アウトドアや畑仕事、ガーデニングをする際には、地面を掘る作業があるので、シャベルがあると便利です。そのシャベルですが、本格的なものになるとサイズが大きく、重さもあって、保管や持ち運びに困る場合も。
そのようなときに、折りたたみ式のコンパクトなシャベルがあると便利です。高機能なワーキングウェアなどをリーズナブルな価格帯で展開する「ワークマン」から、持ち運びに便利な「3WAY コンパクトショベル」が販売されています。販売価格は980円(税込)と、お手頃です。早速使ってみましたので、使用感や注意点を紹介します。
ワークマンの「3WAY コンパクトショベル」は、折りたたんだ状態で販売されています。持ち手と、土を掘る部分が重なるようになっており、手で持てるくらいのサイズ感です。
保管場所に困ることもなさそうです。また専用の袋が付いているので、使わない時にはこの中に収納できます。そうすれば、車の中に入れておく場合でも、車内が汚れることもないでしょう。
基本となる調節ネジは1カ所です。パーツがバラバラになっているわけではないので、部品を組み立てる必要はありません。パーツを順番に広げていけば、形が変わっていきます。折りたたんでいる部分のネジは緩めず、パーツを出していくとシャベルの形になっていきます。
パーツを広げて、まずはシャベルにしてみました。一直線に伸ばした後、調節ネジをきつく締めます。
持ち手部分も最初は折りたたんであるので、ぐらぐらしやすいのでは? と思うかもしれません。でも調節ネジを締めることで、ストッパーが持ち手部分に当たり、ぐらつきはなくなります。
ふち部分(片方のみ)はギザ付きなので、草を刈ることもできます。広げる際は、この部分に手が当たらないように気をつけましょう。軍手など、作業しやすい手袋をすると安心ですね。
シャベル部分を直角にすることで、また違った使い方ができます。シャベル部分はクワになり、反対側はピッケルになるのです。小型のクワという感じなので、座ったままで作業できます。
ピッケルは登山の時にも使用できます。クワは畑仕事やガーデニングのときに活躍しそうです。
早速、「3WAY コンパクトショベル」を使って作業をしてみました。シャベルにして土を掘ってみたところ、途中でパーツがぐらぐらすることもなく、ストレスなく使用できました。クワやピッケルの形にしても同じです。しっかり固定されている印象でした。
一方で、サイズが小さいので立ち仕事はしにくいかもしれません。写真は身長155cmの女性が持っているのですが、シャベルは地面に付かないので、かなりかがむことになってしまいます。身長のある人の場合、使いづらいと感じてしまいそうです。
でも腰を落とした状態での作業になれば、このコンパクトさが役立ちます。柄が短いので、力を入れやすいのです。基本的には、腰を落として作業するときに使うのがおすすめです。
作業をしていて感じたのが、土が付きにくいということでした。もしかしたら土が比較的乾いた状態だったからかもしれませんが、シャベル部分にこびり付くことがないのです。使用後に袋に入れる際、土はできるだけ落としたいもの。片付けのことや後々のメンテナンスを考えると、その手間を最小限に抑えられるのではないかと思います。
ワークマンの「3WAY コンパクトショベル」は、工具や園芸用品メーカーの「高儀」が手がけている商品です。創業1866年の、歴史あるメーカーです。これから暖かくなってきて屋外活動の機会も増えるでしょう。ワークマンの「3WAY コンパクトショベル」を使うことで、快適に作業ができそうです。
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