年末年始の冬休みシーズンに入ると、やっと一息つける人が多いのではないでしょうか。普段はなかなかゆっくりアニメを観る時間が取れない人も、休みのうちに一気見してその世界に浸りたいですよね。
今回は、「Amazonプライム」で一気見できる「2023年秋アニメ」を紹介します。
エンタメ全般が好きなライターです。ドラマや映画、アニメなど日本の作品が得意ですが、色々な国の作品も観ます。特に演技に注目して作品を観たり、記事を書いたりしています。
また、目標にしていた海外での生活も実現中。数年間は日本と海外での生活を楽しみつつ、現地のエンタメに触れるのが目標です。
『薬屋のひとりごと』はライトノベル原作、2人の漫画家によってコミカライズされている作品です。現在月刊誌2誌でそれぞれ漫画連載中という異例の話題作が、アニメ化されました。
物語の舞台は、国の帝の妃たちが住む後宮。薬草や毒の調合に興味津々で、毒味役として後宮に仕える少女・猫猫(マオマオ)が主人公です。さまざまな事件を解決する謎解きエンターテイメントでありながら、猫猫と後宮の人々の人間模様が楽しめます。
薬と毒好きなだけでなく、そこから謎解きもできてしまう頭脳の持ち主で、好奇心と正義感が強い猫猫を悠木碧さんが演じています。さらに、後宮で強い権力を持つ美形の宦官(かんがん)で、猫猫の鋭い観察眼と豊富な知識を買っている壬氏(じんし)を大塚剛央さんが担当しています。
一度見始めると、次へ次へと話数を進めてしまいたくなるストーリー。謎解きを軸にしながらも、随所にあるコメディ要素も見どころです。2クールにわたり放送されるので、すでに放送が終了している話数まで追いついてしまえば、年明け2024年も引き続き楽しめます。
『坂本ですが?』などで知られる佐野菜見さんの漫画が原作の『ミギとダリ』。漫画は全7巻で、すでに完結しています。時代設定は1990年2月、神戸市にあるオリゴン村という小さな町が舞台です。オリゴン村はアメリカ郊外をイメージして造られた場所で、子供を持たない園山夫婦が児童養護施設で過ごす孤児を引き取るところから物語は始まります。
その孤児は「園山秘鳥」という1人の少年のはずですが、実はその正体は、瓜二つの双子「ミギとダリ」でした。2人は必要に応じて入れ替わって園山夫婦の前に現れ、2人で1人の人物になりきって生活していました。
その目的は、2人の母親を殺した犯人を見つけ、復習をすることなのですが、とにかく声も見た目もほとんど同じ2人が、巧妙に入れ替わる瞬間はシュールで笑いを止めることができません。
双子の弟であるミギを堀江瞬さんが、兄のダリを村瀬歩さんが演じています。よく聞くと2人の違いが声からも分かりますが、本当によく似ていて、息ぴったりな様子はアニメならではの見どころです。
「週刊少年サンデー」(小学館)で連載中の漫画『葬送のフリーレン』(作:山田鐘人、画:アベツカサ)。2021年には「マンガ大賞」の大賞を受賞しており、漫画ファンの間でも人気のある本作が、10月にテレビアニメ化されました。
漫画のストーリーの多くは「魔王を倒しに行くまでの戦いの物語」ですが、『葬送のフリーレン』の物語の始まりは、魔王をすでに倒した“その後”の世界です。勇者とともに魔王を打倒した魔法使い・フリーレンが主人公で、フリーレンは千年以上生きている魔法使いですが、“その後”の世界で新しい人と出会い、旅をしながら成長していきます。
魔法や剣での戦いは漫画ならではの斬新な設定ですが、アニメ化したことによって映像としてより一層リアルに、迫力を伴って視聴者を魅了します。
フリーレンの声を『SPY×FAMILY』のアーニャ役などで知られる種崎敦美さんが務めているほか、フリーレンとともに旅をする魔法使い・フェルンを市ノ瀬加那さん、さらに途中から旅に加わるシュタルクを小林千晃さんが演じています。
2クールにわたってアニメ放送があるので、2024年3月までは毎週の楽しみになりそうです。
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