最近はSpotify(スポティファイ)やApple Musicなど、サブスクで音楽を楽しんでいる人も多いでしょう。しかし好きなアーティストの楽曲を、全て聞けるとは限りませんよね。サブスクを解禁していないアーティストも多く、従来通りCDを買ったり、レンタルしたりしている人も多いのではないでしょうか。一方で、CDを再生する機械がない、パソコンがないからスマホに転送できないという人も多いようです。
そこで今回は、CDをパソコンを使わずにスマホに転送できる「スマホ用CDレコーダー」を紹介します。バッファローやアイ・オー・データはさまざまなモデルを展開しているので、この2メーカーを中心にピックアップしました。CD限定の楽曲や特典は見逃せない、CDを集めたいという人はぜひ参考にしてみてください。
Fav-Log編集部員として収納アイテムや家電、レビュー記事を担当。映画鑑賞が好きなので、時々おすすめ映画の記事なども掲載します。その他の趣味は、お笑いやラジオ、アニメ、漫画など、エンタメを幅広くチェックする日々を送っています。最近はジムに通い始めて筋トレに励んでいます。
スマホ用CDレコーダーは、パソコンがなくてもスマホとレコーダーを接続してCDの楽曲を転送できます。一般的に専用アプリをインストールする必要があるため、購入前に対応OSの確認をしっかりしましょう。古いモデルのレコーダーだと、最新のOSが対応外の可能性があるので注意が必要です。
スマホとレコーダーの接続は、ケーブルを使った有線タイプと、Wi-Fiでつなげるワイヤレスタイプで分かれます。有線の場合は自分のスマホとつなげられるか、対応しているケーブルの種類もチェックすると良いでしょう。
また製品によっては、CDを読み込んだ際にデータベースへアクセスする「ルックアップ回数」が、ビルボードチャートの集計対象となるものもあります。好きなアーティストの応援につながるので、ぜひチェックしてみてください。
パソコン周辺機器メーカーのアイ・オー・データ(IODATA)は、「CDレコ」シリーズを展開しています。取り込んだ楽曲は専用アプリ「CDレコミュージック」で聞けます。この「CDレコミュージック」は、取り込んだ曲だけでなく、スマホ端末内の曲が全て再生できるのが便利なポイント。Apple Musicのサブスク配信曲も聞けます。
「CDレコ6」は、CDレコシリーズの最新モデルです。取り込んだ楽曲をSDカードとUSBメモリーにコピーが可能なため、これらの再生機能が付いている、オーディオ機器やウォークマンでも音楽を楽しむことができます。またスピーカーと組み合わせると、CDプレイヤーとしても使用可能です。
専用アプリ「CDレコミュージック」をスマホにインストールしたら、「CDレコ6」本体とスマホをWi-Fiで接続。手順に従いCDをセットすると、自動的にアルバム情報を取得してくれます。情報の取得が完了すると楽曲の取り込みを開始。約4分で60分程度のアルバムを取り込み可能です。対応OSは、iOS 11〜15、iPadOS 13〜15、Android 6〜12。販売価格は1万3000円前後です。
「CDレコ CDRI-LU24IXA」は、CDレコシリーズのエントリーモデル。ケーブルでスマホと接続するので、機械に慣れていない人やWi-Fi接続がよくわからない、といった人でも扱いやすいモデルです。
ケーブルは、USB Type-C、Lightning、USB Micro-Bの3種類に対応。本体とこの3種類のケーブルがセットになっています。SDカードやUSBメモリーのスロットは搭載していませんが、ディスプレイオーディオ搭載の車やBluetooth接続などを使って、カーリスニングも楽しめます。対応OSは、iOS 11〜14、iPadOS 13〜14、Android 6〜11。販売価格は9000円前後のため、Wi-Fi接続にこだわらない人や、価格を抑えたい人におすすめです。
バッファロー(BUFFALO)は「ラクレコ」シリーズを展開。最新モデルの「ラクレコ RR-PW1」は、DVD再生も可能です。スマホに取り込んだ楽曲は、専用の「ラクレコアプリ」で再生可能。ラクレコで取り込んだ曲のみ再生できるので、スマホ端末内の楽曲と分けて聞きたい人におすすめです。
最新モデルの「ラクレコ RR-PW1-WH」はDVD再生が可能なため、スマホやタブレットで手軽にDVDを視聴できます。CDの楽曲だけでなく、特典のDVDも一緒に楽しめますね。
モバイルバッテリーでの給電も可能なため、外出先や車内でもラクレコを使用可能です。ACアダプターとモバイルバッテリー用の給電ケーブル、どちらも付属しています。Wi-Fi接続のため、スマホやタブレットを充電しながら転送可能。対応OSは、iOS 12〜15、iPadOS 13〜15、Android 7〜12。販売価格は9980円(税込、以下同)です。
ラクレコでDVD再生機能が必要ない人は、「ラクレコ RR-W1-WH」がおすすめです。
Wi-Fi接続に対応しており、最新モデル「ラクレコ RR-PW1-WH」とそれほど大きな差はありません。CDの取り込み時間は、60分程度のCDで約5分ほどです。対応OSは、iOS 11〜15、iPadOS 13〜15、Android 5〜12。販売価格は8980円です。
ロジテックの「AndroidスマホCDレコーダー LDRW-PMH8U2RBK」は、Android端末にのみ対応しています。販売価格は4600円前後と低価格なため、今後iPhoneやiPadに乗り換える予定がない人におすすめです。
Android端末とレコーダーをケーブルで接続し、専用アプリ「Logitec CD Ripper」で取り込み、再生ができます。またCDは取り込みだけでなく、スマホで再生のみも可能。データを保存しないので、スマホの容量を圧迫しません。CD・DVDドライブとしても使用できます。対応OSは、Android 4.1以降です。
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