フリマアプリ「メルカリ」で不用品を売って、お金に換えている人が増えています。メルカリに出品する際、少し強気の値段をつけることがあります。とはいえ、心の中では「値下げしないと売れないだろうな」という気持ちがあり、実際に値下げしてようやく売れることもあります。
しかし中には、初めに設定した価格で売れたケースがあります。今回は、これまでの筆者の出品経験の中で「思った以上に高く売れたもの」を、前編・後編で紹介します。
フリマアプリ・ネットオークションの専門家。2004年、夫が子育てのために会社を辞めたのをきっかけにヤフオク!(当時はヤフー!オークション)を始める。経験を積みながら独自のノウハウを構築。2014年にフリマアプリをスタート。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。また節約や時短が大好きで、安くて便利なアイテムに興味あり。よく利用するのはダイソー。
「スタンレー(STANLEY)」はアメリカのサーマルウェアブランド。そのスチール真空ボトルは、真空断熱技術とスチールの頑強さが高く評価されています。そんなスタンレーの「クラシック真空ボトル」と「クラシックランチボックス」のセットを、10年以上前に購入しました。
真空ボトルの方は使っていたのですが、ランチボックスは一度も出番がないまま倉庫の奥に眠っていました。もう使うことはないだろうと思い、メルカリに出品したところ、6700円で売ることができました。
使っていないので状態は良いものの、10年前のモデルです。レアものでもヴィンテージものでもないので、おそらく値下げをすることになるだろうと思っていたので、6000円以上で売れたことに驚きました。ちなみに新品の実売価格は、8000円前後です。
メルカリには、たくさんの本が出品されています。話題の新刊が出品されることも多く、メルカリで買って、読み終わったらすぐにメルカリに出品する……という人もいるようです。筆者が最近、思った以上に高く売れて驚いたものは、その書籍です。
筆者が欲しかった本は話題の新刊だったので、メルカリでは全て売り切れていました。そのため書店で購入し、読後すぐにメルカリに出品。話題の本ということもあり、定価1870円(税込)の本が1400円で売れました。
「話題の本なんだから、売れるでしょ?」と思うかもしれませんが、このような人気が高い本はメルカリに出品される数も多いのです。そのため、値崩れを起こすこともあります。今回の書籍についても、値下げする可能性が高いと思っていたのですが、そのままの価格で1時間以内に売れました。
書籍は特に、出品するタイミングがとても重要なものの1つです。話題性が薄れたら、一気に相場が下がります。本の出品を考えているなら、早めに読み終えて出品するとよいでしょう。
メルカリに出品する以上、少しでも高く売りたいと誰もが思うでしょう。しかし、価格設定があまりにも相場から離れてしまうと、売れにくくなります。
相場は、メルカリで売り切れになっている商品の価格を参考にします。もちろん、場合によっては強気の値段をつけてもよいと思いますが、相場を確認してから価格を決めた方が売れやすいのは間違いないでしょう。
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