独BMWは5月24日(現地時間)、「5シリーズ・セダン」をフルモデルチェンジした新型を世界初披露しました。デザインを全面的に刷新し、ピュアEVモデル「i5」が登場しています。日本では初期生産限定モデル「THE FIRST EDITION(ザ・ファースト・エディション)」の先行販売予約受け付けがスタートし、今年10〜12月期以降の納車を予定しています。
5シリーズ・セダンはEセグメントを代表する高級セダンの1つ。6年ぶりのフルモデルチェンジを果たした新型(8代目)は、上位の「7シリーズ」、基幹車種の「3シリーズ」と差別化されたスポーティーで存在感のあるデザインに刷新されたほか、大型ディスプレイによる「iDrive」の採用、48VマイルドハイブリッドやPHEVモデル、EVモデルの設定など最新技術を取り入れています。
ボディサイズは5060(全長)×1900(全幅)×1515(全高)mmと、全長で97mm、全幅で32mm、全高で35mm大きくなっています。ツインヘッドライトと突き出たキドニーグリルが目を引くフロントフェイスや、スポーティーでマッシブなサイドビュー、シャープな印象のリアライトなど、先代以上にダイナミックでアグレッシブな印象に仕立てられています。
インテリアでは、12.3インチのインフォメーションディスプレイと14.9インチのコントロールディスプレイで構成された最新のiDriveを搭載。ボタンなどの数も大幅に削減されています。車内で楽しめるゲームを初搭載し、ビデオストリーミングの視聴も可能になっています。
パワートレーンでは、48Vマイルドハイブリッドが全面的に採用されており、4気筒と6気筒のガソリン/ディーゼルエンジンと組み合わせています(520i、520d、530i、540i)。PHEVモデル(530e、550e)は2024年春以降に登場する予定です。
EVモデルとなるi5には、最上位グレードとして「M60 xDrive」を設定。最高601PS/最大820Nmを発揮し、0〜100km加速は3.8秒という瞬足を誇ります。
日本のBMWオンライン・ストアで予約受け付けが始まったのは、「523i THE FIRST EDITION」(934万円)と「i5 eDrive40 THE FIRST EDITION」(1098万円)の2モデルです。
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