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車中泊・キャンプに最適な「ポータブルクーラー」4選 小型なのにしっかり冷える高機能モデル 猛暑対策に【2023年7月版】

» 2023年07月27日 15時40分 公開
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 猛烈な暑さが続いています。快適に車中泊をするには、「ポータブルクーラー」が必須アイテムとなっています。

フォト EENOUR スポットクーラー3.0 PA600

 ポータブルクーラーは、車のエンジンを止めた状態でも車内を涼しくすることができます。この数年で、さまざまな特徴を持つ製品が販売され、車中泊などのアウトドアシーンで活躍しています。

 今回は、車中泊を日常的に楽しむ筆者が、夏の車中泊やキャンプにおすすめの「ポータブルクーラー」を紹介します。

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haru.

フリーランスライター・編集者。車中泊・バンライフ・キャンピングカー関連、生活・料理関連の記事を複数メディアで執筆中。夫婦でDIYしたバンで「休日バンライフ」として日常的に車中泊をしています。車中泊では車内でパソコン仕事をする他、料理・読書・ゲームをして楽しむ、完全なる「インドア派」。インテリア・ガジェット・ゲームも大好き。

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ポータブルクーラーは、どんな商品が人気?

 本体が小さめで手軽に持ち運びができる「ポータブルクーラー」。室外機無しで、排気ダクトを窓やドアから出して使うタイプが主流ですが、小型の室外機が付属しているタイプの商品もあります。使用する人の好みや使用頻度、使用シーンに合わせて選ぶことが可能です。

フォト EENOUR スポットクーラー3.0 PA600

 冷却機能が高めのタイプや、AC(交流)・DC(直流)・ソーラーなどのさまざまな方法で給電できるタイプなど、1〜2泊程度の車中泊やキャンプに対応できる商品が人気です。最近では小さめサイズのポータブルクーラーも多数販売されており、選択肢が増えてきている印象です。

 また、この数年で冷却機能が向上し、車内やテント内で朝まで涼しく過ごすことが可能になりました。アウトドアシーン以外でも、自宅の寝室や子供部屋などで使うことができますし、災害時の備えとして用意しておくのもよいでしょう。

 価格は10〜15万円ほどと、少し高価にはなりますが、一度購入すれば数年間の使用が可能ですし、梅雨時期〜秋ごろまでと意外と長く使用できます。車中泊の頻度が高い人ほど、すぐに元が取れるのではないでしょうか。

ポータブルクーラー購入時は、何をチェックすべき?

 ポータブルクーラーを購入する際、どんな商品を選べばよいのでしょうか。購入時に押さえるべきポイントは、主に以下の3つです。

1.どのくらい冷えるのか

 車中泊で使うなら、車内がどのくらい冷えるのかはとても重要なポイント。車内の広さにもよりますが、1〜2畳程度の広さまでを冷やすことができるポータブルクーラーを選ぶのがおすすめです。冷房能力の数値が大きいほどよく冷えますので、製品ごとに数値をチェックしてみてください。

フォト EcoFlow WAVE 2

 また、製品ページにある口コミもよく確認しておきましょう。Youtubeなどにアップされている「製品レビュー動画」などもチェックし、評価の高い製品を選ぶのがよいでしょう。

2.本体の大きさ・重さ

 ポータブルクーラーは、家庭用エアコンと比べると小さめサイズではありますが、実際に車内に置いてみると、どの製品もかなり圧迫感があります。特に、軽バンなど小さめの車両で車中泊をしている人は、車内に寝るためのスペースとポータブルクーラーを設置するスペースを同時に確保できる状態でなければ、寝る場所がなくなってしまいます。

 事前に、製品や設置場所のサイズを確認しておいてください。

3.ポータブル電源無しで使えるか

 ポータブルクーラーには、本体に充電して使えるものや、専用バッテリー付きの商品もあります。そういった商品であれば、ポータブル電源無しでエアコンを稼働することができます。

 ただ、途中で充電が切れたり、専用バッテリーを使い切ってしまうことを想定すると、ポータブル電源も持参しておくのが安心です。

 また、消費電力が低めの商品は長時間の使用が可能ですが、パワーが弱くなればその分車内が冷えにくくなります。「涼しい車内で朝までぐっすり寝たい」という人は、消費電力が高めでも、車内をしっかりと冷やすことができる商品を選びたいですね。

車中泊やキャンプに最適なポータブルクーラーはコレ!

