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「250ccバイク」おすすめ5選 車検なし、高速道路OK キャンプツーリングも楽しめるモデルを紹介【2023年4月版】

» 2023年04月18日 19時00分 公開
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 いよいよ本格的なツーリングシーズンが到来しました。「今年こそバイクデビューしたい!」と考えている人もいることでしょう。排気量「250cc」クラスのバイクは、比較的車体が軽いので扱いやすく、維持費が安いのが特徴です。

 ここでは、これからバイクデビューをしたい人に向けて、キャンプツーリングも楽しめるおすすめの250ccバイクを紹介しましょう

250ccバイク キャンプツーリングも楽しめる250ccバイクを紹介

大屋雄一

大屋雄一

モーターサイクル&自転車ジャーナリスト。短大卒業後、好きが高じて二輪雑誌の編集プロダクションに就職し、6年の経験を積んだのちフリーランスへ。ニューモデルの試乗記事だけでもこれまでに1500本以上執筆し、現在進行形で増加中だ。また、中学〜工高時代はロードバイクにものめりこんでいたことから、10年前から自転車雑誌にも寄稿している。キャンプツーリングも古くからの趣味の一つであり、アウトドア系ギアにも明るい。

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実はベテランライダーにもファンが多い250ccクラス

 「普通自動二輪免許」を取得すると、エンジン排気量が400cc以下のバイクを運転できます。一般的に排気量が大きいほどエンジンのパワーが増えるので、加速が力強くなります。また、上り坂や向かい風、2人乗りなど負荷が多い状況において、余裕を持って走ることができます。

 一方、排気量が増えると必然的にエンジン自体が重くなり、それを支える車体も大きくなりがちです。さらに250ccを超えると2年(新車登録時のみ3年)ごとに車検を受ける義務が発生し、どうしてもランニングコストが増えてしまいます。

250ccバイク 250ccクラスはメリットが多い

 これに対して250ccクラスは、400ccほど走りに余裕はありませんが、それでも過不足のないレベルのパワーを有しています。また、400ccよりも車重が軽い分だけ、駐輪場での押し引きがしやすいのも大きなメリットでしょう。さらに、高速道路や自動車専用道路が通行可能(125cc以下は不可)なので、ツーリングルートの自由度が高いのも見逃せません。

 車体が軽い、車検なし、高速道路通行可などメリットが多いことから、バイク初心者の最初の1台としてはもちろん、ビッグバイクに乗っているベテランがセカンドバイクとして選ぶことも珍しくない、それが250ccクラスなのです。

 ちなみに海外では、250ccという排気量に対して免許や交通ルール、保険などの区分を設けている国が少ないため、このクラスは若干ガラパゴス化しています。とはいえ、先の理由から日本ではまだまだ主力クラスの一つであり、魅力的なモデルが数多く用意されています。

ライター厳選、おすすめのバイク用品はコレ!

タンデムシートの広さが積載時の安定性を左右する

 キャンプツーリングをするなら、バイクの積載力に注目しましょう。一般的にキャンプでは、テント、シュラフ、調理道具、たき火台などさまざまなギアを用意します。バイクの場合、これらをまとめて収納するのに最もスマートな手段が大容量のシートバッグを使う方法です。シートバッグを車体に装着するには、少しでもタンデムシート(リアシート)が広い方が有利です。

250ccバイク キャンプツーリングは積載力に注目

 フルカウルのスポーティーなモデルは、スタイリング的に小尻になりがちで、タンデムシートの面積が狭くなる傾向にあります。荷物をたくさん積めるように工夫している人もいますが、固定力が甘いと落下する危険があるので、キャンプツーリングを目的に車種選びをするのであれば、積極的にはおすすめしません。

 今回紹介するモデルの中には、タンデムシートは小さいものの、純正アクセサリーやカスタマイズパーツで積載力が高められるものも含まれていますので、自分のスタイルに合わせて検討してみてください。

ライター厳選、おすすめのバイク用品はコレ!

おすすめの250ccバイク:ホンダ CL250

250ccバイク ホンダ CL250(出典:ホンダ公式サイト
  • 価格(税込、以下同):62万1500円
  • エンジン形式:水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒
  • 最高出力/最大トルク:24ps/23Nm
  • 車重:172kg
  • シート高:790mm

 まだアスファルト舗装が普及していなかった時代、オンロードモデルをベースに未舗装路も走れるように仕立てたモデルを「スクランブラー」と呼んでいました。当時のスクランブラースタイルを現代的にアレンジしたのが、5月18日に発売を予定しているホンダの「CL250」です。ベースとなっているのは、この後に紹介する「レブル250」。フロントに大径の19インチホイールを履いていることから、大らかなハンドリングが期待できます。

 タンデムシートが広い上に、純正アクセサリーでリアキャリアやサイドバッグサポートなどを用意しており、キャンプツーリングに使ってくださいと言わんばかりの設計となっています。またエンジンは単気筒ながら低回転域から粘り強く、クラッチレバーの操作力も軽いので、ビギナーでも非常に扱いやすいです。

ライター厳選、おすすめのバイク用品はコレ!

