AmazonからFireタブレットの新モデル「Fire HD 10(第13世代)」が発売されました。
Fireタブレットは、Webブラウジングや動画再生などを手元で手軽に楽しめるタブレット型端末です。リーズナブルな価格で手に入ることから、ライトユーザーや初心者におすすめのデバイスとなっています。
今回は、新モデルの「Fire HD 10(第13世代)」とFireタブレットの上位モデル「Fire Max 11」を比較して、それぞれの魅力を検証します。前編では価格やサイズ・重さ、ディスプレイについて見ていきます。
古の「ケータイ雑誌ライター」。フィーチャーフォン時代の終焉とともに、守備範囲をIT・ガジェット・パソコン・AV家電など広範囲に拡大。趣味はゲームとアニメ・仮面ライダー・アメコミ映画などの鑑賞。好きな音楽はクラシックロックとネオアコ。
Fireタブレットは大きく分けて「Fire 7」、「Fire HD 8」、「Fire HD 10」、「Fire HD 10」、「Fire Max 11」の4つの製品に分けられます。モデル名の数字の部分は液晶画面のだいたいの大きさ(インチ)ととらえればよいでしょう。液晶画面のサイズが大きいほど上位のモデルとなります。
Fire HD 10は上から2番目のモデルとなっておりますが、価格は32GBモデルで1万9980円(税込、以下同)、64GBモデルで2万3980円と、最新モデルでありながら高いコストパフォーマンスを誇ります。iPadはもちろん、比較的安価なAndroidタブレットと比べても、10インチクラスの最新モデルではまずありえないほどリーズナブルな価格です。
対する最上位モデルのFire Max 11の価格は64GBモデルが3万4980円、128GBモデルが3万9980円となっています。ストレージ容量が同じ64GBモデルで価格を比較すると、Fire HD 10が2万3980円、Fire Max 11が3万4980円と1万円以上の開きがあります。
手に持っての操作や持ち運びにも影響する本体サイズや重さは、タブレット選びの重要ポイントの一つです。大きさによっては手に持っての操作が安定しませんし、重すぎれば長時間手に持つことは難しく、かばんに入れての持ち運びも苦痛となります。
Fire HD 10のサイズは、246(幅)×165(高さ)×8.6(厚さ)mm。B5用紙(257×182mm)よりも一回り小さいサイズです。座って膝の上にのせて操作するのには苦ではないサイズと言えるでしょう。
Fire Max 11のサイズは、259(幅)×164(高さ)×7.5(厚さ)mmです。ディスプレイサイズが一回り大きいながらも、ベゼル部分を小さくすることで小サイズ化を実現。厚さも全モデル中最薄を実現している点は注目すべきところです。
重さはFire HD 10が434g、Fire Max 11が490gと56gの差があります。平均的なスマホの重量は200g以下なので、どちらも少なくともスマホ2台分以上の重さがあります。どちらのモデルも手に持っての操作より、据え置いての操作がおすすめと言えるでしょう。
Fire HD 10とFire Max 11の違いで最も注目すべきポイントがディスプレイです。サイズだけではなく解像度も異なるので、自分の利用したいシーンを想定しながら確認しておきましょう。
Fire HD 10のディスプレイサイズは10.1インチ、A5サイズ程度の大きさです。Fire Max 11は11インチで一回り大きいサイズです。少しでも大きな画面で動画視聴やWebサイトの閲覧をしたいのであれば、Fire Max 11を選ぶ形になるでしょう。
解像度に関しては、Fire HD 10が1920×1200ピクセル、Fire Max 11が2000×1200ピクセルとなっています。少しでも多くの情報を画面に表示させたい場合も、やはりFire Max 11がおすすめとなります。
【後編はこちら】後編ではストレージやカメラ、オーディオ機能についてチェックしています。
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