メルカリで商品が売れた後、梱包して発送することになります。購入者のもとに安全に届けるためには、輸送中に破損しないようにしっかりとした梱包が必要です。でも物によっては、どうやって梱包したら良いのか不安になってしまうものもありますよね。
この記事では、「メルカリに出品したいけれど、梱包ができない」と悩んでしまうような物を取り上げ、実際に梱包しながら方法やコツを紹介したいと思います。
フリマアプリ・ネットオークションの専門家。2004年、夫が子育てのために会社を辞めたのをきっかけにヤフオク!(当時はヤフー!オークション)を始める。経験を積みながら独自のノウハウを構築。2014年にフリマアプリをスタート。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。また節約や時短が大好きで、安くて便利なアイテムに興味あり。よく利用するのはダイソー。
ワイングラスは背が高いだけではなく、細くて折れてしまいそうな部分があります。またワインを注ぐ部分のガラスは薄くなっているので、しっかりとカバーしなければならない場所が複数あるのが特徴です。今回はエアークッションを使って梱包します。
まずは持ち手の部分にエアークッションを巻いていきます。この時のポイントは、ワイングラスが筒状になるようにすること。分厚く巻いて、ボウル部分と同じ太さにするのです。
そしてボウル部分には、内側にクッション材を入れておきます。くしゃくしゃにした紙類でもエアークッションでも大丈夫です。下部もカバーした後で、全体をエアークッションで包みます。外側の梱包材は段ボールにしましょう。中に入れたら動かないように固定します。紙類やクッション材を使って固定しても問題ありません。
段ボールは100円ショップやホームセンターなどに売っています。コンビニでも、サイズは限定されてしまいますが、売っている店舗もあります。あるいはスーパーなどに使用済みの段ボールが置かれていることもあるので、これを分けてもらえればコストはかかりません。
急須はお湯を入れる部分とふたに分けることができますが、筆者はふたをした状態で梱包をしています。ただ、ふたの持ち手が内側になるように、ふたを反対にしています。
急須には2カ所ほど突き出ている場所があります。持ち手部分とお茶を注ぐ部分ですね。両方をちゃんとカバーしましょう。エアークッションを巻いて衝撃から守るように梱包します。
この後、全体をエアークッションでおおいます。急須も壊れ物なので、段ボールに入れた方が安全です。急須が固定されるように、クッション材を敷き詰めましょう。
ポンプ式の化粧品は、購入した時にはストッパーが付いていると思います。でも使用するにあたり、ストッパーを捨ててしまうこともありますよね。
ストッパーがないので、輸送時にポンプが押されてしまうと中身が出てしまいます。そのため、まずはストッパーを作る必要があります。
エアークッションや折った紙を巻き付けて、ポンプの部分を固定します。念のため、化粧品が出る部分はキッチンラップなどで包んでおいた方がよいでしょう。万が一ポンプが押されてしまっても、商品全体に中身が付いてしまうことがなくなります。
その後は商品全体をエアークッションなどで包んで、紙袋などに入れます。化粧品の場合、「宅急便コンパクト」や「ゆうパケットプラス」で送れることもあるので、その場合は箱に入れてテープなどを使用して固定しましょう。
粉状のフェイスパウダーは、中身が出てこないように工夫します。筆者が使っているのはキッチンラップです。
内ぶたを外して、キッチンラップをかぶせます。キッチンラップには少し余裕を持たせてください。理由は、この上から内ぶたをするからです。
キッチンラップを内側に入れ込めば、外側のふたができるので、あとはエアークッションなどで包めばOKです。
粉状ではないフェイスパウダーは、コンパクトのような専用ケースに入っていることが多いです。衝撃を受けると中のフェイスパウダーが粉々になってしまうこともあるので、ケースごとにエアークッションなどで包みます。
梱包の仕方が分からない物は意外と多いかもしれません。でも、どんな出品物でも丁寧な梱包を心がけることで、輸送中の破損を防ぐことができるでしょう。
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