おすすめの250ccバイク:ホンダ レブル250/Sエディション

250ccバイク ホンダ レブル250(出典:ホンダ公式サイト
  • 価格:レブル250/61万500円、Sエディション/64万9000円
  • エンジン形式:水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒
  • 最高出力/最大トルク:26ps/22Nm
  • 車重:レブル250/171kg、Sエディション/172kg
  • シート高:690mm

 発売されてから、販売台数ランキングでトップに君臨し続けているのが、ホンダの「レブル250」。一昔前はアメリカンと呼ばれていたクルーザースタイルが特徴です。支持されている理由の一つが、足着き性の良さ。シート高は「CL250」よりも10cm低く、車体がスリムなので、小柄なライダーでも楽に両足を接地させられます。

 一見するとタンデムシートが小さいので、大きなシートバッグを積むのは難しそうですが、純正アクセサリーでリアキャリアやサイドバッグステーが用意されているほか、アフターパーツメーカーがレブル専用のさまざまなバッグを販売しており、積載に困ることはほぼないでしょう。バイクにキャンプ用品を積むとそれなりに重くなり、サイドスタンドの状態から起こすだけでも一苦労。「レブル250」のように足着き性が抜群に良いモデルであれば、少々フラついても両足を着けるので安心です。

ライター厳選、おすすめのバイク用品はコレ!

おすすめの250ccバイク:スズキ Vストローム250

250ccバイク スズキ Vストローム250 ケース付き
  • 価格:64万6800円
  • エンジン形式:水冷4ストロークSOHC2バルブ並列2気筒
  • 最高出力/最大トルク:24ps/22Nm
  • 車重:191kg
  • シート高:800mm

 常に販売台数ランキングの上位にいるのがスズキの「Vストローム250」です。最近は、オンロードもオフロードもそつなく走れて、適度な防風効果とアップライトな乗車姿勢が特徴のアドベンチャーモデルが人気を集めています。

 「Vストローム250」はホイール径が前後17インチと小さいため、未舗装路の走破性はそこそこなのですが、最初から大きなリアキャリアを備えているなど、積載力の高さはさすがです。純正アクセサリーには樹脂製のトップケースやサイドケースが用意されており、これらを全て装着すると積載容量は63Lにもなります。こうしたハードケースは高価ですが、テキスタイル製のバッグよりも確実に固定でき、防水性も優れていることから、ベテランライダーほど選択するケースが多いのです。アフターパーツメーカーもさまざまなハードケースを販売しているので、気になる人はチェックしてみてください。

ライター厳選、おすすめのバイク用品はコレ!

おすすめの250ccバイク:ホンダ CRF250ラリー

250ccバイク ホンダ CRF250ラリー(出典:ホンダ公式サイト
  • 価格:76万4500円
  • エンジン形式:水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒
  • 最高出力/最大トルク:24ps/23Nm
  • 車重:153kg
  • シート高:830mm

 世界一過酷と言われるラリーレイド競技大会・ダカールラリー。その参戦マシンをほうふつとさせるフォルムで登場したのがホンダ「CRF250ラリー」です。フロントに21インチ、リアに18インチという大径ホイールを採用しているほか、サスペンションの動く量が長いので、「Vストローム250」よりも本格的なオフロード走行が可能です。

 防風性に優れたウィンドスクリーン、情報量の多いメーターパネル、大容量の燃料タンク、そして燃費のいいエンジンなど、長距離ツーリングに向いた設計となっています。加えて、純正アクセサリーでリアキャリアやトップケースを用意しており、「Vストローム250」には及びませんが、それでも十分な積載力を有しています。キャンプツーリングだけでなく、いずれは林道ツーリングにもチャレンジしてみたい人にとって、現段階においてベストな選択になるでしょう。

ライター厳選、おすすめのバイク用品はコレ!

おすすめの250ccバイク:カワサキ ヴェルシスX250ツアラー

250ccバイク カワサキ ヴェルシスX250ツアラー(出典:カワサキモータースジャパン公式サイト
  • 価格:72万6000円
  • エンジン形式:水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒
  • 最高出力/最大トルク:33ps/21Nm
  • 車重:183kg
  • シート高:815mm

 最後に紹介するのは、カワサキのアドベンチャーモデル「ヴェルシスX 250ツアラー」。フロント19インチ、リア17インチのやや大柄な車体に、最高出力33psを発揮するパワフルな水冷2気筒エンジンを搭載しています。

 「ヴェルシスX 250ツアラー」の最大の特徴は、サイドケースが標準装備されていることでしょう。左右それぞれ17Lずつと容量は少なめですが、側面ではなく上面が開く構造なので非常に使い勝手がいいのです。また、大きなリアキャリアも装備されており、キャンプツーリングのために誕生したモデルといっても過言ではありません

 残念ながら次年度以降の国内導入予定はないと発表されており、購入できるのは流通在庫のみ。欲しい人は早めにチェックすることをおすすめします。

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