原付二種は免許が取りやすくなり、気軽に走れるコスパの高い移動手段として人気になっています。日常生活に便利なスクーターに加え、休日のレジャーやツーリングも楽しんでみたくなる個性的なモデルも登場しています。
軽快な原付二種でお出かけするのにいい季節になってきました。ここでは、原付二種の個性派モデルを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
*掲載した価格(税込)は2023年3月28日現在のものです。
Fav-Log編集部員としてアウトドアや家電、ガジェット、車などを担当。ITmediaで長くITトレンドやネットの話題、業界事情、ガジェットなどを取材する一方、学生時代の野宿旅行から各地でキャンプを楽しんできました。キャンプのポリシーは「シンプルに」。最近は三浦半島に通って海釣り(主にライトゲーム)を楽しんでます。ファイナンシャルプランナー(日本FP協会認定AFP)。思い出のキャンプ地は大雪山・旭岳のテント場。最愛のガジェットはJornada 690。好きな魚はカサゴとオオモンハタ。
原付二種は、エンジン排気量が50cc超〜125cc以下の二輪車のこと。いわゆる「原付」(原付一種、排気量50cc以下)の上位に当たるカテゴリーです。そのメリットを紹介します。
原付二種バイクに乗るためには「小型限定普通二輪免許」「AT小型限定普通二輪免許」以上の二輪車運転免許が必要です。AT小型限定普通二輪車免許はオートマチック(AT)車限定となり、ATの原付二種スクーターに乗りたいならこれでOK。自分でギアチェンジをするスポーツタイプのMT車に乗りたいなら、小型限定普通二輪免許が必要になります。
免許を取るには基本的には各地の自動車教習所に通うことになりますが、普通自動車免許を持っている人の場合、AT限定なら最短2日で取得可能(技能8時限、学科1時限、卒業検定──という流れ)。その気になれば連休を使って免許を取ることもできます。
教習費用は普通自動車免許を持っている場合、教習所によりますが8万円〜12万円程度といったところ。AT限定はここから1〜2万円程度安くなりますが、2日で取得できるプランはプラス2万円程度が必要になることが多いようです。
原付一種の法定最高速度が30キロなのに対し、原付二種は60kmに引き上げられ、流れに無理なく乗って走ることができます。交差点では二段階右折が不要となり、四輪車と同じ方法で右折可能。免許取得から1年経てば2人乗りもできるようになります。
高速道路&自動車専用道路を走れない点は注意が必要ですが、一般道では軽快そのもの。軽量・コンパクトなので混雑した都市部でも扱いやすく、パワフルな走りで日常やお出かけの足として活躍してくれます。
原付二種にかかる税金(市区町村の軽自動車税)は90cc以下は年間2000円、90cc超〜125cc以下は年間2400円と、四輪車に比べると格安。車検も不要です。自賠責保険は必要ですが、任意保険料は四輪車で入っている保険のファミリーバイク特約を使うことで抑えることができます。
燃費の良さも原付二種の特長で、リッター50kmを超えるものもあります。ガソリン代が高止まりしている昨今、燃費の良さは維持費を抑える大切なポイントです。原付二種は四輪車に比べると維持費をかなり安くできるので、通勤通学や買い物など、日常生活に活躍してくれます。
価格(税込):44万円
燃費(国土交通省届出値):63.0km/L
最高出力・最大トルク:9.1PS・11Nm
全長×全幅×全高:1965×805×1085mm(シート高800mm)
さまざまな用途で活躍するホンダ「スーパーカブ」に、アウトドア向け装備を採用したレジャーモデル。市街地から林道でのトレッキングにまで対応する車体と足回りを備えています。足を使ってギアチェンジする必要がありますが、自動遠心クラッチの採用により左手の操作が不要で、スクーターなどと同じ小型AT限定免許でも乗れるモデルです。
不整地での走行を想定し、最低地上高165mmを確保した上、アップマフラーやアンダーガードを採用。一般的なバイクと同じ形状のトップブリッジとテレスコピック式フロントフォークにアップハンドルを採用することで、見晴らしのいいアップライトなライディングポジションとしています。
アウトドアにマッチするタフなスタイリングも魅力で、原付二種の中でも人気の高いモデルです。カブならではの大型リアキャリアを生かし、本格的なツーリングを楽しんでいる人もいます。
価格(税込):49万5000円
燃費(国土交通省届出値):45.5km/L
最高出力・最大トルク:12PS・11Nm
全長×全幅×全高:1995×750×1215mm(シート高770mm)
ヤマハ発動機の「TRICITY(トリシティ)125」は、フロント2輪のユニークなモデル。小型AT限定免許で乗ることができます。
コーナリングの際にフロント2輪が協調して傾く独自の機構により、通常のバイクのような爽快感と、さまざまな路面状況に対応する安定感を両立しています。
2月にモデルチェンジしたばかりの現行モデルでは、大型スポーツモデルで実績のあるステアリング機構「LMWアッカーマン・ジオメトリ」を専用設計して採用。自然な操縦性と接地感を実現し、新フレームの採用とロングホイールベース化で走りの質感も向上させています。
スポーティーな見た目のインパクトも十分。ただし3輪モデルとはいえ、停車時には地面に足をついて車両を支える必要があり、駐車時もスタンドが必要です。
価格(税込):44万円
燃費(国土交通省届出値):55.0km/L
最高出力・最大トルク:6.9PS・11Nm
全長×全幅×全高:1760×760×1020mm(シート高775mm)
1969年発売の「ダックスホンダ」のスタイリングを踏襲したレジャーモデルのミニバイクです。
同じ復刻モデルの「モンキー125」と似ていますが、モンキーがMTなのに対し、ダックスは左手によるクラッチ操作が不要(自動遠心クラッチ)で、小型AT限定免許で乗れるモデルとなっています。
胴長のダックスフントをイメージした親しみやすいデザインも魅力的ですが、ロングシートのおかげで2人乗り(タンデム)がしやすくなっているのがポイント。休日に家族などと一緒に出かけたくなるバイクです。
フルフラットになる車種に、車中泊のために作られている専用マットを敷けば快適な空間が出来上がります。ショッピングサイトで人気の車中泊マットをチェックしてみてください。
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