大人の男性向け「デジタル腕時計」の選び方とおすすめ5選 プロトレック新モデルやG-SHOCKなど【2023年6月版】

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　旅行やレジャーなどの用途に、1本は持っていたい「デジタル腕時計」。数多くの製品が存在しますが、「大人向けの製品ではない！」という見方もあるために、興味があってもなかなか選べない人もいるでしょう。

ハミルトン「H52414130」（出典：Amazon）

　この記事ではそのような人に向けて、大人向けの「デジタル腕時計」の選び方と、特におすすめの製品をご紹介します。

物欲紳士

物欲系ブロガー。理系出身で首都圏在住。「物欲紳士ブログ」にて、ミドル世代メンズの視点から「長く使える愛用品との出会い」をテーマに記事を執筆中。趣味は「良いモノ」集め、カメラと写真、クルマとドライブ、旅行、革細工などのモノ作り。

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「デジタル腕時計」の選び方のポイント

　時刻表示部にアナログ文字盤ではなく、液晶やLEDなどのデジタル表示板を採用した「デジタル腕時計」。70年代に誕生し、多くのファッションアイコンを生み出してきました。

　黎明期には「若者向けのアイテムだ！」と見る向きも多かったデジタル腕時計。しかし前世紀のプロダクトの魅力が見直されつつある昨今では、「デジタル腕時計は大人向けではない」といった見方も過去のものとなりつつあります。

タイメックス アイアンマン 8LAP

　ただ、大人がスマートに着用するためには選び方に重要なポイントがあります。それは定番のブランド＆デザインの製品を選ぶこと。長年に渡り多くの人に愛用され、進化してきたプロダクトを選ぶことで、「大人のモノ選び」に近づくことができるでしょう。

米・元大統領も着用した製品の復刻モデル！　タイメックス アイアンマン8LAP TW5M54300

　最初にご紹介するのは、米国の時計ブランド、タイメックスが誇る名作の復刻版です。「アイアンマン 8LAP」は、1986年に発売された銘機の復刻モデル。オリジナルモデルは、1993年に米国のクリントン大統領（当時）が就任式で着用したことでも知られています。「20世紀末の米国らしさ」を象徴する1本だと言えるでしょう。

タイメックス「TW5M54300」（出典：Amazon）

　本機は2000年代以降に度々復刻がなされ、現行モデルは「3度目の復刻」となります。今回の復刻の特色は「リアルな再現性」。文字装飾も含め、80年代のオリジナルモデルの外観を忠実に再現しています。

タイメックス アイアンマン 8LAP

　構造面では樹脂素材を多用しつつ、円形のケース形状やヒンジ式のバンド構造など、アナログ腕時計からの要素を継承している点にも注目です。ケース厚は薄型で、ケース径も約39mmと小型。老若男女を問わず、違和感なく着用できる構造とサイズ感となっています。

　現行の復刻モデルは多様なカラーバリエーションがそろっていますが、特におすすめなのが「ブラック＆オレンジ」の仕様。「80年代らしいポップさ」に溢れたカラーリングで、カジュアルな着こなしだけでなく、水泳やランニングなどのスポーツのお供にも好適です。ケースとバンド素材は樹脂。100m防水です。駆動方式はバッテリー式クォーツです。

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「伝統のスタイル」と「最新の機能＆デザイン」との融合　カシオ G-SHOCK GW-B5600BC-1BJF

　国産デジタル腕時計を代表する「G-SHOCK」からは、シリーズ伝統のスタイルと、最新機能が融合した1本をピックアップします。

カシオ「GW-B5600BC-1BJF」（出典：Amazon）

　「GW-B5600BC-1BJF」は、シリーズの初代モデルからの伝統となる「角型のスタイル」を継承しつつ、統一感のあるブラックの外観に仕上げたモデル。歴代のモデルに採用されてきた、文字盤面の装飾的要素を廃止。すっきりとした外観となり、現代的な表情が加わりました。樹脂とメタルパーツで構成されたブレスレットも見どころです。

　駆動部には世界6局の電波受信に対応しつつ、Bluetooth通信機能を搭載したソーラーモジュールを採用。専用アプリを介してスマートフォンと連携することで、電波受信が困難な状況下でも正確な時刻を表示できます。ケース径は約43mmで、ケース素材は樹脂。20気圧防水です。

