山の絶景は、登った人だけが見られるご褒美です。山が好きな人には、お気に入りのスポットや何度も見たい景色があるのではないでしょうか。他の人のお気に入りスポットを知ることで、行きたいスポットが増えていくのも楽しいですね。
そこで今回は、山好きライターである筆者が、実際に行ったことのある東日本のお気に入り絶景登山スポットを紹介。初心者でも挑戦しやすい山もあるため、ぜひ次に登る山選びの参考にしてみてくださいね!
フリーランスのライター・編集者。元アウトドアショップ店員。富士登山をきっかけにアウトドアにはまり、登山やキャンプ、トレイルランニングなど幅広いアクティビティを一年中楽しんでいます。自身の山体験や、店員時代の接客経験を生かし、リアルで深い内容を発信!リモートワーカーのため、仕事や日常を快適かつ生産的に行うためのガジェット選びも得意です。
「安達太良山(あだたらやま)」は、福島県に位置する標高1728mの山。日本百名山にも選ばれており、火山ならではの無骨で迫力満点の景色が魅力です。
特に「沼ノ平火口」と呼ばれるスポットは、明治33年の大爆発によって誕生した大きな噴火口で、木々がほとんど生えていない、むき出しの山肌や月面のような地形は見応え抜群。自然の壮大さを感じることができます。
ロープウェイがあるため、初心者でも登りやすいのもポイント。また、山頂付近の登山道は広く、ゆったりとしたスペースが広がっているため、景色を楽しみながらのんびりとおやつや昼食をとりながら休憩できるのも魅力です。
安達太良山とロープウェイ山頂駅の往復だけでも十分楽しめますが、体力があり、物足りない人は近隣の鉄山や箕輪山、鬼面山まで足を伸ばし、野池温泉へ下りるルートもおすすめです。
日光白根山は、栃木県と群馬県の県境にある標高2578mの日本百名山です。関東以北では最も標高が高く、独立峰でもあることから、山頂付近は視界が開けており、360度見晴らし抜群。
コバルトブルーに輝く五色沼や、遠くまで連なる山々、近くにそびえる男体山や中禅寺湖など、バリエーション豊かな景色が楽しめ、長時間眺めていても見飽きません。
初夏にはシラネアオイと呼ばれる花が楽しめたり、秋には紅葉狩りが満喫できたりと、季節ごとの見どころがあるのもポイント。季節を変えて登るたびに、新たな発見があります。
標高は高いものの、ロープウェイがあり登りやすいのもうれしいポイント。標高約2000mのロープウェイ山頂駅から山頂までは2時間半ほど。往復5時間弱で楽しめるため、日帰りもしやすいです。日光東照宮や周辺地域の観光のほか、中禅寺湖でのキャンプなどと合わせて楽しむのもおすすめです。
山形県と新潟県の間に位置する日本百名山の一つ、大朝日岳。標高は1871mで、朝日連峰の山々などを眺めながら、開放的で高度感のある稜線歩きが楽しめます。標高は2000mに満たないものの、ハイマツやクマザサなどが広がる高山のような山歩きが満喫できるのも魅力。3000m級のアルプスのような雰囲気を楽しめます。
さらに、アルプスの山々ほど知名度が低いためか、混雑しすぎないのもポイント。マイペースに、静かに山歩きを楽しみたい人におすすめです。
紅葉の名所としても知られており、秋にはカエデやドウダンツツジなどが色づき、華やかな景色が広がります。最短ルートである古寺鉱泉からのコースでも往復10時間弱ほどかかるため、中級者以上向きではありますが、稜線歩きが好きな人にはぜひ一度訪れてほしいスポットです。
早朝にスタートすれば日帰りも可能ですが、大朝日小屋に宿泊するのもおすすめ。景色を楽しみながら、のんびりと食事や仲間とのだんらんが楽しめます。
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