日本発のインナーダウン専業ブランド「TAION(タイオン)」はこのほど、ハイスペックダウン「900FP」シリーズの販売を開始しました。
ここではTAIONの900FPシリーズのすごさについて解説していきます。
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900FPシリーズは「マウンテンハイスペック クルーネック ダウンジャケット」実勢価格1万5950円(税込、以下同)、「マウンテンハイスペッククルーネックダウンベスト」実勢価格9900円、「マウンテンハイスペック アノラック」実勢価格1万9800円、「マウンテンハイスペック ダウンパンツ」実勢価格1万9800円の全4アイテム。
いずれも900フィルパワー、ダウン95%、フェザー5%の超高品質なダウンを封入しています。
ダウンの品質を表す数値で重要なものに「FP(フィルパワー)」とダウンフェザー比があります。
フィルパワーはダウンが持つ“かさの高さ”を表す数値です。この数値が高いほど反発力・復元力が強く、膨らむことでより多くの空気を取り込み、保温性が高くなります。フィルパワーが高ければ少ない量のダウンでも保温性を確保することができ、薄く軽量でも暖かい製品を作ることができます。
ダウンフェザー比は、綿毛状の羽毛であるダウンと、一般的に羽と聞いて思い浮かべるような軸が付いた羽毛であるフェザーの比率を表した数値です。
全体が綿毛状であるダウンのほうが保温性に優れており、ダウン比率が高いほど暖かいアイテムだと言うことができます。フェザーにも通気性を確保したりボリュームを出したりする役割があるため、ダウン100%のものが最高というわけではなく、ダウン90%、フェザー10%ほどが黄金比と言われています。
TAIONはこれまでも、ダウン90%フェザー10%とダウン比率が高いだけでなく、800フィルパワーの高品質なダウンを使用してきました。
しかし900FPシリーズのスペックは、その名の通り900フィルパワーかつダウン95%、フェザー5%。フィルパワーは一般的に700以上あれば十分な品質を備えていると言われていますが、それを大きく上回っています。
800フィルパワーを超えると、寒冷地でも使えるような数値なので街中ではオーバースペックに思えますが、それは通常の厚さや重さで作った場合。900FPシリーズは、フィルパワーの高さを絶対的な暖かさを高めるためだけではなく、薄く軽量なアイテムに仕上げるために生かしているので、インナーダウンとして使えるのはもちろん、街中でも活躍してくれそうです。
実際にマウンテンハイスペック アノラックは、Lサイズで約230gとフード付きのダウンジャケットと思えないほどの軽さとなっています。
ここまで絶対的なスペックについて紹介してきましたが、TAIONらしいコスパの高さも見逃せないポイントです。
900FPシリーズのマウンテンハイスペッククルーネックダウンベストの公式ストア価格は9900円。1万円を切る価格で900フィルパワーのダウンを購入することができます。
また「マウンテンハイスペック クルーネック ダウンジャケット」の公式ストア価格は1万5950円。アウトドアブランドを中心に同様の900FPの商品を探すと、価格は3万円前後。同様のアイテムと比べるとコスパの高さが際立っています。
なかなかお目にかかるのことのない900フィルパワーを超えるダウンですが、TAIONの900FPシリーズなら9900円から体感することができます。
ベスト型のアイテムなどは、インナーダウンとしてアウターを選ばず、取り入れやすいアイテムなので気になった人はチェックしてみてください。
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