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「キャンプツーリング」で荷物を減らす方法は? ベテランキャンパーがおすすめギアやコツを紹介

» 2023年04月25日 17時30分 公開
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 バイクを移動手段とした「キャンプツーリング」が人気を集めています。2つの趣味を一度に楽しめるのが最大のポイントで、近年はバイクのアフターパーツメーカーがキャンプギアを開発するなど、ジャンルを越えた動きも活発になっています。

 今回は、どうしても増えがちな荷物の重さとボリュームを減らす方法について、いくつかのコツをお伝えしましょう。

キャンプツーリング荷物を減らす方法 キャンプツーリングで荷物を減らす方法とは?

大屋雄一

大屋雄一

モーターサイクル&自転車ジャーナリスト。短大卒業後、好きが高じて二輪雑誌の編集プロダクションに就職し、6年の経験を積んだのちフリーランスへ。ニューモデルの試乗記事だけでもこれまでに1500本以上執筆し、現在進行形で増加中だ。また、中学〜工高時代はロードバイクにものめりこんでいたことから、10年前から自転車雑誌にも寄稿している。キャンプツーリングも古くからの趣味の一つであり、アウトドア系ギアにも明るい。

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荷物を減らすメリットは大きい

 一過性のブームではなく、今やレクリエーションの一つとして定着した感のあるキャンプ。それだけ野外で一晩過ごすことの非日常感にハマる人が多いということでしょう。

 キャンプ場までの移動にバイクを利用するスタイルは、一般的に「キャンプツーリング」と呼ばれています。4輪よりも積載できる荷物の量は少なくなりますが、ツーリングもキャンプも同時に楽しめることで、ライダーから人気を集めています。

キャンプツーリング荷物を減らす方法 荷物が多くなるとバイクの操縦安定性に影響も

 荷物が多くなると当然ながら重量が増し、さらに空気抵抗も増えるので、バイクの操縦安定性に少なからず影響が出ます。具体的には、バイクの姿勢が後ろ下がりになるので、高速道路でフロントタイヤがふらついたり、コーナーでの倒し込みや切り返しの動作が鈍重になったりします。

 さらにキャンプ場は砂利や草地など未舗装の部分が多いので、ちょっとしたきっかけでバランスを崩しがちです。普段よりも重くなったバイクを足で支えられずに立ちゴケした、なんて話は珍しくありません。

 また設営場所(サイト)と駐輪場が離れている場合、荷物が重いと運ぶのに苦労します。運搬用に一輪車やリアカーなどを貸してくれるキャンプ場もありますが、ない場合はひたすら徒歩で運ぶしかありません。筆者は過去に駐輪場から片道10分以上、しかも途中に100段ほどの階段のある北海道のキャンプ場に泊まったことがありますが、あの苦労はもう思い出したくありません……。

 キャンプツーリングにおける荷物のボリュームダウンは、以上の理由から大きなメリットがあります。その手段は大きく分けて2種類。一つはギア自体を軽量コンパクトな製品に置き換える方法、そしてもう一つは持参するギアの点数を減らす方法です。

シュラフは化繊よりもダウン、夏期ならシーツやインナーのみでOK

 一般的にキャンプ三種の神器と言われるのがテント、シュラフ(寝袋)、マットです。このうちシュラフについては、中綿の種類によって化繊とダウンに大別できます。前者については、水にぬれても保温力が落ちにくい、手入れがしやすい、安価である、などの長所がありますが、その反面収納サイズが大きく、重い傾向にあります。

キャンプツーリング荷物を減らす方法 中綿によって収納サイズが変わる

 対してダウンは、快適温度などのスペックが同等の製品であれば、化繊よりも3分の2ほどコンパクトになります。そのため、これから購入される方にはダウンを強くおすすめします。ただし、価格については化繊の2倍以上になってしまうこともあり、年に2〜3回しかキャンプをしない人にとってはハードルが高いかもしれません。

キャンプツーリング荷物を減らす方法 シュラフはダウンの方がコンパクトになる

 なお、最低気温が20度を下回らないような条件であれば、そもそもシュラフを使わないという人も多く、その場合はシュラフ用のシーツやインナーが肌掛け布団として活躍します。お盆休みなど夏しかキャンプツーリングをしないというライダーは、これらを検討してみてはいかがでしょうか。

炎天下では必須のタープ、テントの設計次第では不要なケースも

 一般的に夏がキャンプシーズンのピークと言われ、実際にキャンプ場が最もにぎわうのが7〜8月です。ただ、近年は6月下旬に東京で猛暑日を記録するなど暑さが厳しく、比較的涼しい林間のキャンプ場以外では、熱中症予防のためにも太陽光を遮るタープが必須となります。

キャンプツーリング荷物を減らす方法 ドアをシェードとして使えるテント

 このタープを不要にする手段として、ドアをシェードとして使えるテントを選ぶという方法があります。キャンプツーリングの場合、バイクに積めるサイズとしてはせいぜい2人用のテントですし、ドア自体も小さいのでタープほどの広い日陰は作れませんが、それでもシェードがあるのとないのとでは体感温度の差は段違いです

たき火台はピコグリル式がおすすめ 軽量コンパクトで調理もできる

 癒し効果があるたき火をキャンプの醍醐味として挙げる方は非常に多いのですが、近年は直火禁止のキャンプ場が増えています。そこで必要となるのがたき火台です。純粋にまきが燃えている様子を楽しむためものから、上に焼き網を載せて煮炊きができるものまで数多くの種類があり、収納サイズもさまざまです。中でも筆者のおすすめは、ピコグリルに代表される折りたたみ式の軽量なたき火台です。

キャンプツーリング荷物を減らす方法 折りたたみ式のたき火台がおすすめ

 収納サイズはA4ノート並みにコンパクトなのに、組み立てると長さ40cmクラスの市販のまきがそのまま置けるという親切設計が最大の特徴です。よって、まきを短くしたり細くするための手斧(ておの)やバトニング用のナイフ、のこぎりなどが一切不要になります。また、焼き網やスピットが上に載せられるので、熾火(おきび)で肉や魚、野菜などを焼いたり、鍋物を調理したりと、BBQグリルと同等の使い方が可能です。

 また通常の調理であれば、メスティンでお米を炊いたり、コーヒーを入れるためにお湯を沸かしたりするのにシングルバーナーを重宝しますが、軽量コンパクトを優先するのであれば固形燃料ストーブもおすすめです。固形燃料は100円ショップでも買えるなど入手性が良く、専用ストーブはポケットにしまえるほど収納サイズが小さいのです。また、レギュラーガスのシングルバーナーでは歯が立たないような低気温でも確実に着火し、しっかりとお湯が沸かせるというタフさも魅力的です。

未使用ギアを次から持っていかない勇気 困ったら100円ショップへ

 持参するギアの点数を減らす方法として、最も有効なのが「使わなかったものを次回は持っていかない」ことです。例えばナイフやカッター、調理用ハサミ、十徳ナイフを持っていっても、ナイフだけで事足りることは多々あります。また、大小いくつかの調理器具を組み合わせたクッカーセットも、メスティンだけで済んでしまって使わなかった、なんてケースも。初めのうちは「もし何かあったら」と不安になり、あれもこれもと用意しがちですが、場数を踏むことで取捨選択ができるようになります。

 そして、近年は100円ショップもキャンプギアに注力しており、ラインアップの豊富さと出来映えはベテランキャンパーも感心するほど。ですので、もし現場で困るような事態になっても、慌てずに近くの100円ショップへ駆け込んでみましょう。

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