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街着との相性も良好な多機能ウォッチ　カシオ プロトレック PRW-35-1AJF

　キャンプやトレッキングなど、アウトドアでの活動が多い人には、カシオの定番ライン「プロトレック」の新モデルをおすすめします。

カシオ「PRW-35-1AJF」（出典：Amazon）

　「PRW-35-1AJF」は、シリーズ伝統の「トリプルセンサー」（方位、気圧＆高度、気温）に加え、視認性に優れた液晶パネルを採用した1本です。文字盤は大きな時刻表示部が特徴。太字フォントの採用と相まって、優れた視認性を確保しています。アウトドアシーン以外にも旅行のお供や、自転車やバイクのツーリングでの活用にも最適です。

カシオ「PRW-35-1AJF」（出典：Amazon）

　過去の製品には「登山向け製品らしい『ギアっぽさ』」のあるモデルが多かった同シリーズですが、本機は円形を基調としたすっきりとしたデザインに進化。ケース径44.6mmという、小型化を果たしたサイズ感も特徴です。街着にもなじみやすく、日常使用との相性も良好な1本です。

　駆動部には、世界6局の電波受信が可能な電波ソーラーモジュールを採用。10気圧防水に対応するなど、日常的な場面での利便性にも配慮されています。ケース・バンドの素材は樹脂、ベゼルの素材はステンレスです。

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北欧発の定番アウトドアウォッチ！　スント コア オールブラック SS014279010

　豊富な計測機能と、シンプルなデザイン性を両立した製品を探している人には、北欧発の老舗ブランドの定番モデルをご紹介します。

スント「SS014279010」（出典：Amazon）

　スント（Suunto）は、20年以上もアウトドアウォッチを製造し続ける、フィンランドの老舗ブランド。「コア」は同ブランドの中核機種で、15年以上も継続販売されているロングセラーモデルです。

スント「SS014279010」（出典：Amazon）

　「コア　オールブラック」は、そんな同モデルの中でも定番となる1本。反転液晶を採用し、ケース・バンドも含めてブラックで統一された外観が印象的。円形を基調としたシンプルなデザインからは、北欧ブランドらしい美意識が感じられます。

　機能の面ではデジタル腕時計としての基本機能に加え、「方位、気圧＆高度、気温」の測定に対応。さらに本機ではシュノーケリングに対応した水深計測機能（水深10mまで）も備え、多彩なアクティビティに活用することが可能です。ケース径は約49mm、ケース素材は複合樹脂です。

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「デジタルウォッチの歴史」を感じる1本！　ハミルトン PSR デジタルクォーツ H52414130

　日常使用に適したファッショナブルな1本を探している人には、「世界初のデジタル腕時計」として知られる製品の復刻モデルをピックアップします。

ハミルトン「H52414130」（出典：Amazon）

　「ハミルトン PSR デジタルクォーツ」は、1970年に発売されて一大センセーションを巻き起こした名作「ハミルトン・パルサー」を、現代の技術でよみがえらせた1本です。

ハミルトン「H52414130」（出典：Amazon）

　本機の外観は、1973年発売の「P2」のデザインを再現。アナログ腕時計の構造を継承した、ステンレス製のケースとブレスレット。ケース前面と風防は独特な形状で、SF映画に登場するプロダクトのような「レトロ感と近未来感」が同居している点が見どころです。

ドット式のLED表示は、見た目にも新鮮な印象（出典：Amazon）

　駆動方式にはバッテリー式クォーツを採用。70年代の旧モデルは（液晶ではなく）LED表示板を使用していましたが、本機では液晶とLEDを併用した新方式の表示板にアップデート。液晶により時刻が常時表示され、3時位置のボタンを押すと、（当時の仕様そのままに）LEDを用いたドット表示に切り替わるという「こだわりの仕様」となっています。ケース径は約41mm。10気圧防水です。風防はサファイアガラス製となっています。

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「スマートウォッチにはないモノ」を！

　本記事では、大人の男性に最適な「デジタル腕時計」の選び方と、おすすめの製品についてご紹介しました。

　「多機能さ」だけを見ると、近年のスマートウォッチに軍配が上がる面があるのも事実です。しかし数十年の歴史に裏付けられたファッション性や専門的な計測機能（方位・気圧＆高度・温度）など、特有の魅力がある製品が存在することも分かりました。「どのような価値を重視するか」から、愛用する1本を選んでいただければと思います。

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