寒い冬の車中泊でおすすめのお出かけスポットは、「温泉」です。温泉はさまざまな効能が期待できるだけでなく、体を芯から温めることができるので、寒い季節にぴったり。特に温泉地なら、秘湯を体験したり、複数の温泉をめぐることも可能です。
そこで今回は、車中泊歴5年超の筆者が選ぶ「冬の車中泊におすすめの温泉地」を紹介します。車中泊&温泉好きの人は、ぜひチェックしてみてください。
フリーランスライター・編集者。車中泊・バンライフ・キャンピングカー関連、生活・料理関連の記事を複数メディアで執筆中。夫婦でDIYしたバンで「休日バンライフ」として日常的に車中泊をしています。車中泊では車内でパソコン仕事をする他、料理・読書・ゲームをして楽しむ、完全なる「インドア派」。インテリア・ガジェット・ゲームも大好き。
温泉と聞くと、都心から近い「箱根」を思い浮かべる人が多いと思います。箱根は、かつてから箱根七湯(湯本・塔之沢・堂ヶ島・宮ノ下・底倉・木賀・芦之湯)の温泉地として知られていましたが、現在では17を数える温泉場があり「箱根十七湯」と呼ばれています。
箱根町内には日帰り温泉施設が豊富にありますが、日帰り入浴が可能な旅館やホテルも多数あります。日帰りなら、有名ホテルの温泉も格安で利用できるのでおすすめです。
筆者のおすすめは、箱根登山電車の強羅駅から徒歩5分の場所にあるホテル「箱根 ゆとわ」。予約不要で日帰り利用が可能で、13時〜19時まで施設に滞在することができます。
館内には温泉だけでなく、ゆっくりくつろげる「スパラウンジ」や、足湯につかることができる「ナカニワ」、フリードリンク&読書も可能な「ライブラリーラウンジ」もあり、こちらの施設も日帰りでの利用が可能です。
料金は平日1名1500円(税込、以下同)、土日祝日は1800円。バスタオル・フェイスタオルのレンタルや館内施設の利用料も含まれます。
温泉好きの人におすすめの温泉地といえば、群馬県にある「草津」。日本三名泉の1つである草津温泉には、シンボルともいえる湯畑があり、毎分4000Lの温泉が湧き出て、常に湯煙を舞い上げています。
湯畑周辺には飲食店や土産店、宿泊施設、日帰り温泉、足湯もあります。観光やグルメを楽しみながら、温泉を堪能することが可能です。
また草津には、無料で利用できる公衆浴場がいくつかあります。もちろん、この公衆浴場も源泉かけ流しの温泉。筆者のおすすめは、湯畑近くにある「白旗の湯」です。
公衆浴場には洗い場はありませんが、草津で源泉かけ流しの温泉をじっくりと堪能するのに最適です。地元の人だけでなく、温泉好きの旅人にも古くから愛されています。
「那須高原」も、車中泊におすすめの温泉地です。温泉だけでなく、飲食店やカフェ、牧場、サファリパークなど、観光スポットも多数あります。「鹿の湯」の源泉発見後、1300年以上も続く歴史を持つ那須温泉には、数多くの温泉があり、効能・泉質の異なる温泉の湯めぐりを楽しむことが可能です。
共同浴場の「鹿の湯」は、温泉地発見において日本で32番目に古く、栃木県内では塩原、日光を抑えて最古だそうです。古い歴史を持つ日本の名湯として、全国的に有名な温泉です。
筆者が訪れた日も、平日ながら全国から多くの人が鹿の湯の温泉を堪能していました。48度〜38度の浴槽まであり、好みの温度の浴槽を選んで入浴することが可能です。料金は大人500円、小人(小学生)300円。洗い場はありませんが、源泉かけ流しの温泉を楽しみたい人に、特におすすめです。
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