テレビ番組の視聴者数が減少する一方、YouTubeなどの動画共有サービスや、アマゾンプライムビデオ(Amazon Prime Video)やNetflixなど、見放題の動画配信サービスの利用者数は増加する一方です。
自宅に設置するテレビも、動画共有サービス・動画配信サービスの視聴に対応したものが続々と登場しており「テレビでネットの動画を見る」というスタイルは当たり前のものとなっています。
今回は、ネット動画を視聴できるテレビの中でも、高いコストパフォーマンスが魅力の「FUNAI Fire TV搭載スマートテレビ」の2023年モデルの特徴について紹介します。後編では進化したリモコンや対応するストリーミングサービス、その他の機能について見ていきます。
古の「ケータイ雑誌ライター」。フィーチャーフォン時代の終焉とともに、守備範囲をIT・ガジェット・パソコン・AV家電など広範囲に拡大。趣味はゲームとアニメ・仮面ライダー・アメコミ映画などの鑑賞。好きな音楽はクラシックロックとネオアコ。
リモコンは前モデルから大きく改善されたポイントのひとつ。リモコン本体のサイズとボタンのサイズを見直し、各ボタン上の印刷文字を大きくするなど 、誰でも見やすく、使いやすいリモコンへと改善されています。
入力の切り替えや録画一覧の表示など、テレビの操作ボタンをすぐに見つけて押すことができるよう最適な位置に配置。「TVer」や「ABEMA」など、人気上昇中の動画配信サービスをワンプッシュで視聴できるボタンも追加されています。
従来通り、リモコン上のAlexaボタンを押して話しかければ、音声で手軽にコンテンツを検索したり動画の再生・停止やアプリの起動など各種操作をしたりできます。コンテンツ検索はタイトル名やジャンル名のほか、お気に入りの俳優の名前でも検索が可能です。
対応する動画サービスは、アマゾンプライムビデオ(Amazon Prime Video)、YouTube、Netflix、ディズニープラス、Hulu、ABEMA、DAZN、TVerなどの人気サービスを網羅。さらにアマゾンミュージック(Amazon Music)を使って、最新楽曲やプレイリストの再生も可能です。
主なサービスはあらかじめアプリとしてインストールされており、すぐに視聴を始めることが可能です。ただし、インストールされているアプリでも、サービスやプランによっては契約、利用料金の支払いが必要となります。
アプリの追加により利用できるサービスを増やすことも可能です。簡単なゲームやファイルマネージャーのようなツール類も用意されています。無料のゲームもあるので、暇な時に遊んでみるのも良いでしょう。
Fire TVでは家族ひとりひとりの「プロフィール」を作成することにより、プロフィールごとにパーソナライズされたコンテンツを楽しむことができます。プロフィールは6つまで作成可能です。
プロフィールごとにホーム画面がカスタマイズされたり視聴履歴が保存されたりするので、それぞれが見ていたドラマの続きやおすすめコンテンツ、ウォッチリストなどに簡単にアクセスできます。
また「Miracast」や「AirPlay」に対応しているので、対応するスマホやiPhone、iPadなどのコンテンツをミラーリングし、テレビの大画面に共有して家族みんなで楽しむこともできます。
そのほか、スマートスピーカー「Amazon Echo」シリーズ(別売)と一緒に使うことで、テレビのオン・オフ、チャンネルやボリュームの変更、コンテンツの再生操作などが「Amazon Echo」経由でも行えます。リモコンが見当たらない時も慌てずすみます。キッチンで手が離せない時などに操作できるのも便利なポイントです。
【前編はこちら】前編ではサイズ展開と価格、通常のテレビとして使う際に気になる画質や録画機能についてチェックしています。
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