気候の良くなる秋ごろに、車中泊を予定している方は多いと思います。秋は連休も多く、少しずつ気温が下がって過ごしやすくなるため、車中泊には最適の季節といえます。
今回は、晩夏〜秋ごろの車中泊旅で起こりがちな問題や、それを解決するアイテムや方法について紹介します。秋ごろに車中泊を予定している人は、ぜひチェックしてみてください。
フリーランスライター・編集者。車中泊・バンライフ・キャンピングカー関連、生活・料理関連の記事を複数メディアで執筆中。夫婦でDIYしたバンで「休日バンライフ」として日常的に車中泊をしています。車中泊では車内でパソコン仕事をする他、料理・読書・ゲームをして楽しむ、完全なる「インドア派」。インテリア・ガジェット・ゲームも大好き。
晩夏〜紅葉シーズンの秋、車中泊に行く予定を立てている人も多いと思います。夏休みは川や海などの水辺へ、秋には連休を利用して紅葉を見に行くなど、季節に合わせた「立ち寄り&観光スポット」がたくさんありますよね。
日頃から車中泊旅に出かけている筆者が、この季節に起こりがちな問題とその解決策、おすすめアイテムなどを紹介します。
晩夏〜秋の季節は、車内の温度調節がとても難しい季節です。夏は炎天下に車を停めていると、想像以上に車内温度が上がります。車中泊中に車のエンジンをかけっぱなしにすることは、マナーとしてNG! カーエアコンの使用ができなくなるため、エンジンを止めていても使用可能なアイテムを取り入れる必要があります。
また秋も日中はまだまだ暑く、汗だくになる日も多いです。しかし油断していると朝晩は冷え込み、体調を崩しやすくなります。
そんな季節の車中泊におすすめのアイテムが、充電式の扇風機です。自宅で充電しておけば、ポータブル電源なしでも使うことが可能です。
NIANTONGの「3in1 多機能扇風機」は卓上ファン、吊り下げファン、3脚ファンとして使うことができる扇風機です。3段階の風量調節が可能で、手動ですが上下の角度も調節できます。
暑い日は、車内の空気を循環させるため、扇風機の首を振った状態で少し上に向けて稼働させてみましょう。車内にこもったムワッとした空気を車外に逃がすことで、とても快適に過ごせます。
また、車内で暖房を使用する際にも扇風機は活躍します。弱で扇風機を回して車内の空気を循環させることで、車内の隅々まで暖かくすることができます。
もう1つのおすすめアイテムが、「汗拭きシート」です。車内に汗拭きシートを常備しておくことで、肌の不快感をすぐに解消することができます。花王の「ビオレ冷シート」はメントールを配合しているので、拭き終わった後も清涼感が持続します。
暖房で汗ばんだ体にも使えるので、筆者は1年中、車に汗拭きシートを常備しています。
また秋は、暑さ対策アイテムに合わせて、ストールや電気毛布などを追加するようにしています。特に電気毛布は、車内に置いておいても場所を取らないため、とても便利です。
広電(KODEN)の「電気毛布 しきタイプ VWS402H-D」は、スライド式コントローラーで温度調整ができます。そのため「弱」「中」「強」の3段階だけでなく、中間の温度にも設定可能です。また本体は丸洗いできるので、清潔に保つことができます。実売価格は3000円前後です。
晩夏〜秋は虫が大量に発生するため、虫対策が必須となります。筆者は虫が苦手なので、虫対策アイテムをいくつか用意しておき、併用するようにしています。
筆者が今年初めて取り入れたのが「電撃殺虫器」です。車のドア付近に吊り下げておくだけで殺虫してくれます。
Jeriseの「電撃殺虫器」は充電式なので、置きたい場所に設置することが可能。バッテリーは2000mAhと大容量で、使用時間は10時間と長いのもうれしいポイントです。実売価格は1000〜2000円前後とお手頃なので、気になる方はチェックしてみてください。
電撃殺虫器との併用におすすめなのが、「ウインドウバグネット」です。ウインドウバグネットは、車の窓やドアに取り付ける網戸のようなもので、細かい網目で車内に虫が入るのを防ぎます。
網戸などで車外の空気を取り込みながら虫対策がしたい、という人に特におすすめです。
秋はシルバーウィークや紅葉シーズンなどに合わせて車中泊旅に出かける人が多いと思いますが、休暇中は渋滞が発生しやすいです。
筆者も小まめに渋滞情報をチェックしたり、事前に迂回路を調べておいたりしていますが、結局渋滞に巻き込まれてしまうことがあります。
特に子連れの場合は、渋滞を想定しておくとよいでしょう。渋滞に巻き込まれたときに役立つアイテムを、いくつか準備しておきたいですね。
筆者のおすすめは、「ポータブル冷蔵庫」や「クーラーボックス」です。眠気覚ましのコーヒーや栄養ドリンク、子供が好きなジュースなどを冷やしておくと、運転中のちょっとした息抜きや水分補給、眠気対策にも役立ちます。
EENOUR(イーノウ)の「車載冷蔵庫 D10」は容量10Lとコンパクトながら、28Wの定格功率を備えているのでエネルギー効率に優れています。最大でマイナス20度まで冷却できるので、冷凍食品や氷などを長時間保存するのに便利です。
ミニサイズのゼリーやフルーツ、キューブ型のチーズなど、手でつまめるおやつ類を入れておくのもよいですね。公式オンラインストアでの販売価格は、2万9800円(税込)です。
また小さい子供連れの場合は、タブレットやゲーム機などもあると便利です。動画を観たりゲームをしたりして過ごせば、渋滞にはまってしまっても暇つぶしができます。
車中泊旅では、「車内で快適に眠れるかどうか」が非常に重要なポイントとなります。特に睡眠時に使用するマットレスは、出し惜しみせずに上質なものを選びたいところです。厚み・硬さのあるマットレスを選べば、車内でも快適に安眠できます。
FIELDOOR(フィールドア)の「車中泊マット」は、大型の二重バルブを搭載しているので、空気の出し入れが非常にスムーズです。丸めて収納できるので、車内に置いておいても邪魔にならないでしょう。
シートをフルフラットにして使う場合は、シートの溝やへこみ部分にタオルなどを敷いて埋めてから、厚みのあるマットレスを敷くのがおすすめです。
また、シュラフ(寝袋)なら、マットレスや毛布といった寝具を個別で選ぶ必要はありません。季節に合わせた素材・厚みの商品を選ぶことも可能ですし、折りたたむこともできるので、収納場所も取りません。
LEEPWEIの「寝袋」は、Amazonの「寝袋」売れ筋ランキングで1位と人気です(2023年8月30日13:00時点)。封筒型なので、頭部を包み込むような立体的なフードが付いており、保温性に優れています。また丸洗いができるので、清潔に保つことができます。実売価格は3000円前後と、お手頃なのもうれしい点です。
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