新型の発売が間近に迫るPlayStation 5(PS5)ですが、内蔵SSDを増設して容量を増やせることをご存知でしょうか。
SSDを増設することで、より多くのゲームソフトやアプリケーションなどのデータを保存できるようになりますが、増設にあたっていくつか注意点があります。PS5に対応したSSDを選ばなければいけないのはもちろんですが、忘れがちなのがヒートシンクの取り付けです。
公式サポートページでも、ヒートシンクや熱伝導シートなどの放熱機構なしでSSDを増設しないように注意が呼び掛けられています。元からヒートシンクが付属したSSDもありますが、そうでない場合は後付けのヒートシンクを購入して取り付けるようにしましょう。
ここでは、PS5の増設用SSDにおすすめのヒートシンク3選を紹介します。商品選びの参考にしてみてください!
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PS5の増設スロットに対応するM.2接続のNVMe SSDは、高速な転送速度など性能が高い分、発熱しやすいという問題があります。ヒートシンクを付けることで放熱性を向上し、熱のダメージからSSDを守ることができます。
PS5のSSDに対応するヒートシンクには、主にPS5専用設計タイプと汎用タイプの2種類があります。
専用設計タイプは、専用なのでヒートシンクのサイズが適合するかどうかを確認する必要がなく、設計がPS5に最適化されているので放熱部の面積も有利になりやすいというメリットがあります。一方、PS5で使っていたSSDを他のデバイスに流用する場合に、ヒートシンクが使えなくなるというデメリットがあります。
その点、汎用タイプは他のデバイスでもヒートシンクごとそのまま使える可能性がありますが、専用設計品と比べると放熱部の面積で不利になる場合があります。またSSDにヒートシンクを取り付けた際のサイズが、PS5増設用SSDの要件である横幅25mm以下、厚さ11.25mm以下になるかを確認しなければなりません。
基本的にはサイズ確認が不要で放熱部の面積で有利な専用設計タイプがおすすめです。ここでは専用設計タイプのヒートシンクを紹介していきます。
ElecGear「EL-P5C」は、PS5のSSDスロット専用に設計されたヒートシンクです。専用設計されたアルミニウムの筐体はSSDスロットカバーの代わりになるだけでなく、SSDスロット自体にもフィットするように作られています。
SSDスロットにフィットする形状のおかげで、「EL-P5C」を取り付ければそのままサーマルパッド越しにSSDにも接触するようになっています。またSSDとの接触部にはニッケルメッキが施された銅製のヒートパイプが埋め込まれており、熱吸収効率を高めています。
GRAUGEAR「G-PS5HS04」は「EL-P5C」と同じようにPS5のSSDスロット専用に設計されたヒートシンクです。こちらのモデルもスロット自体にフィットする形状となっており、カバーとして取り付けるだけでSSDに貼ったサーマルパッドに接触するようになっています。
SSDに貼ったサーマルパッドとの接触部には銅製のヒートパイプが配置され、吸収した熱をヒートシンク全体に伝導する仕組みも「EL-P5C」と同様です。
GLOTRENDS「PS5 ヒートシンク」は「EL-P5C」と同じようにPS5のSSDスロット専用に設計されたヒートシンクです。PS5のSSDスロットのカバー自体を置き換える形で使用し、表面に多数刻まれた溝が表面積を増やすことで放熱をサポートする設計になっています。
内側はSSDスロットの形状に合わせて隆起しており、SSDスロットのカバーとして取り付ければサーマルパッドを貼ったSSDと自然に接地。SSDの熱を吸収・放熱してくれます。
ineo「M13」はユニークな設計が特徴的なPS5専用ヒートシンクです。
筐体内に熱吸収用の銅製ヒートパイプが配置されているのは、これまで紹介した2モデルと同じですが、そのヒートパイプがPS5の空冷ファンの付近まで伸びる形となっています。この形状によってヒートパイプが吸収した熱を逃がすのに空冷ファンも役立つようになっています。
ヒートシンク本体の溝もかなり深く設計されており、高い放熱効果が期待できそうです。深い溝を確保するために厚くなったヒートシンクに対応する本製品専用のSSDスロット用カバーも付属しています。
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