EcoFlow WAVE 2

 EcoFlow (エコフロー)の「WAVE 2」は、今回紹介する製品の中で、唯一冷房だけでなく暖房機能も付いている商品です。閉め切った車内では排気ダクトが必要になりますが、その分しっかりと車内を冷やすことができます。メーカー希望小売価格は14万3000円(税込、以下同)です。

フォト EcoFlow WAVE 2

 WAVE 2は湿度70%以下での冷房使用であれば、排水は不要(暖房使用時は必要)です。専用バッテリーパックを使用することで、最大8時間も稼働することができます。

 最大消費電力は700W。同社製品のポータブル電源「DELTA2」や「DELTA Max」と使用することでDC接続が可能となり、約7〜14時間も使い続けることができます。

 動作音も、おやすみモードの使用で44dBほど。かなり静かなので「音が気になって眠れない」ということもありません。

 ポータブル電源だけでなく、ソーラーパネルやシガーソケットからの給電も可能なので、車中泊中でも電力の心配なく使用することができます。

EENOUR スポットクーラー3.0 PA600

 EENOUR(イーノウ)の「EENOUR ポータブルクーラー3.0 PA600」は、消費電力550Wながら、冷房能力が1.758kWもあります。そのため5〜6畳ほどの広さであっても、そのパワフルさでしっかりと冷やすことが可能です。

フォト EENOUR スポットクーラー3.0 PA600

 冷却スピードも早いので、寝る前に車内の温度を一気に下げる、なんて使い方もできます。さらに冷風・送風・除湿・スリープの4つのモードを搭載し、風量も7段階で設定が可能。温度も16〜31度の間で細かく設定することができます。

 価格はアップしますが、エクストラバッテリー付きのタイプもあります。エクストラバッテリーを使うことで、最大で20時間ほど使えるようになります。

 運転音も42〜56dBとかなり静か。本体は約29.5(幅)×40.5(高さ)×47.5(奥行)cmと大きめサイズなので、車内に設置できるか事前にチェックしておきましょう。

 公式オンラインストアでの販売価格は17万9000円。こちらの製品もEcoFlow WAVE 2と同じく、閉め切った車内で使用する場合は、排気ダクトで屋外に熱を排出する必要があります。

BougeRV ポータブルクーラー 2899BTU

 BougeRV(ボガヴ)の「ポータブルクーラー 2899BTU」は、サイズが約58.5(幅)×33.7(高さ)×23.0(奥行)cmと他製品よりも小さめですが、冷房能力が0.98kWあるので、軽自動車〜ミニバンまで問題なく冷やすことができます。

フォト BougeRV ポータブルクーラー 2899BTU(出典:Amazon

 ストロング・睡眠・冷却・送風の4つのモードを搭載し、操作も簡単です。冷却モードでは、温度と風速を調整することが可能です。

 こちらも閉め切った車内で使用する場合は、排気ダクトが必要。重さは10.5kgと、ポータブルクーラーの中では軽めの設計となっています。本体上部にハンドルも付いているので、手軽に持ち運ぶことができます。販売価格は11万9800円です。

COIZUMI(コイズミ) ポータブルクーラー ラ・クール

 COIZUMI(コイズミ)の「ラ・クール」は、室内機と室外機が分かれているタイプのポータブルクーラー。公式オンラインストアでの販売価格は、室外機込みで13万3650円です。

フォト COIZUMI ポータブルクーラー ラ・クール(出典:Amazon

 発売から10年以上経った現在も、根強い人気のある商品です。使用時には車外に室外機を出す必要がありますが、排気ダクトを接続して窓から車外に出すという手間がないのはうれしい点です。

 室内機と室外機をつなぐホースは1.5mの硬質ウレタン製なので、バックドアの隙間などから車外に出すことが可能。真夏の日中などの使用には向きませんが、「夜に使用して、涼しい車内でぐっすり眠りたい」という人には最適です。

 あらかじめ室外機を車外に取り付けておくのがおすすめですが、車内に収納スペースを確保できるのであれば、車中泊の際、都度車外に出して使用することも可能です。

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