夏の風物詩の1つである「花火大会」。自粛期間が終わり久々に花火を見に行きたいと思っている人も多いはず。関東では今年の夏も「隅田川花火大会」を筆頭に、個性の異なるさまざまな花火大会が開催される予定です。
今回は「この夏関東で開催されるおすすめの花火大会」をピックアップしました。伝統的な花火大会から、レーザーと花火のコラボレーションなど今風の演出を取り入れたものも紹介。気になるところがあれば、夏の思い出作りのためにもぜひ行ってみてください。
フリーライターとして、家電、家具、アニメ等の記事を担当。大学時代から小説や脚本などの創作活動にはまり、脚本では『第33回シナリオS1グランプリ』にて奨励賞を受賞、小説では『自殺が存在しない国』(幻冬舎)を出版。なんでも書ける物書きの万事屋みたいなものを目指して活動中。最近はボクシングをやりはじめ、体重が8kg近く落ちて少し動きやすくなってきました。好きなのものは、アニメ、映画、小説、ボクシング、人間観察。好きな数字は「0」。Twitter:@kirimachannel
毎年のようにテレビ中継され、毎年のように100万人近くの人が見に来る日本最大級の花火大会。約90分の間に約2万発もの花火が打ち上げられ、江戸風情の残る浅草・両国の空を豪華に彩ります。
桜橋〜言問橋の第1会場と駒形橋〜厩橋の第2会場の2カ所で実施されます。特に第1会場では、腕自慢の花火師たちによる花火コンクールが開催され、さまざまな新作花火が登場します。さらに20時5分からは「ピカチュウ花火」も打ち上げられる予定です。
今年は7月29日(土)の開催を予定しており、第1会場は19時から第2会場は19時30分からのスタート。いずれの会場も20時30分をめどに終了する予定です。第1会場の最寄り駅は浅草駅・押上駅・東京スカイツリー駅など、第2会場の最寄り駅は浅草駅・蔵前駅・両国駅です。
4年ぶりの開催となる「第45回足立の花火」。荒川河川敷で行われ、毎年60万人近くの人が集まる大規模な花火大会です。約1時間で約1万5000発の花火が上がります。
プログラムは計5幕で構成されており、幕ごとに趣向の異なる花火・演出が楽しめるのが魅力です。第1幕では3カ所から同時に花火が上がり、幅450mにおよぶ広い範囲が花火で埋めつくされます。ダイナミックな表現に圧倒されること間違いなしです。
第2幕では「和火(わび)」と呼ばれる古風で落ち着きのある花火、第3幕ではまるで白い滝が空に流れているかのように見える「ナイアガラ」が楽しめます。第4幕では第40回から採用されたレーザーと花火のコラボレーション演出が展開され、そして第5幕ではグランドフィナーレとして黄金のしだれ桜が打ち上がり夜空を覆いつくします。
今年は7月22日(土)の開催を予定しており、時間は19時20分〜20時20分までとなっています。最寄り駅は北千住駅・小菅駅・五反野駅・梅島駅などです。
群馬県前橋市の利根川大渡橋河川敷で行われる「第67回前橋花火大会」。約1時間で約1万5000発の花火が打ち上がります。
会場は「敷島緑地 河川敷会場」「日本トーターグリーンドーム前橋」「正田醤油スタジアム群馬」の3カ所に分かれており、会場によって見え方は変わってきます。特に河川敷会場は、打ち上げ場所と距離が近いので視界いっぱいに花火が広がります。
多種多様な花火が打ち上がりますが、中でも大迫力の「ワイドスターマイン」は必見です。幅800mの広範囲を一気に花火が埋めつくし、夜空を七色に彩ります。
今年は8月12日(土)の開催を予定しており、時間は19時〜20時までです。電車で行く場合は、最寄り駅のJR前橋駅からバスかタクシーを利用してください。なお、事故防止の観点からすべての観覧席が事前予約制となっているため、行く予定の人は早めに予約しておきましょう。
ディズニー創立100周年を記念して全国7都市で開催される「ディズニー ミュージック & ファイヤーワークス」。ディズニーの名曲と花火のコラボレーションによるエンターテインメントが楽しめるイベントです。
6月に広島県・7月には山梨県で開催され、9月2日(土)からは茨城県の国営ひたち海浜公園での公演を控えています。広島公演では約1万2000発もの花火がディズニーの夢と魔法に満ちた楽曲にあわせて打ち上げられました。
「トイ・ストーリー」や「ズートピア」「アラジン」「塔の上のラプンツェル」「アナと雪の女王」など誰もが知る名作の楽曲が使用されており、花火はもちろんLEDスクリーンやレーザー演出など多彩な表現によって夢と魔法の世界に観客を誘います。東京ディズニーリゾートの開園40周年記念で用意されたセクションも見どころの1つです。
当日は16時開場・18時30分開演となっています。電車で行く場合は、JR勝田駅からバスに乗り海浜公園西口で降りると、徒歩15分ほどで到着します。なお、公演を見るためにはチケットが必要なので、早めに購入しておきましょう。
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