオレコードプレーヤー PS-LX310BT」(出典:Amazon

 フォノイコライザーを搭載したモデルなので、フォノイコライザー未搭載の機器に接続して出力することも可能です。33・45回転に対応しているモデル。準備が終われば、スタートボタンを押すだけで自動再生できるため、慣れていない方でも扱いやすいと言えます。

 また、Bluetooth接続に対応しており、ワイヤレススピーカーやヘッドフォン等の機器と接続して、レコードの音を楽しむこともできます。USB端子からケーブルで接続し、パソコンにレコードの音源を録音することも可能です。

こちらの記事も要チェック!

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセスランキング
  1. 今売れている「トレッキングシューズ」おすすめ&ランキング ゴアテックス採用モデルなど防水シューズが人気!【2024年4月版】
  2. ワークマンの「パッと羽織れるアウター」3選 1着は持っておきたい! おしゃれ&ポケッタブル仕様の軽量ウェア【前編】
  3. ワークマンの「優秀羽織り」3選 この春は“超軽量MA-1”が買い! コンパクトになる使い勝手抜群アウター【後編】
  4. メルカリで「ごみだと思われているけど、意外と売れるもの」5選 捨てる前に確認を! 相場観も合わせてチェック
  5. 今ほしい「多機能ボールペン」ランキングトップ10 三菱鉛筆のジェットストリームシリーズが人気【2024年4月版】
  6. 【買って良かった】旅行の財布はこれが便利 モンベルの「フラットワレット」はお札も無理なく入ってコンパクト
  7. 普段使いにピッタリな「大人用自転車ヘルメット」5選 日本最大の自転車フェスティバル“サイクルモード”で見つけたカジュアルなモデルを紹介
  8. 春アウターにおすすめの万能カラー! アウトドアブランドの「ベージュカラージャケット」おすすめ4選 ノースフェイスやチャムスの定番モデルをピックアップ【2024年4月版】
  9. 【付録】ファミマで買える「コメダ珈琲店のマグ」が登場 レトロポップなデザインがかわいすぎる
  10. 今売れている「シチズン アテッサ」おすすめ&ランキング チタンをまとった軽快でスタイリッシュな腕時計【2024年4月版】